東方書館・うつり猫   作:黒岑竜一

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今回は割と自信作です。

注意

・作者
・二次創作
・更新不定期

以上の事が苦手な方はバックしてください。


妹紅とキャンプに行ってみた

「なあ○○、外界ってどうなってるんだ?」

 

彼女のそんな一言から始まった話である。

 

 

ある県のとあるキャンプ場にて

 

「おお、ここが外界か!」

「懐かしいな……」

「そういえば外界育ちだったけ?」

「幻想郷に来たときにこっちで行方不明扱いだったからな」

 

今じゃもう死んだことになっているんだよなぁ、この前紫さんに外界に行かしてもらった時に俺の墓があったもんなぁ……。

 

「ふーん」

 

彼女はここの地に興味深々だ。

 

「ここがきゃんぷじょうという所か」

「まあ、幻想郷にちょっと似たところだな」

「早速、テントをたてるぞ○○!」

 

はしゃぎながらもテントの準備をする、テントは最近幻想入りしてるから妺紅も手慣れている。

……しかし出会った時からサバイバル感満載だったなぁ、うん。

 

 

ちょっと回想

 

「クッ…… 少し手こずったか……」

 

彼女はあの時傷だらけだった。

 

「大丈夫?」

「ん? 見ない顔だな」

「それはともかく、かなり怪我をしているじゃないか!」

「・・・これくらい平気だ」

 

彼女は痛がっているようだが口は平穏を装っている。

 

「とにかく治療しないと」

「……」

 

少しだけだが療法の技は持っている。

暫く治療は続いた。

 

「君には感謝しているよ、痛みが引いた」

「とんでもない、怪我をしている人がいたら助ける、当然の行動だ……」

「私は藤原妹紅、君は?」

 

彼女は笑顔で問いかける。

 

「○○です、この前ここに迷ってしまって……」

「外界の人間か」

「はい」

 

俺はこの後の事も含め正直に答える。

 

「つまり住む所も無いと見ていいかな?」

「……はい」

 

俺の答えに対し彼女は優しく語りかける。

 

「私の家に来ないか?」

 

回想中断

 

「○○-! テント手伝ってくれ!」

「ああ!」

 

あの時の出会いは偶然だったんだろうか……

 

「ここを押さえて……」

「ここをこうか?」

「ああ、ありがとう」

 

テントを建てるにはあまり時間がかからなかった。

 

「さてと、次は……」

「○○!」

 

少々考えていたところ彼女の声が入る。

 

「どうした?」

「川魚がいるぞ!」

 

……丁度いい、次は釣りでもいいな。

 

「釣り竿もあるから釣りでもするか?」

「もちろん!」

「決まりだな」

 

俺はそう言い彼女に釣り竿と餌を渡す。

 

「よぉし見てろ、輝夜との対決で鍛えられた私の腕を!」

 

彼女は自信満々に竿を投げる。

 

「俺もやってみるかな」

 

俺も彼女につられて竿を投げる。

 

40分後……

 

「……なあ、釣れないぞ」

「幻想郷より警戒心が強いからな」

 

彼女の目は明らかに退屈している、俺も幻想郷で慣れてしまったから退屈している、あそこなら10分程度で釣れてしまうからだ。

 

「○○…… まったく釣れないぞ……」

「じゃあ掴み取りにするか?」

 

俺は彼女にその場所を教える。

 

「……面白そうだな!」

「決まりだな」

 

そう言って上げた竿の餌は取られていた。

 

 

「○○! そっち行ったぞ!」

「おう!」

「なかなか難しいな○○……」

 

現在俺たちは苦戦中である、だが待つよりも退屈はしない。

 

「○○、とったzうわっぷ!?」

「妹紅!?」

 

彼女の捕った魚は捕まるまいと体を暴れさせる、その反動で飛び出し彼女の顔にクリーンヒットして彼女は川に全身浸かってしまう。

 

「大丈夫か?」

「下に水着を着ていなかったら死よりも辛かったかもな」

 

そう言って彼女はずぶ濡れになった服を色っぽく脱ぐ。

 

「フフン、どうだ○○、欲情したか?」

 

彼女は多くの戦いによって得たややグラマラスな身体を○○に見せる。

 

「きわどい水着だな……」

「これだと隅々まで鍛えた部分が見えるだろう?」

 

髪をまとめ終えた彼女はボディビルダーの真似をしながら言う、確かに妹紅は幻想郷の中でも配列の良い肉体を持っている。

 

「中々苦労するんだぞ? これはな……」

 

俺は彼女の努力の結晶について熱く語る彼女に耳を傾けながら魚をとる。

 

 

「よし、これだけあれば問題ないだろう」

「すごいな、こんなに捕れるなんて……」

「さあ焼くぞ」

 

俺は彼女に火をつけてもらい(ライターでつけるフリをしながら)魚を焼く。

 

「もうすぐで焼けるぞ」

「いい匂いだな」

 

彼女の言う通り香ばしい匂いが鼻孔をくすぐる。

 

 

「よし! 焼けたし食べるか!」

「空腹だよ○○」

 

お互い魚の串焼きを持つ。

 

「「いただきます」」

 

同時にかぶりつく。

 

「! うまいぞ○○!」

「うん、いい味だ」

 

俺と彼女は同時に笑みをこぼし目が合う。

 

「な、何か恥ずかしいな……」

「俺も少し……」

 

互いに頬を赤らめる。

こうして妹紅との時間を楽しんだ。

 

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「さて、寝ましょうか?」

「……そうだな」

 

そう言うと彼女はいきなり俺の後ろに抱きつく。

 

 

「も、妹紅!?」

「○○はずっと一緒にいてくれる訳じゃないんだ……」

 

泣いているのが背中越しでもわかる。

 

「いきなり何を……」

「だって人間なんだもの、いつか死ぬのはわかってるんだ…… 私は蓬莱人だから老いる事も死ぬこともないんだ」

「……」

「だから、今はこのままにしてくれないか?」

「妹紅」

「!」

 

俺は抱きついた腕に手をそっとのせる。

 

「俺は覚悟が出来てるんですよ……」

「?」

「妹紅とずっと一緒にいる事を」

「ま、まて! それは荷が重すぎるぞ、失うものが多すぎる!」

 

妹紅は俺の『覚悟』が何なのか恐らくわかっているのだろう。

けど、俺はもう退かない。

 

「妹紅がいればそれでいい…… 何百年も生きていられる……」

「○○……」

 

彼女はその言葉を聞いた途端ほっとしたのか抱き締めていた腕を放そうとする、しかし俺は身体を彼女の前に回り抱き締める。

 

「○○!?」

「これから一緒にいることになるけど…… 今はこのままがいい」

「……甘えん坊なんだな」

「どの口が言うんですか……」

 

俺と彼女はお互い笑顔のまま抱き合った。

 

 

END?




今回から徐々に復帰していきます、応援よろしくお願いします!

ちょっとした執筆秘話ですが妹紅と入れるときに「もこう」では出てこないので「まいこう」といれていました、少しPOW!と言ってみたくなる執筆期間でした。
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