俺のPTメンバーがカオス過ぎる   作:セイハラン星人

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このタイミングでマイソロ3にはまってしまったよ


では12話をどうぞ!!!


女を救うは男の役目

 

 

   ドンからギルドの説明を受け分かった事はゲームと変わらず、

 

   ・複数のギルドに入ることはできない

   ・ギルドにはそれぞれの掟が必要

   

   この2つのルールは厳守しなければならない。

   だが、ギルドを抜けた後に入るならば問題はないらしい

 

   初めのほうはすぐにでもギルドを始めようとも思ったが、正直どんな仕事を

   するギルドなのかを考えてもあまり良い案も出ずに保留となった。

   では、何で生計をたてているのかというと、食材は外で捕まえたり採取したり

   していて、その他は毒島が武器や防具を作って売り出し金を儲けている。

   能力の影響で、毒島が作り出すものには何故か加護のようなものが宿る。

   そのせいか注文が殺到してしまった。いまでは値段も上げ売り出すのも1か月に

   一度だけという事になった。

   それでも黒字なので前の生活とあまり変わらない。

   

   自分の時間も多くとれるので、各々が好きなようにすごしている。

   そんななか毒島は新しい宝具を造ったりなど、家の皆とデートをしたりなどを

   している。

 

   ドンとの戦闘を見ていたギルドからの勧誘は全て断っていたが、一部のギルドの

   手伝いなどをするという事をして、信頼を築く事もした。

 

   最近は魔術の研究などもしていて、新たな魔術の創作などをしている。

   だが、ダングレストだけの資料では限界がある、故に毒島は売り出し用の

   武具を幾つか作り、自分が離れていてもいいように準備をしていた。

   今回は同行者がいないので家の皆が心配したがなんとか説得した。

 

   そんな毒島が向かう場所は⋯⋯⋯

 

 

   『学術閉鎖都市アスピオ』である

 

 

 

   

 

    

     ~森林~

 

   

   毒島はアスピオに向かうため、現在森林の中を移動している。

   先人達が築いた道を歩きながら周囲の景色を見て心を癒す⋯⋯⋯

   

   鍛錬や研究で疲れた精神がしだいに癒されていく⋯

 

   道を歩いていると、時折荷物を積んだ馬車や旅人などに会う、声は出さないが

   顔を見た時にどちらとも笑顔で頭を下げ挨拶をする。

   転生前もあまり経験した事のないため、とても新鮮に感じる⋯特にこれといって

   珍しい訳でもないが悪い気分ではない

 

 

     ~草原~

 

 

   森林を抜けた場所は辺り一面が草原で、風が吹くたびに草達が喜ぶ様に揺れる⋯

   それを見ているだけで自然と笑顔になってしまう。

   

   空を見ると日が下がり始めていて雲が赤く染まっていた。

   今日はこのあたりで休もうと思いテントを張ろうとした⋯その時遠くから戦闘の

   ような音が聞こえた。

   魔物なら威嚇して追い返そう、盗賊なら蹴散らそう⋯そう考えていたが、そこに

   いたのは多数の魔物と⋯

   

   長く尖った耳と、その後ろから伸びた房状の触角⋯クリティア族だった。

 

   だが、驚いたのはそこじゃない⋯

 

   青い髪⋯しなやかな脚⋯引き締まったウエストに理想的な胸⋯

 

   男を挑発するかのような服⋯手には自分の身長程の槍を携えている⋯⋯⋯

   

   

   毒島はそんな事を考えながら2つ疑問を抱いた

 

  「彼女はたしか鎧を身に纏っていたはずだ、それと⋯

   『バウル』という『始祖の隷長(エンテレケイア)』がいたはずなのだが⋯」

 

   彼女は鎧を着けておらず、空を見ても『バウル』が見当たらない⋯

   それに魔物の物量に苦戦しているようで動きにキレがない、このままでは

   危険と判断し助けに向かうため、その場所まで飛んだ。

 

   背中にマナで形成した翼を作り飛空した、これは毒島が生み出した魔術の

   1つである。まだ制御が難しく横に行こうとすると遅くなってしまうが、

   直線移動においては走るよりも速い。

   

   どうやら見た感じよりも距離があったらしく着くのに5秒程遅れてしまった。

   

   だが到着した事により2つの疑問はの謎は分かった⋯

   理由は分からないが『バウル』が怪我を負っていて地面で寝ている。

   もう1つは魔物の種類で判断できた、狼の様な魔物が群れていたからだ。

   あのタイプの魔物は他に比べ素早い、そんな相手にあの鎧はただの枷だ⋯⋯

   いや、4~5匹相手ならまだ機能はしただろう⋯

   が、『この数』では枷だ⋯30匹はいると思われる魔物の数⋯

   思わず吹き飛ばてしまったがよかったのだろうか⋯⋯⋯?

 

 

 

   とりあえず、いきなり現れた自分に驚いている彼女を

 

安心させることから始めよう⋯!

 

 

 

 

 

 

side:???

 

 

  数日前にとある話を聞いた⋯

 

   その話に出てきた『武醒魔導器(ボーディブラスティア)』は、普通もの

   より強力な術が行使できるようになるという代物だったが、これを

   聞いた時『ヘルメス式魔導器(ヘルメスしきブラスティア)』ではと

   疑った、少しでも可能性があるなら確認しなければいけない。

 

   どうやらギルドどうしの取り引きの品とされ渡されるようで場所もそんなに

   離れてもいないし時間もある、アイテムなども揃えて万全の準備をした。

 

   当日、取り引きが行われるという場所に来て上空からバウルに乗って

   ヘルメス式魔導器か確認した。

 

   どうやら当たりのようだ、それが分かったと同時に私達は現場を襲撃して破壊

   した⋯これで後は去るだけだというとき、ギルドの1人が放った攻撃がバウルに

   当たってしまった⋯

 

   私は自分を攻めた⋯最後の最後に油断していた自分を攻めた⋯だが、そんな事を

   している間にも傷口から血が溢れ出している⋯なんとか彼らが追ってこない

   場所まで逃げることができた⋯持っているグミ全てを食べさせ包帯で傷を塞ぐ⋯

   

   グミの効果もあり、バウルが寝息をたてながら寝た事を確認して安堵する⋯

 

   だがそれも長くは続かなかった、周囲を警戒していると魔物達が血の匂いに

   引き寄せられ集まりだす⋯倒しても倒しても増え続ける⋯⋯⋯

 

   どれくらいの時間が経ったのだろう⋯こんなにも長い間戦うのは初めてだ⋯⋯

   腕や脚に力を入れても碌に力が出ない⋯

 

   心の中で何度も諦めかけた⋯でも、そのたびに思い出が蘇る⋯

 

   決して良い人生ではなかったかもしれない⋯それでも⋯⋯⋯

 

   私にとっては何よりも大切な宝物だ⋯そう思うと⋯まだ頑張れる⋯⋯!!!

 

 

   でも⋯⋯⋯現実は非常だ⋯⋯⋯⋯

 

   諦めなければなんでもなせる訳じゃない⋯⋯もう⋯立っているのも限界だ⋯⋯⋯

 

 

   魔物達もそれが分かっているのかジリジリと近づいてくる⋯⋯⋯

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

   くやしいな⋯⋯⋯まだ、何も成してない⋯⋯使命だって⋯⋯⋯まだ⋯何も⋯⋯⋯

 

 

 

 

 

   

 

      だから⋯⋯⋯         叶うのなら⋯⋯⋯

 

             もし⋯⋯     

 

                       私達を⋯⋯⋯⋯⋯⋯

  

         誰でもいい⋯⋯⋯     

 

 

 

 

 

 

 

               助けてっ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   涙を流しながら心の中で届かない助けを求めた⋯⋯

 

 

   魔物達がこちらに走ってくる音が聞こえてくる⋯⋯⋯⋯⋯

 

 

   ああ⋯と、諦めた時⋯⋯⋯突如突風が吹き荒れた

 

 

   驚いて目を開けると⋯魔物達だけが吹き飛ばされていた

 

 

   急いで周囲を確認し、空に目を向けると⋯⋯⋯

 

 

 

     「あ⋯⋯」

 

 

   思わず声が出てしまった⋯

 

   

   見るもの全てを惹きつける程の瞳⋯彫刻の様に美しい顔⋯

 

   黒と紫の髪⋯漂わせるオーラに心は惹かれていく⋯なにより⋯⋯⋯

 

   その背に羽ばたかせて銀色の翼が、彼をより美しいものへと進化させている⋯

 

 

   

 

   そんな事を考えていると意識が薄れいき崩れ落ちる⋯

 

   最後に見たものは⋯崩れ落ちた体を優しく抱え上げる彼の姿だった⋯⋯⋯

 

 

   

 

   

   

 

 

 

 

 

         

 

 

   

   

 

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