東方書館・うつり猫   作:黒岑竜一

4 / 42
追記のお詫び話です。
こてこて?の恋愛モノ?なので苦手な方は遠慮してください。


過保護チックな魔界神と共に

8月某日 

 

日差しの強い早朝で

 

「○○ー! 起きて! 朝だよ! Wake Up!」

「わかった……今起きる……ふあぁ~」

「今日は目玉焼きだよ! 召し上がれ!」

「なんか、すごく黒いんだけど」

「気にしない♪ 気にしない♪」

(元気よすぎるだろ……)

 

なぜ、神綺さんが俺の家にいるかというと……

 

 

 

8月某日

 

少し温度の下がった昼過ぎにて。

 

「アリスちゃんが会いに来てくれないの~」

(また始まったよ……)

 

そう今、俺は神綺さんの話し相手になってあげている

 

いや、実際は捕まった……だって用事が出来たと言ったら、神綺さんが子犬の様な目で「アリスちゃんが、アリスちゃんがぁ~」と泣きながら俺の手を物凄い力で掴んでくるのだから逃げられる訳がない……

 

「ママだってアリスちゃんの事を……」

 

だから黙って、聞くこと以外出来ないのだ

 

「そもそも、ママだってアリスちゃんの事を愛しているのに…… なんで分かってくれないの!」

「アリスも分かっていると思いますよ、ただ神綺さんが少し過保護にも見えてくるんだけど…… 自分ではどう思います?」

「私はアリスちゃんのお布団に入ったり、お風呂入ったり、一日中ギューギューしたりナデナデしたり着せ替えしたりしてるだけよ?」

 

予想した事よりもとんでもなかった

 

「たぶんそれですよ」

「えー 何でよぅ」

「それはアリスも立派な大人なんですから、控えめにしましょうよ」

「それはイヤよ、アリスちゃんは私の子よ! 可愛がるのは当たり前でしょ!」

「いや、そう言う事じゃ無くて…」

「ならいいですよ!! このまま○○の家に住むわ!!」

 

唐突だな、オイ

 

「なんでそうなるんですか神綺さん!」

「だって家にいたって面白く無いんだもん!」

「夢子さんはどうすんですか!?」

「○○の家に泊まりに行くって言ってきたから大丈夫よ」

「最初から泊まるつもりだったの!?」

「だってここにアリスちゃんもくるんだもの、ここにいれば逢えるかもしれないじゃない!」

「……」(もう既に諦めた)

「これからよろしくね○○! あと私の事は神綺で良いからね」

 

こうして神綺さんとの生活が始まったわけです

 

8月某日

とある昼過ぎに

 

「○○ー! 私とちゅーしよう!」

「待ってください神綺さん、話がみえないのですが」

「神綺でいいのに! なんでさん付けするのっ!」

「なんでって言われても……」

 

歳や力が上とは言えない、絶対に

 

「じゃあわかったわ……」

「わかってもらえたんですね」

 

なにもしゃべってないけど……

 

「私が○○と一夜の過ちを犯せばいいのよ! そうすれば一緒に住めるじゃない」

 

何てこと言い出すんだ神綺さんは……

 

「いいじゃない別に、減るものではないでしょう?」

「減りますよ! もういろいろ減りますよ!」

「夜が待ちどうしわね○○!」

「人の話聞いてます!?」

 

        ◆

 

なんやかんやで夜になってしまった

 

「○○―!! 一緒に寝ようね♪」

「いや、一人で寝てくださいよ……」

「むー…… でも、男女水入らずしっぽりって言うじゃない」

 

どこからそんな言葉を覚えてきたのか……

 

「なら、退いちゃおっかなー(ゴソゴソ)」

「……と言いつつ、布団を敷かないでください」

「ならば! とおぉーーっ!!」

 

神綺さんは俺に向かって、雄たけび(?)を上げつつ某ル○ンダイブみたいに飛び込んできた

 

「ちょっ…… し、神綺さん!?」

「○○ちゃ~ん!!」

 

あー、もうル○ンダイブだコレ……

 

「どーん♪」

「おゥフッ!!」

 

当然奇襲により、身体の踏ん張りが利かず、神綺さんと共に布団に落下

 

「さあ、○○~楽しい時間だよ♪」

 

そう言いつつ神綺さんは自らの寝巻を……っと、コレはまずい!

 

「何してるんですか!? だめですよっ!!」

 

俺はそう言って神綺さんの両腕腕をつかむ

 

「ッ……」

 

そうしてると、神綺さんの目から涙が少しこぼれるのをみた

 

「私の……、私の事を……○○はどう見てるの……?」

 

その声は妙に震えていた

 

「どう? って言われても……」

「私は……アリスちゃんに嫌われてて……家族にもちょっと困った顔されてて、私を愛してくれる人はいないと思ってたの……でも、○○は優しくて、カッコよくて、どんな事も……聞いてくれた……」

 

その顔には涙が溢れていて所々布団に落ちていく

 

「だから、私は……○○の事が……」

 

俺はぎゅ……っと、神綺さんに抱きついた

 

「!!」

「神綺さん……、俺は神綺さんの事が好きだ」

「えっ……」

 

神綺さんは驚いたような声を出した。

 

「……この気持ちを伝える勇気が無かったんだ、この関係が壊れるかもしれなかったからだ。でも、やっと言えたんだ……この気持ちを」

「私も、私も……○○の事が……好き」

 

神綺さんの言葉は少し暖かく安らいだような感じだった

 

          ◆

 

あれから数日後

 

「さあ、朝ご飯よ!! ○○食べて」

「これは、パンチがきいてるな……」

 

納豆とコーンフレークおまけに蕎麦だぜ? ヘビー級ボクサーのストレート並だよ

 

「ま、ありがとな……神綺!」

「うん♪」

 

まだ、俺と神綺の生活は始まったばかりである……END?

 

 

 




この話は3年前ぐらいに書いたものです。
ほかにもあるので色々起きた時に載せたいと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。