東方書館・うつり猫   作:黒岑竜一

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注意

・家族ネタ
・作者
・不定期な更新ペース

以上の事が苦手な方はお勧めしません。


アリスと突然の一家団欒

「……アリス、これは?」

 

俺はあたりを見渡すけどアリスしかいない。 いやアリス等しかいないというのが正しいのかな……

 

「……作りすぎちゃった♪」

 

アリスはお茶目さんアピールをしながらもその顔には焦りが見える。

 

「……話を聞こう」

 

 

あれは今から一万四千年前…… いや、3日前の出来事だ(堕天使的説明)

 

 

「なるほどな、つまり夢中になって作っていたらここまでの数になったと……」

「はい……」

 

アリスはしゅんとしながらも答える。

 

「で、どうして皆アリスの顔にそっくりなんだ?」

「それはもちろん、私の子供のような作りにしたからよ」

 

アリスは自慢げに話す。

 

「そうか、しかし人形は操るように出来ているはずだけど?」

「そう! そこが問題なのよ」

「何かあったのか?」

 

アリスは苦笑いを浮かべつつ答える。

 

「実は前に土人形(ゴーレム)を動かす実験をしたの覚えてる?」

「ああ、あのとんでもない事態のなった実験か……」

「それは悪いと思ったわよ」

 

余談、少し前だがアリスが泥棒対策の為にと、土人形の自立実験を行ったときに突然暴走して大変な目になった。

土人形こそ小さくて被害はあまり無かったが、それでも苦労した事件だった。

 

「あれを少し改良して人形の中に入れてみたのよ、そしたらいきなり『ご飯!』って言い出してね、世話の焼ける子供たちができたのよ」

「そうか…… って事はこの惨事の原因は君って事でいいんだな……」

 

 

○○はアリスの家の隣にある自分の実験室を見る、中は散らばった本、壁の落書き、恐らく薬品配合の失敗による爆発の跡、これでは廃墟といっても過言ではないだろう。

 

「い、いや! 私は悪くないわ!」

「子の不始末は親の不始末だろう?」

 

俺はアリスに近づく。

 

「や!」

「ん?」

 

そんな声とともに後ろから服をひっぱられる。

 

「お母さんをいじめちゃダメ!」

 

後ろを振り向くと小っちゃいアリスがそこにはいた

 

「……心配するな、ちょっとお話するだけだからな? 向こうで遊んできなさい」

「ほんと?」

「本当さ」

「じゃあ遊んでくる!」

 

小アリスは庭のほうに駆けて言った

 

「ここじゃあ何だし部屋に戻ろうか?」

「……はい」

 

 

アリスの部屋にて

 

「お父様、お茶です。 お母様も」

「有難う」

「いい子ね」

「当然です」

 

この子も若干違うがアリスの顔をモデルにしているのだろうか、しかしなぜお父様なんだ?

 

「向こうで遊んでらっしゃい」

「はい」

 

しかし髪が長く背は177位か……

 

「アリス、あの子達の可愛さに免じて罰は与えないが…… せめて子供たちの躾を頑張ってくれないか?」

「はい…… 以後気を付けます」

「ときにアリス」

「何?」

「あそこに隠れてるのは誰だい?」

 

俺は積まれている本の山に指をさす。

 

「ああ、出てきなさい。 貴方のパパよ」

 

色々と引っかかる言い方をして呼び出す。

 

「こ、こんにちは!」

 

3人の中では中くらいでアリス似の子供が出てきた。

 

「次女よ」

「そうかよろしくな」

「よ、よろしくお願いします!」

 

アリスは次女を遊びに行くように言った。

 

「まぁこんな感じよ」

「まあよかった、慧音先生に突然アリスから連絡があったって来たからな」

 

俺はとりあえず安堵の溜息を吐く。

 

「じゃあ一緒に育てましょうよ!」

「まあ、少し心配だからな……」

 

俺は彼女の提案を賛成しつつ紅茶を飲む、ふむダージリンか。

 

 

『窓ガラス割っちゃった!』

『どうしましょう……』

『怒られるの怖い……』

 

外から騒がしい声が聞こえる。

 

「……かなり心配だからな」

「……ハイ」

 

これからはちゃんと自分も見ておこうと思う○○だった。

 

END




作者の黒岑です、もう少しで2000人突破ですね! 考えないと……
今回は初めて家族ネタで書いたのでちょっと苦しかったです。
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