東方書館・うつり猫   作:黒岑竜一

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注意

・小町の訛り具合
・不定期更新
・作者

以上の事が苦手な人は見ないことをお勧めします。


小町と昼寝

「ふっ! はっ!」

「元気だねぇ、○○は」

「あ、小町さん」

 

若くのんびりとした声が道場に響く。

振り向くと彼岸花のように赤く綺麗な髪と身の丈以上もある鎌を持つ死神こと小野塚小町が話しかけてきた。

 

「余程、暇なのかねぇ」

「小町さんも暇なんですか?」

「小町でいいよ、あの時みたいにさ」

 

小町は右手を振りながら続ける。

 

「それにもちろんあたいはさb…… ゴホン! 休みの時間なのさ」

「暇を出された訳でもないと?」

「厳しいねぇ、そんなんじゃモテないよ?」

 

小町は○○にちょっかいを出しながら揶揄う。

 

「お茶入れてきますね」

「そんな畏まらなくていいよ○○」

「本来俺が貴方に言う言葉なんですけどね」

 

小町は『それもそうだね』と言いつつふすまを開ける。

 

 

「お茶入れましたよ、って何してるんですか?」

 

俺はお茶をちゃぶ台に置きつつもぞもぞしている小町を見る。

 

「見てのとおり、布団に入ってるのさ♪」

「そりゃあ分かりますけど、人の布団で何してるんですか」

 

呆れる俺を見つつ小町はにへらぁという効果音が似合うほどの笑みを浮かべた。

 

「いやぁ~、○○の布団があったかいもんだからねぇ」

「そりゃあ取り込んで仕舞ったばかりですから」

「それでぇ、つい…… うとうと~っとね♪」

「……」

「黙らんでおくれよ○○」

 

本当にマイペースな人だなぁ。

 

「そうだ! ○○」

「ん?」

 

小町の方を見ると寝転がった小町が布団をポンポンと叩く。

 

「まだ昼ですよ?」

「つまらないこと言わずにさぁ」

 

小町の目は明らかにとろんとしているのがわかる。

 

「昼寝と洒落込もうよ」

「……仕方ないな」

 

俺は小町の寝ている布団の隣に寝転がる。

 

「……お預けかい?」

「まだ、そう言う関係ではないですからね」

「ふーん」

 

小町の目は不満そうだった。

 

「なら、実力行使ってやつだね!」

「な!?」

 

小町は俺の右腕を掴む、不幸にも小町の射程圏内に居たことが捕らえられた原因だろう。

 

「ふふ~ん、一名様ご案内っと!」

「ぬぁっ!? ちょっと!?」

 

掴まれたら死神と人間の関係だ、抜け出すことはほぼ出来なかった。

小町の豊満な胸が俺に当たる。

 

「小町さん、当たっているのですが……」

「当てているのさ♪」

 

その時の小町の顔は世話上手なお姉さんに見えるほど美しかった。

 

「どうだいお姉さん自慢の抱き枕は?」

「抱きつかれてるのは俺の方なんですけどね」

 

以外に小町の力が強い、気絶しそうだ。

 

「気持ちいいだろ? 久々の昼寝はさ」

「……」

 

悪いとは言えない。

 

「ふぁ…… さて、私はこのまま眠らしてもらうよ」

 

つまり俺に選択の余地は無いということだ。

 

「お休み小町」

「フフ…… やっと素直になったねぇ……」

 

小町は気力を振り絞って笑顔で返す。

 

「お休みよ…… ○○」

 

 

この後小町と一緒にめちゃくちゃ映姫様に怒られたのは言うまでもない。

 

 

 

続く?

 

 

おまけ

 

「小町!」

 

「……はい、四季様」

 

「貴方が怒られる理由、わかっていますね?」

 

「仕事をさぼったからでしょうか?」

 

「それもあります」

 

「……ではほかに何が?」

 

「○○さんにお世話になったそうですね?」

 

「……ハイ」

 

「○○さんも大変でしたでしょう、貴方が来たことによって……」

 

「……」

 

「……小町も反省していることですし、○○さんの顔を立てて今回はこれで収めます」

 

「本当ですか?」

 

「はい、○○さんに感謝しなさい」

 

「はい!」

 

「……」(まさか○○さんがわざわざ菓子折り持って謝りに来るとは……)

 

「良い友を持ちましたね、小町」

 

「?」

 

「あと、さぼっていた分の仕事は明日に上乗せしときますね」

 

「ええ!? そんな殺生な……」

 

「せめてそれ位こなしなさい」

 

「助けておくれよぉ、○○~!」

 

……END




今回は小町ですね、近いうちに四季様も書きたいですね。
キャラ指定も気長にお待ちしております。
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