エスデスSIDE
私はハルとの勝負に勝つために山中で3日間くらい粘り、エビルバードの希少種を狩った。
「これで、ハルとの勝負は勝ちだな。」
気分良く帰っていると、私達の集落あたりから、煙が立っているのが見えた。
いやな予感がしたので、急いで帰ってみると集落が壊滅状態だった。
真っ先に私の頭にはハルが浮かんだ。
「ハル!返事して!」
叫びながら、ハルや生きている人を探しているとお父さんが倒れていた。
近くに駆け寄り、生きているか確認したが亡くなっていたので、ハルを探そうと辺りを見渡すと近くにハルが倒れていた。
「ハル!大丈夫?」
私はハルを、抱き上げ返事を待った。
「エス…デス?良かった……死んでなかったな。」
そう言ってハルは気を失った。
ハルSIDE
天井がない。月が見えるって事は夜か。
ん?何か温かいな?エスデスか。
起きたらエスデスがくっついていたので起こすことにした。
「おい。エスデス起きろ。」
「んー。ハル??ハル!体大丈夫?怪我してない?」
「大丈夫だ。とにかく落ち着け。」
エスデスが落ち着くと今回の俺が分かっている事を全て話した。
話し終えると、エスデスは下を向いてしまった。
「ハルは死んだりないよね?」
「当たり前だろ。エスデスを置いて死んだりしねーよ。それに、約束しただろ?」
そう言うとエスデスは笑顔で抱きついてきた。
「そうだったね。ずっと一緒にいてくれるもんね。」
「当たり前だ。エスデス。俺はエスデスのことが好きだ。お前は絶対死なせない。」
そう言って俺もエスデスの背中に手を回した。
「ありがとう。私もハルのこと大好きだよ。」
「やっと口で言ってくれたね。」
エスデスが何か言ったが俺には聞こえなかった。
そして、次の日。
「ハルはこれからどうするの?」
正直まだなにも決めてない。
でも、俺は神様の特典を使いこなせていないのが分かった。だから、修行しようと考えていた。
「俺はまだ弱い、弱すぎる。だから、自分に自信が持てるまで修行しようと思う。」
「それなら、私も一緒について行っていい?」
「分かった。だか、ある時期になったらエスデス一人で帝都に行き士官してくれないか?」
「なぜ、私一人なんだ?ずっと一緒にいるって言ってくれたじゃないか!」
「それにはちゃんと理由がある。でも、今は言えない。理由は帝都に士官してほしい時にちゃんと話す。その時に納得したら頼む。」
「分かった。」
エスデスは渋々頷いてくれた。
こうして、俺達のこれからの予定が決まった。