ハルSIDE
俺は城門を破壊し、向ってくる敵を倒して歩いていた。向かってこず逃げる敵はほっとく事にした。そして、中心に向かって歩いていると北の勇者といわれるヌマ・セイカが目の前に現れた。
「お前が侵入者か!俺が直々に相手をしてやろう!」
来たか。
あっちから現れてくれるとか、探す手間省けたな。
「 トレース オ ン
“――――投影、開始」
俺は投影でゲイボルクを投影した。
俺は特典でクー・フーリンの能力を使えるためこの槍は本物にかぎりなく近いものを投影することができた。
そして、3割くらいの力で戦っていると、相手の動きが鈍くなってきた。
こいつ弱すぎる。
俺達の一族を滅ぼしたから、強いと思っていたが弱いな。
ただの勘違い野郎か。
「弱い。一気に終わらせる。」
「なに?」
俺はいったん相手と距離をとった。
「突き穿つ死翔の槍」
そういって槍を投げると相手の心臓に向かって一直線に飛んでいった。
相手は武器で防ごうとしたが、破壊して心臓を貫いた。
「弱かったな。てか、エスデス遅いな。」
そして俺は北の要塞都市を一時間弱で攻略した。
エスデスSIDE
私はハルとの勝負に負けてしまった。獲物が自分からハルの方に向かったからだ。
そして今、大臣から北方一族を見せしめに酷い仕打ちをしてくれと頼まれていた。
「よし、今から北方一族の仕打ちを始める。」
そう言って始めようとすると
「待てエスデス!それはしなくていい。もう勝負はついた。あとは、帰るだけだ。」
「見せしめをしないとまた、つけあがってくるぞ。」
「向かってきたら潰せばいい。こないなら、する必要はない。それでも、するっていうなら、俺だけ帰る。」
それは駄目だ!
ハルとはこれから絶対離れないと決めている。
仕打ちなんてどうでもいいな。
「私も帝都に戻る。兵達は予防として、一応残っててくれ!」
「「「はい!!」」
そうして、私とハルとわずかの兵達で帝都に戻った。
ハルSIDE
何とか仕打ちなどをさせなくて済んだ。
正直この世界はおかしい。
まず、帝都そのものがクソすぎる。
また、人の命を軽く見すぎる傾向がある。
エスデスにもその傾向は見られる。
俺が小さい時にしっかりと教えてなかったら喜んで拷問とかをやっていただろう。
俺は相手から殺しにかかってこないと、手を出さないつもりでいる。だか、この世界のほとんどの人はイラついたら殺すなど腐った行為を平然と行っている。
「これから、どうするかな?」
俺はこれからのどういうことをするか考えながら帝都に帰った。