・いろいろ残念な人たち
・お風呂と吸血鬼
・作者
・独自の更新ペース
以上が苦手な方は見ないことをお勧めします。
「フラン! お風呂入りなさい!」
フランと俺が遊んでいる時にレミリア様の声が響く。
「いや!」
「駄目よ、それでは威厳がたもてなくなるわ」
「いーもん! そんなうーうー言ってるカリスマはいらないもん!」
「うぅ……」
確かに最近のレミリア様を見れば説得力ないもんな。
「……フラン!」
「ひぅ!」
レミリア様が拳を握り怒鳴りつける、打たれると思っていたフランは弱弱しい声を出し涙目になっていた。
「グスッ……」
「……」
そんな顔をされてはさすがのレミリア様も拳を下す。
「……わかったわ、それなら好きな玩具を入れて良いなら文句ないでしょう?」
「うん!」
レミリア様もあの顔には負けますよね。
「じゃあ入ってくる!」
「入ったら咲夜を呼んで言いなさいね」
「はーい」
咲夜さんを? 何で?
数分後
「ふぅ、コレで最後かな?」
俺はフランがお風呂に入ってる間にオモチャやぬいぐるみを片付ける、今度フランにも掃除を教えとかないとな
「背後に失礼します、○○さん」
「ぬぉ!? さ、咲夜さん?……」
不意に背後に現れた完全で瀟洒なメイド長、しかしふり向きたいけど振り向けない、理由はわかっている。
「……咲夜さん?」
「はい、何でしょう?」
咲夜さんは『今日もいい天気ですね』と言う時ぐらいに明るく応える。
「その冷たく輝く物騒なモノをしまってはくれないでしょうか?」
「すみません、無理です」
「何故で…… しょうか?」
その時俺の後頭部辺りに衝撃が走り視界が暗くなった。
「フランドールお嬢様の命令でして」
……ここは? なんかくすぐったい。
「ごしごしー♪」
フランの声、くすぐったい感触が下の方へ……
「フラン!?」
「あ、起きた?」
「起きたじゃないよ? 何してんの?」
目の前に全裸のフランがいて突然カタコトになる程に驚く俺。
「体の洗いっこだよ」(モソモソ……)
「そこは大丈夫だから!」
「そう?」
俺は一旦距離をとる。
「じゃあ今度はフランの背中洗って!」
「いやいやさすがにそれは恐れ多いというk……」
「羨ましいッ!……」
「!?」
突然の念の入った暗い声と背中にあった冷たい感触に後ろを向く。
「き、気のせい?」
そこには誰もいない、気のせいだろうか。
「洗って洗って!」
「あ、ああ……」
俺はフランの背中を優しく洗う、洗わないとなにかに殺されそうだった。
「腕ー」
「はいはい」
「羽!」
「ただいま」
「胸ー」
「そこは自分で洗ってください!」
「むー」
こんな感じに洗いっこ?を終わらせ、湯船に入る。
「わーい! ○○と一緒だ!」
「はしゃがないで下さい……」
「ウッウッ……」
窓の方に妙なうめき声がする、ブン屋だろうか? 今度会ったらきつく言っておかないと。
「フランはねいつもは美鈴や小悪魔と入ってるの!」
「咲夜さんやレミリア様とは?」
「お姉様は入ってくれないし、咲夜は凄く体洗ってくるから」
「そうか、じゃあ小悪魔とかと入ればいいんじゃないか?」
「最近は急な用事が入って行けないって咲夜が代わりに入ってたから、○○と入りたかったの!」
「フ、フラン!?」
いきなり抱きついてくるフラン。
「すべすべするー」
「ちょ、くすぐったい!」
俺はフランの頭を撫でながら気配が気になって辺りを確認する。
「やっぱブン屋かな……」
度々気になる視線の元を探すもやはり見つからない。
「フラン、もう出なさいディナーの時間よ」
「あ、お姉様! はーい」
レミリア様の一声でフランはすぐに湯船から出る、やっぱ好きなんだな姉様のこと。
「ふう、何とか乗り切ったな……」
フランが出た後、それっきり視線が無くなった。
やはりブン屋なのだろうか?
俺は風呂から出て服を着る。
「○○!」
「ん?」
無邪気でパジャマ姿のフランがとても眩しい。
「また一緒に入ろう!」
「・・・そうだな、フラン」
俺はフランに対し微笑む。
これが俺が体験した吸血鬼との初入浴の話である。
END
おまけ
文「いつも新聞ありがとうございます、○○さん!」
○○「ああ、それは良いんだが……」
文「何か話でも? もしかして特ダネですかぁ~?」
○○「いや昨日、風呂に入っていたら視線を感じてな…… あれは君じゃないのか?」
文「……昨日はずっと新聞の編集でしたけど?」
○○「……え?」
どうやら肩の重みはしばらく消えないようだ……
今回はフランでした、ん~口調がわからなくてマジでビビりました。
次回は何にしようかな?
追記、報告するのが遅くなりました、どうやらタイトルが入っていないのが有ったので編集しました、まことにすいません。