良かったら見て行ってください!
魔法の森、アリスの家にて……
「ん、くあぁぁ……」
体が重い…… 研究疲れかな……
「ゆらゆらー♪」
ん? 違うなぁ…… 金縛りか?
「お姉ちゃんだめだよう、お父さん疲れてるんだから……」
「そうですよ、お姉ちゃんなんだから妹に悪い見本を見せてはいけません!」
騒がしいな…… 何が起きてるんだ?
「良いじゃないの、これがあたしの起こし方よ!」
「……随分元気な起こし方だな、アリサ」
「ひゃうゎ!?」
俺の突然の呼びかけに奇声を上げるアリサ、ちなみにアリサとは中アリス(詳しくは『アリスと突然の一家団欒』を見て下さい)の名前だ大アリスはアリア、小アリスはアリナだ。
「……で、そうかお年玉を貰いにわざわざ研究所まで来たということか」
俺はカレンダーを見て納得する。
「そういう事なんです、すいません朝早くに……」
「いや、早起きは三文の徳と言うから良い事とは思うぞ」
頭を下げて謝るアリアに俺は大丈夫だというハンドサインで返す。
「……しかし夢であってほしかったな」
「?」
俺は部屋の左端を指す。
「……」
「目をそらさない……」
誰がやったかは見当がつく……
「正直にh――」
「お姉ちゃんは悪くないの! 悪いのはアリナなの!」
やはりお姉ちゃん想いのアリナが庇うのか。
「……アリナ、嘘は良くないな」
「……」
アリナは泣きながらも前を向く。
「お姉ちゃん達は私が守るの!」
「アリナぁ……」
「……アリナちゃん」
気が付けばアリサとアリアは涙目になっていた。
「……」
こうなったアリナは強い、まるで昔のアリスそのまんまだ。
「……アリナ」
「はい……」
アリナの目は覚悟していた。
「じゃあ罰として部屋の掃除だ」
「……はい」
「それとアリサ」
「……何よ」
アリサは罪悪交じりの声で応える。
「お姉ちゃんだろ? 手伝いなさい」
「……はい!」
アリサの返事は元気になっていた、やはりここも似ているな……
「アリア、巻き込んで悪かったな」
「いえ……」
「アリスの手伝いをしてきてくれないか? 俺も手伝ってくる」
「はい、わかりましたお父様」
やはり引っかかるなぁ…… あの言い方は。
「さあ掃除でもするか!」
ー◆ー
「あら何か良いことでもあったのアリア?」
「いえ、お母様は何故お父様と付き合っているのですか?」
アリアは野菜を切りながらアリスに何気ない質問をする。
「喰らいボム並みの質問ね」
「そうですか?」
アリスは鍋をかき混ぜながら話をする。
「あの人は私に対して凄い厳しいの、でも警戒するように言った研究ではいつも助けてくれた」
「……」
「私はね、いつもお婿さんが欲しいって思っていたの、強くてカッコよくて面倒見の良いお婿さん」
「それがあの○○さんですか?」
「ええ、いつか言えたら良いなぁって思ってもう2年よ、でも貴方達がいてこのままでもいいかなって思ってね」
「それではダメですよ!」
いきなりアリアは大声で遮る。
「お母様、それは言ってしまわないとダメですよ? 買い物に行ってお気に入りの物が買えなかったかのような感じの気持ちと同じくらいに!」
「そ、そう?」
アリスはアリアの力説に思わず引いてしまう。
「……まさか貴方に怒られるなんてねぇ」
「私は長女なんですよ? これくらい当然です」
~~~
『無茶だ止めたほうがいい!』
『私を誰だと思ってるの? いつかは大魔法使いなる少女よ?」
『だからと言ってだな……』
『それに私は七色の人形遣い、これくらい当然よ!!』
~~~
「……」
「どうかしましたか? 顔がにやけてますよ」
「え!? 嘘!?」
ー◆ー
「さ、気を取り直して……」
「「「あけましておめでとうございます!」」」
互いに一礼をする。
「さあアリア、アリサ、アリナ」
「「「はい!」」」
「元気がいいな、お年玉だ」
俺は三姉妹にそれぞれお年玉を渡す」
「お父様ありがとうございます」
「父さんありがとう!」
「ありがとうございましゅ、パパさん」
パパさん?
まあ去年は色々あったが、今年は平和になってくれ。
「わー! 皿わっちゃた!」
「どうしよう……」
「怪我はない?」
「血が出てるわ! 病院!」
……グッバイ平和な誓い。
END ハッピーニューイヤー!
今回も前回と同じで続きモノです、年末年始は忙しいものですね。
質問、感想もドンと来てください!