文才が欲しい⋯
九話をどうぞ!
時空転移中、ダオスにどのタイミングで到着するのか聞いてみる
「俺達がむこうに着く時って何時頃になるんだ?」
「私達が出発してから一週間後という事にした。そろそろ着くぞ」
ダオスがそう言うと辺り一面が光はじめ、その眩しさにダオス以外の
3人が目を閉じる
しだいに光は落ち着いていき、目を開ける
「さて、着いたぞ」
「ここが⋯」
「う~ん!空気が美味しいわね~」
シンクとネビリムは周りには草原が広がっている。
それ以外は何も無いが、心が安らぐような場所だった
「まあ、小屋以外は何も無いけどな⋯ほら、こっちだ」
そう言い2人を手招きして連れていく。
4人で少し歩くと小屋が見えてきた。
「見えてきただろ、あれが俺の家だ」
「小屋の割には大きいね」
「そういえば使用人がいるとは聞いてたけど⋯どんな人達なのかしら?」
「女の人達だって事は聞いたけど⋯」
2人は毒島に使用人達について聞いてきた
「そうだな⋯全員がネビリムクラスの実力があるぞ」
ネビリムはその事に驚き、シンクはネビリムの実力が分からないため
ハテナマークを浮かべる
そんな事を話しているうちに⋯
「着いたぞ」
小屋に着きドアを開ける
「ただいまー」
毒島がそう言うとリグレット・クイーンが駆け付けた
「ご主人!!」・「ご主人様!!」
「ん、ただいま」
駆け付けた2人は自分達の主を見つけると歓喜の声をあげ、抱きしめた
「はあ~久しぶりのご主人だ////」
「ふふ~、ご主人様♪」
一週間も会えずにいたため、溜まっていたものが爆発してしまう。
その様子に唖然としていたシンクとネビリムが ハッ!となり、声をかける
「ワ、ワルトモ!その人達が使用人さんなの!?」
「いきなり過ぎて一瞬思考が停止したわ⋯」
聞きなれない声が聞こえそちらにを向く
「ご主人、誰だこの2人?」
「誰ですかご主人様?」
その時にスキができ、2人の抱擁から抜け出し息を整える
「ハッー⋯ハッー⋯説明するから、皆をリビングに集めてくれ⋯」
~リビングルーム~
ここには、リグレットとクイーンから説明を受け集った使用人達と、
その主である毒島と一緒に来たシンクとクイーン⋯
連れてきた張本人である毒島と、供に行ったダオスがいる
「それで⋯この方達は誰なのですか?」
いつもの冷静な口調でエルレインが問う
それに続きマーテルが問う
「そうですね。むこうで何があったのですか?」
「少し長くなるがな、実は⋯」
~毒島説明中~
説明が終わると、使用人達は飽きれた様な表情している
「簡単にまとめると新しい女をつくったって事ですか?1人は男ですが⋯」
「女はまだしも男とは⋯ご主人様は節操をもってください!」
「言われても男とは思えないですけどね⋯これが男の娘ですか」
「流石ご主人だな!!」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
上からエルレイン・マーテル・クイーン・リグレットの順に
それぞれの感想を言った。だがアトワイトだけが何も言わない、
不審に思い毒島が声をかける
「アトワイト、どうかしたか?」
するとアトワイトは勢いよく立ち上がりこちらに近づいてくる
「ど、どうした?」
「ご主人様ちょっと⋯」
そう言いながら手を引き、部屋をさろうとする
「ちょっ!アトワイト!?」
「少しだけでいいので来てください⋯」
そして部屋をあとにする⋯いきなりの事であっけにとられ残された者達は
しばらく動けずにいた
~アトワイトの私室~
アトワイトは毒島を私室へと連れてきた、毒島はいきなりの事に
混乱しながらもアトワイトに聞く
「いきなりどうしたんだアトワイト?」
「どうしたか、ですって⋯⋯?」
この時アトワイトの口調が素のものに驚いたがそれ以上に
泣いている事に驚いた⋯
「先程の話の時⋯火口に飛び込んだと聞きました⋯⋯⋯」
「シンクを助けた時か⋯あの時は⋯」
毒島が説明しようとするとアトワイトが大きな声で叫んだ⋯
「もしも貴方が死んだらどうするんですか!!!!」
息をのんだ⋯それほどの迫力で訴えかけてきた⋯⋯⋯
「⋯⋯⋯だがあの時は『分かってます⋯』⋯」
アトワイトは先程のような迫力のある声ではなく、暗い声で答えた
「シンクさん達の命がかかっていたんですよね⋯⋯」
「ああ⋯」
「それでも⋯それでも⋯⋯」
「自分の命を懸けようなんて事しないでください⋯⋯」ポロポロ⋯
弱弱しく訴える声⋯⋯⋯瞳からは大粒の涙が流れる⋯
「その話を聞いた時とても怖くなりました⋯」
「アトワイト⋯」
「貴方は優しくて、強くて、なにより愛しています⋯」
毒島はアトワイトを見つめながら聞く
「でも、だからこそ⋯怖かった⋯!」
「もしかしたら⋯そのまま死んでしまったかもしれない⋯⋯⋯
そんなふうに、もしもの事を考えると震えが止まりません⋯⋯⋯」
自分の肩を抱きながら震えはじめた
「これから先もこんな事があるかもしれない⋯そう思うと
怖くて⋯堪らないんです⋯⋯う、うう⋯グスッ⋯⋯うう⋯⋯⋯」
膝を地面に着け涙を流すアトワイト⋯そんな姿を見て毒島は⋯⋯
「アトワイト⋯」ギュッ!
強く抱きしめた⋯
「ううっ⋯う、グスッ⋯うう⋯ご、ご主人⋯さま⋯ヒック⋯うう⋯」
毒島は優しい声で謝罪をした⋯それは、自分にも訴えているようにも見える⋯
「ごめん⋯ごめんな⋯⋯」
「グスッ⋯う、うう⋯⋯」
「もう、自分の命を軽くみたりしないから⋯」
「もっと、大切にするから⋯」
「う、グスッ⋯くぅっ⋯うう⋯⋯」
アトワイトが落ち着きを取り戻し、数分がたった⋯が
何故かいっこうにこちらを向いてくれない
「あの、アトワイト⋯」
「なんですか⋯」
アトワイトはどこか拗ねたような口調で返事をする
「許してk『許しません』なんでさ⋯」
そういうと、どこか小悪魔の様な笑みで振り返り問う
「許してほしいですか?」
「そりゃあ許してほしいよ⋯」
毒島が答えると⋯
「分かりました⋯許してあげます」
「ほ、ほんt『ただし』?」
アトワイトは少しくちごもりながら言う
「今日は、その⋯」
「い、一緒に寝てくれませんか⋯⋯?///」
急にしおらしくなるアトワイト、そのギャップに思わず ドキッ!となる
「⋯⋯⋯え?」
「あの、だから⋯一緒に、寝てくれませんか?////」
「あ、はい⋯大丈夫です⋯⋯///」
その返事を聞くと頭から湯気でも出ているんじゃないか?と思うほど
顔を赤くした
「ほえっ?///あ、ありがとうございます/////」
「あ、ああ⋯とりあえず、戻るか///」
「そ、そうですね!皆さん心配しているでしょうし///」
そう言い部屋を出ていくと、アトワイトが手を繋いできた
「アトワイト?」
「いまだけでいいので⋯ダメですか?」
不安そうに聞くその様は小動物を連想させる
「⋯⋯いいよ、皆のとこまでな」ニコッ
「はい!!!」
この後、一悶着あったがそれも落ち着き⋯
夜にアトワイトの私室で寝た⋯
やましいことはせず、抱き合いながら、
お互いの温度を確かめる様に眠りについた⋯⋯⋯