麦わらの副船長   作:深山 雅

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第84話 伝説の始まり

 海兵から逃げていると、前方に1人の女海兵が現れた。

 

 「ロロノア・ゾロ!!」

 

 誰か、何て解りきってるだろう。たしぎだ。

 因縁(?)があるらしいゾロにこの場は任せ、俺たちは先に進む。サンジが、女に手を出したと怒ってるけど、無視だ無視。引き摺ってった。

 まぁ、あっちは問題無いだろう。むしろ大変なのはこっちの方だ。

 さらに走り続けていると、複数の葉巻を銜えた1人の男が……スモーカーだな、明らかに!

 

 「来たな、『麦わら』のルフィ、小さい方の『紅髪(あかがみ)』』のユアン」

 

 ………………おーい、あいつ今何て言った?

 え、俺もロックオンされてる!? ……そりゃそうか、俺だって賞金首だもんな。しかも3000万ベリー。現在この東の海で俺より高額なのは、船長であるルフィだけ。つまりは、東の海基準ではかなりの大物ってことになる。

 いや、ってかそれ以前に……『あかがみ』言うな!! しかも、誰が『小さい方』だ!!

 

 「お前らを海には行かせねェ!」

 

 スモーカーは自己紹介の後、早々に煙で捕縛しようとしてきた。

 でも、一応自己紹介はする分、何気に親切だな。

 さて、その煙だけど、当然避ける。剃なら難しくなかった。

 

 「このバケモンが!」

 

 狙われなかったサンジが蹴りかかったけど、当然自然系(ロギア)のスモーカーに効くはずがない。その後にルフィが放った(ピストル)も同様だ。

 

 「あいつに物理的な攻撃は効かないって、船で話したろ?」

 

 とはいえ、このままじゃ通してくれなさそうだ。煙を避けることは出来るからあっさり取り押さえられるってことは無いだろうけど、だからって船にまで行けそうかっていうと微妙だ。

 

 「ルフィ、俺が合図したら、もう1回(ピストル)を撃ってくれないか?」

 

 策はある。こう言っちゃ何だけど、さっきからの動きを見ているとスモーカーは能力にかなり頼っている。サンジやルフィの攻撃を避けようともしなかったのがいい例だ。いくらここが東の海だからって、相手の能力が不明な以上は覇気が使えるかもしれないっていう可能性も考えていいはずなのに。特にルフィは、初頭手配額4500万の大物なのに、だ。ある意味では、それは驕りだ。

 

 「何だ、何かするのか?」

 

 「ああ……攻撃が当たるようにしてみる」

 

 俺の速さとヤツの煙の速度を比べて考えてみたけど、出来るはずだ。ただちょっと、ヤツの懐に潜り込めればいい。そのために船からちゃんとアレを持ってきた。

 スモーカーを俺たちで何とかしてしまったら、ドラゴンとの出会いフラグが折れてしまうかもしれないけど、別にいいだろう。どうせドラゴンはルフィに名乗り出ないんだし、恐らくは息子の船出を見送りに来ただけ。それなら陰からこっそりとでもいいはずだ。むしろ、下手に接触してスモーカーに勘ぐられるよりもいいかもしれないとすら思う。

 え? やだなー、別に『小さい方』って言われたのを根に持ってボコりたくなったとか、そういうわけではナイデスヨ?

 

 「じゃ、行くぞ……剃!」

 

 スモーカーが、どうせ俺たちは自分へ攻撃を当てられない、と油断している今がチャンスだ。一気に入り込んで……。

 

 「なっ!?」

 

 ガチャンと手錠を嵌めさせてもらいました。

 

 「!? 海楼石か!」

 

 ルフィ(+俺)の捕縛のために煙状になっていた体が一瞬で元に戻り、スモーカーは事情を察したらしい。

 それに大正解。ほらアレだよ、シェルズタウンで奪ったヤツ。ちゃんと1個持ってきときました。だってスモーカーと出くわすって解ってたし。

 スモーカーが驚いている一瞬の隙に、さらに背後に回りこんで動けないよう押さえた。よし、ちゃんと触れる。

 にしてもコイツ、本当にガタイいいな。うらやまし……いやいや、そんなのどうでもいい。とにかく、少しの間ぐらいなら押さえられそうだ。抵抗が弱い……多分、海楼石のせいで力が抜けてるんだろう。

 

 「来い!」

 

 何で俺がこのまま自分で攻撃しないのかって?

 いやさ……今のスモーカーは俺と手錠に気を取られてるじゃん? だったら、ルフィからは気を逸らしてるわけで……。

 

 「ゴムゴムの~~バズーカ!!」

 

 「カッ!?」

 

 うん、不意打ちに近い一撃なわけだよ。その方が効きそうじゃん。

 にしてもルフィ……わざわざ(ピストル)じゃなくてバズーカを使うなんて……やる気だな。

 当然、いくらスモーカーでもそんな一撃を食らって余裕をぶっこけるわけがない。ぶっ飛ばされた……あ、俺はヒットの瞬間に避けといたから大丈夫。ついでにちゃっかり、スモーカーが背中に背負ってたアレもスッといた。

 うん、俺のスリテクニック、きっとナミにも負けてない! だって小さな頃からやってきたし。

 

 「……お前ら!」

 

 げ、スモーカー、タフだ! ぶっ飛んで激突した家を大破させたけど、その瓦礫の中から立ち上がる……とはいえ、状況は変わらない。あの手錠の鍵を俺が持ってる以上、スモーカーの能力は封じられたままだ。

 当然スモーカーだって鍛えてないわけじゃないだろうけど、海楼石は力を封じるだけでなく、力を奪う。実際、ヤツに掛けるために手錠を取り出した時に俺も触ったけど、全体的な脱力感・倦怠感を感じた。実力はまともに出せないはずだ。加えて、さっきのルフィの一撃も何だかんだ言って結構ダメージになってるっぽい。

 対してこちらは3人。明らかにスモーカーの分が悪い。

 全く、能力1つ封じただけでこうも変わるなんて……改めて、悪魔の実って凄いな。

 

 「おいテメェら、何してんだ!」

 

 あ、ゾロが追いついてきた。VSたしぎは終わったのか。何にせよ、これで4VS1だな……さらにスモーカーが不利になった。けど、まぁ……。

 

 「うし、んじゃ行くか!」

 

 ルフィが仕切り直した。

 そう、俺たちは別にスモーカーを倒したいんじゃない。この町、いや島から出たいだけなんだ。わざわざトドメを刺す必要は無い。

 それに、後方から海兵たちの声が聞こえる。早く行った方がいいかも。

 

 「行かせねェ、と言ったはずだ!」

 

 スモーカーはそれでも戦おうと背中に手を伸ばした……が、その手は何も掴めない。

 

 「あ、ゴメン。これ貰っとくね」

 

 ヤツの背中はすっからかんである。何故なら、俺がさっき海楼石仕込みの十手を奪っといたから……ってか、俺が普通に手に持ってたのに気付かなかったのか? かなり頭に血が上ってるな。

 いや、これ欲しかったんだよ。あの手錠じゃ、かなり使いどころが限られるし。もっと言うなら、相手に掛けるために手にした瞬間、俺にも影響が出てくるんだよ。その点、この十手はスモーカーが使えてるから俺にも使えるだろう。確か、十手の先の方に海楼石を仕込んであるんだっけ?

 それに、2つしかなかったのを今回1つ使っちゃったからってのもある。

 ブチ、と血管が切れた音がしたような気がした……スモーカーから。

 

 「『小さい方』!!」

 

 ……あ、これだけは訂正しとかないと。

 

 「剃!」

 

 俺は再びスモーカーの懐に入り込む。今度はヤツもちゃんと反応したけど、如何せん体が付いて行けてない。

 構えるは、今まさにスモーカーから奪った十手。

 

 「グハッ!!」

 

 思いっきり横なぎに腹を殴りつけました。特に何かの技を使ったわけじゃない、ただただ力の限り振り抜いただけ。でも、この状態ならこれで充分だろう。スモーカーは再び吹っ飛んだ。

 ……原作のローグタウンでは、かなりの強敵として出てたのに……良いトコ無しだな! 俺たちも、あの手錠には気を付けないと。

 いや、それよりも訂正訂正。

 俺は再び瓦礫に埋まったスモーカーをビシッと指差した。ってか、海楼石の手錠が嵌められた状態でルフィのバズーカ+海楼石仕込みの十手での殴打を食らってまだ立ち上がろうと出来るスモーカーは色んな意味で凄いな。

 

 「言っておくことがある。まず第1に、『あかがみ』とか言うなっ! 迷惑だ! ってか、ダダ被りなんだよ! しかも言うに事欠いて、区別のためか何か知らないけど、『小さい方』って何だ!! これが第2!! 最後に第3! もうあの手配書が配られてしまった以上『紅髪』は訂正のしようが無いだろうけど、読み方は変えろ! 俺の希望は『こうはつ』だ!」

 

 ふぅ、すっきりした。

 え? やだなー、別に1番訂正したいポイントが『小さい方』発言だったりなんてシテナイヨ?

 

 「えー、『あかがみ』でいいじゃねぇか! イカスのに!」

 

 ルフィ、お前は黙ってろ! 名前負けはゴメンだし、ヤツと被るのもゴメンなんだ!!

 

 「おいテメェら、そんなこと言ってる場合か!?」

 

 「さっさと行くぞ、海兵どもが来る!」

 

 サンジとゾロは俺たちの発言なんてどうでもいいみたいだ……ふん、どうせ当事者にしか解んないことだよ。けど、ムカつく。

 俺は、W7でサンジの手配書を見たら盛大に笑ってやることを心に決めた。意味が違うけど、少しは気が晴れそうだ。ゾロは……しばらく禁酒させてやる。

 

 

 

 

 けれど、状況はかなり切迫しているみたいだ。

 

 「大佐が……負けた!?」

 

 「待て、海賊ども!!」

 

 心の中でこっそりと2人への報復(逆恨みだけど)を考えていると、ゾロの言う通り海兵たちが押し寄せようとしてきた。……スモーカーがいる時点で予想はしてたけど、バギーのヤツ捕まってるんだろうな。囮にもならなかったか……まぁ、強く生きてくれ。いつか良いことあるよ。多分。

 それはとにかく、数が多い! 人海戦術か!? 何十人いるんだよ!

 けど今は嵐が来ようって時だ、とにかく逃げよう……と思った矢先のことだった。

 

 「突風だァ!!」

 

 正直言って、立っていられないほどの風が急に吹いた。その風のお陰で、迫ってきていた海兵たちが進路とは逆方向に飛ばされる。

 けど、同じ方向に向かっているはずの俺たちは飛ばされなかった。よかった、やつらと距離が出来た。にしてもこれは……明らかに自然な風じゃない。しかも。

 

 「西風……俺たちの船には追い風だな」

 

 体勢を立て直し、まさかと思っていたけど……俺たちの前方数mに、1人の男がいた。黒いフード付きマントを被って、顔にはでかい刺青……え~~~っと……お久し振りですね、ドラゴンさん? あなたやっぱり、風の能力でも持ってたんですか?

 いや、そんなのどうでもいい! 何で!? スモーカー撃退しちゃったから接触は無いかなって思ってたのに!

 

 「何モンだ!」

 

 見るからに怪しい男に、ゾロとサンジが身構えた。ルフィはきょとん顔である。

 ……ドラゴンとルフィが今までに会ったことがあるのかどうかは知らないけど、折角の対面でこの反応……無理も無いか、ルフィはアレが誰だか解ってないんだし。ってか、俺も人のこと言えないんだろうなぁ……。

 

 「待った、2人とも」

 

 取り敢えず、飛び掛りかねない2人を押さえておこう。相手が敵だったらどうするんだ、というような視線に晒されるけどそれは黙殺し、俺はドラゴンに視線を向けた。

 

 「……お久し振りです」

 

 何と言っていいかよく解らなかったから、そう言ってお辞儀してみた……ら、ドラゴンの空気が緩んだ。

 

 「あぁ……10年振りか。大きくなったものだ」

 

 「覚えていて下さったみたいでなにより」

 

 良かった、ちゃんと覚えていてくれてたみたいだ。

 明らかに顔見知り同士と知れる会話に、周囲が目を丸くしたのが解った。

 

 「ユアン……お前、あの刺青のおっさん知ってんのか?」

 

 ルフィの驚きは解る。何しろ、俺たちはずっと一緒だった。互いの交友関係は把握しきっていると言っても過言じゃない……ってか、出航以前はかなり限られたコミュニティに属していたしね。けれどルフィは、あの人に見覚えが無い。困惑するのは当然だろう。けど、それにしたって……。

 お前……自分の親父に、『刺青のおっさん』って……いや、俺もあんまり偉そうなことは言えないけど。

 『刺青のおっさん』発言を受けてドラゴンにちょっと哀愁が漂ったのには、気付かないでおこう。

 

 「あなたほどの人が、どうしてこんなところにまで?」

 

 ドラゴン……革命軍の活動拠点は確か、新世界だったはず。何故東の海のローグタウンにいるのか……答えは解っているけど、聞いてみた。

 ドラゴンは笑った……不敵な笑みってのは、こういうのを言うんだろうか。

 

 「フフ……海賊か……それもいい……」

 

 見送りに来たんだろう……ルフィを。

 

 「……何だか知らねェけど、行っていいんだな?」

 

 当の息子(ルフィ)はよく解ってないみたいだけど。

 

 「男の船出を邪魔する理由はどこにある。行って来い……それがお前のやり方ならな!」

 

 これまで俺と話していたドラゴンだけど、その言葉はルフィに向けられたものだった。自分に言われるとは思ってなかったらしいルフィが驚いてるけど、すぐにいつもの笑顔を浮かべた。

 

 「ししし! 行ってくる!」

 

 ドラゴンが自分の父親だなんて、ルフィには解ってないだろう。けれど、それが自分へ向けられた激励だということは解ったらしい。素直で元気な返事だった。

 行く手を阻む相手ではないということを理解したのだろう、ゾロとサンジも既に構えは解いている。

 

 「行くぞ!」

 

 ルフィの号令と共に走り出し、ドラゴンの脇を抜けて行く……が、俺はこっそり立ち止まった。

 

 「何だ?」

 

 「……結局、名乗り出ないんですか?」

 

 そう、折角ルフィと対面して会話もしたってのに、ドラゴンは名乗り出ないままだ。

 

 「俺が話しちゃってもいいんですか? 伯父さん?」

 

 あの時と同じように、『伯父』と呼んでみた。そしてこれもまたあの時のように、拒絶はされなくて内心ホッとした。

 

 「……いずれまた会うことになるだろう……この海を行くのならば。……お前もそうだろう、恐らくな」

 

 え、それってどういう意味でしょうか?

 疑問が顔に出たらしい。ドラゴンは苦笑していた。

 

 「この海を行けば、いずれ会うことになる。海賊ならば尚更だ」

 

 「…………全力でお断りしたいんですが」

 

 ってか、気付かれてるよ! そりゃそうか、妹の生前の動向ぐらい気にしてるはずだもんな!

 

 「そういえば、あの時の面白3頭身の人は今どうしてますか?」

 

 話を逸らそうそうしよう。

 

 「イワンコフのことか……インペルダウンにいる。だが、逞しく生きていることだろう」

 

 確かに、色んな意味で逞しく生きてるよ。国(?)を作っちゃうぐらいに逞しいよ。何にせよ、情報はゲットだ。

 

 「そうですか。それじゃ、いずれまた……ルフィには誤魔化しときます」

 

 どうせなら、自分から名乗り出た方がいいだろう……結局祖父ちゃんがバラしちゃうんだろうけど。

 

 「……行って来い」

 

 あれ、俺も言ってもらえたよ。何だか嬉しいっていうか、くすぐったいもんだね。

 

 「はい、行ってきます」

 

 ローグタウンとも、これでおさらばだ。

 

 

 

 

 メリー号に戻り、案の定俺はルフィに質問された。あれは誰で、いつ会ったのかって。

 

 「あの人には前に1回、会ったことがあるんだ。あの『可燃ゴミの日』だよ。サボも一緒だった」

 

 言うと、ルフィは嫌そうな顔をした。そりゃそうだ、あれほど嫌な思い出はあるまい。

 

 「あの時か! そりゃ、おれが知らないはずだ!」

 

 あの日はエースとルフィ、サボと俺のペアで行動していた。俺たちが出会った人なんて、ルフィたちには知りようが無い。それは納得してくれたらしい。

 あの人が何者か、ってことについても……何だ、ルフィほど誤魔化しやすいヤツっていないなじゃないか? 『知り合いだ』って言ったら、『知り合いか』って納得してくれた。

 そして、俺たちがそんな話をしている間に、あれが見えてきた。

 そう、グランドラインの入り口を示す『導きの灯』だ。

 航海士(ナミ)が一応船長(ルフィ)に確認を取ってたけど、答えは解りきっている。次の目的地は、いよいよグランドラインだ。

 

 「グランドラインに船を浮かべる進水式でもしようぜ。」

 

 サンジがどこからか樽を持ってきた。

 

 「おれはオールブルーを見付けるため」

 

 サンジが樽に足を乗せ、自身の夢を語った。どこにあるかも解らない、奇跡の海。それを見付けるのは大変だろう。

 

 「おれは海賊王!」

 

 次がルフィ……どうでもいいけど、こういうのって1番手は船長が務めるものなんじゃなかろうか? 誰も気にしてないからいいのか?

 

 「俺は、歴史を作って……世界を見て回るために」

 

 ルフィの隣には俺がいたから、俺もここで足を乗せた。

 第1の目的は歴史……頂上戦争だけど、その後もあるんだよな。その先、というのも見てみたいと思うんだ。1番に思い浮かぶのは『ルフィの海賊王』だけど、流石にそれを口にするのはこっぱずかしい。それならもう1つの願い、この世界には色んな面白そうなものがありそうだし、自由に見て回るのも楽しそうだ。

 

 「おれァ大剣豪に」

 

 ゾロの目的は、ある意味1番明確だ。ヤツが見据えているのは、恐らくミホークだろうから。

 

 「私は世界地図を描くため!」

 

 ナミの夢は、抽象的ではないけど壮大だ……あれ? 俺の後半部分とちょっと被ってないか?

 

 「おれは、勇敢なる海の戦士になるためだ!」

 

 ウソップはやっぱりちょっとビビってるみたいだけど、シロップ村での時よりは自信というか、余裕が見える。聞くと、モージを1発で仕留めたらしい。リッチーは気を逸らしただけみたいだけど。

 一拍の間を置き、全員で樽を思い切り踏み抜いた。ガゴォン、と大きな音が海に響き、次いでそれ以上に大きな叫びが放たれた。

 

 

 「行くぞ! 偉大なる航路(グランドライン)!!」




 ドラゴンは風の能力者なのではないか、という説がありますが、ここではそれを採用しています。確か原作では明記されてはいなかったはずですが。

 今回でにじふぁんに投稿していた分は終了となります。この先は自サイトにて続けていた部分……はっきり言って、文章量が上がってしまってます。

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