俺のPTメンバーがカオス過ぎる   作:セイハラン星人

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15話どうぞ!


22歳児

   パスカルと出会ってから今日で2週間が経った⋯

 

   なぜパスカルがこの世界にいるのかは分からない⋯もしかしたら本来いない筈の

 

   俺がこの世界に来てしまったため、原作とのズレが起きたのかもしれない⋯

 

   あくまでも予想なので、絶対という訳ではない。

 

   アスピオに来てからは1日中研究などをする時が増えた、おかげで新しい術も

 

   増えたし、それ以外にも宝具関連が幾つか増えた。

 

   ただ外で鍛錬をしていたのを帝国兵が見ていたようで怪しまれ何度か衝突しが、

 

   最近は鍛錬にも混ざってきたり、飲みにも誘われるようになった⋯⋯

 

   どうやら彼らとの間に信頼関係ができたようだ⋯悪い気分ではない⋯⋯

 

   そういえば⋯使用人達の間で1週間に1度だけアスピオに来るというのが

 

   できていたようで、先週はエルレインとマーテルがきていた。

 

   どうやら週ごとに交替しながら来るようになっているらしい⋯⋯

 

   久しぶりという訳でもないのになんだか懐かしかった。

 

   ただ⋯次の日は腰を痛めまともに動く事すら難しかった⋯⋯⋯

 

 

   

 

   最近創り出しているのは転生前の世界の神話や逸話などに出てくる宝具の

 

   創造だ。

 

   その中でも特に力を入れて創ったのは『ゲイ・ボルグ』と『ガラドボルグ』だ⋯

 

   出来る限り神話に基づいて創造した。『ゲイ・ボルグ』の名前の意味は

 

   『雷の投影』という⋯それを体現するように穂先は雷のようなギザギザの切れ込み

 

   があり、厚い鎧だろうと貫通し、その命中率は基本100%と伝えられてきた。

 

   だが、本当に恐ろしいのは『ゲイ・ボルグ』に備わった2つ能力だ

 

   1つ目:刺さった瞬間に切れ込みが開き、内臓を切り裂く

 

   2つ目:もし外れたならば、穂先が30の鋭い棘に分離して敵に襲い掛かる

 

   聞いただけでも鳥肌ものだ⋯故にそのままを創るのではなく、能力をアレンジた。

 

   1つ目:刺さった瞬間に雷撃が炸裂する

 

   2つ目:もし外れたならば、穂先は30の雷となり敵に降り注ぐ

 

   

   次に『ガラドボルグ』だ、その意味は『硬い稲妻』という⋯

 

   妖精により鍛えられた剣で、特徴は『振るえば刀身が伸びる』というものだ。

 

   『ゲイ・ボルグ』に比べると弱いと思うがそうでもない⋯⋯⋯

 

   伸びた刀身は虹の端から端まで伸び、その一振りで3つの山の頂を切り払った

 

   といわれている。

 

   これにもアレンジを加え、能力を少し変更した⋯どのようにしたかというと、

 

   『その者の筋力や魔力によって伸びる刀身の距離が変化する』

 

   剣を振る時に籠めた力により変化するため、どれほど伸びるかは本人しだいの

 

   宝具である。

 

 

   因みに宝具を創っている場所は地下室だ。

 

 

   

 

   術関連の研究やその他の事は上の部屋でやっている。

 

   術や宝具の実験は『時の部屋』でやっているため、部屋の中はそんなに

 

   広くなくても苦労はしていない⋯食事も中で作ることができる。

 

   それでも今は、前に行ったあの食事処にお世話になっている。

 

   あそこの客は多くはないが決まった人達がいつもいてパスカルも

 

   その1人らしい⋯おかげでよく話すようにもなったし、研究の協力などしあって

 

   いる。

 

   姉のフーリエもいるようで、パスカルの研究の手伝いでお邪魔したときに

 

   挨拶はすませてある。

 

   2人の仲は良好で、風呂に入らないパスカルを叱っている様子は見ていて

 

   微笑ましいものだ。笑いながら見ていると「どうかしたの?」と

 

   聞いてきたので少し茶化してみたら、「そんなんじゃないわよ!//」といい

 

   怒られてしまった。

 

   そんな日々を送っている毒島はいまパスカルの家に呼ばれ、

 

   向かっているさいちゅうである⋯⋯⋯

 

 

 

   

 

 

 

  「突然呼ぶのは勘弁してくれ⋯一応バナナパイを買ってきたがフーリエも

 

   同じ物でよかったかな?」

 

 

   パスカルの好みは知っているがフーリエの好みは聞いておらず知らなかった

 

   姉妹なら好みも似るのだろうか⋯⋯⋯

 

 

   そんな事を考えながら向かうと、思いのほか早く着いた。

 

   ドアを叩き自分が着いたのを知らせる

 

  

  「すみませ~ん」ドンドンッ

 

   中から足音が聞こえ、ドアが開いた

 

「どなたですか?⋯なんだワルトモじゃない。どうしたのよ?」

 

   出てきたのはフーリエだった。それと俺が来る事を知らないようだ⋯

 

  「どうしたって⋯パスカルに呼ばれたんだけど聞いていないのか?」

 

  「⋯⋯とりあえず入りなさいよ。パスカル呼んでくるから」

 

   そう言うとフーリエはパスカルを呼びに二階の研究室に行った。

 

   フーリエの言葉に従い、リビングに行き椅子に座って一息つく⋯⋯

 

   しばらくすると二階から2人が降りてきた

 

  「いや~悪いねワルッチ、呼んだこと忘れてたよ~」

 

   全く悪気のない口調でいい舌を出して「ごめんごめん♪」と誤ってきた。

 

  「ほ~う⋯⋯そういう態度をとるのか~⋯せっかくバナナパイを買ってきたのにな~

 

   どうやらパスカルは要らないようだし⋯フーリエにだけ渡そうかな~」

 

  「あら、バナナパイ買ってきてくれたの?パスカルが要らないならその分も

 

   食べちゃおうかしら?」

 

   フーリエもノッてきたようで、パスカルを更に煽っている

 

  「そんな!?」

 

   どうやらバナナパイの効果は高いようで、先程までの表情が一気に変わり、

 

   肌の色が青ざめてきた

 

  「ごめんなさい!ごめんなさい!ちゃんと謝るからバナナパイだけは

 

   許してよ~~!!!」

 

   その様子が面白くてフーリエと一緒に笑ってしまった。

 

  「分かったから⋯ぷっ⋯許すから3人で食べような」

 

  「そうね、ふふっ!⋯いまお茶淹れてくるから少し待ってて」

 

   フーリエはお茶を淹れに台所に行った。パスカルに視線を向けると、

 

   頬を膨らませて拗ねていた

 

  「どうしたんだパスカル?」

 

  「ワルッチもお姉ちゃんも酷いよ!からかって笑っちゃってさ!

 

   私も怒るぞ~!」

 

   子供の様な事を言いポカポカと叩いてきた⋯なんだか無性に可愛く思え、

 

   頭を撫でてしまった⋯

 

  「ふええ!?どうしたのさワルッチ!?//」

 

  「悪かったよ、からかい過ぎた⋯ごめんな?」

 

   いきなり撫でられた事に驚いたのか少し混乱した様子を見せるパスカル⋯

 

   撫で続けるとゆっくり力が抜けてきて、体をあづけてきた。

 

   このままの体勢だときついので、椅子に座り膝枕の様な体勢をとる

 

  「んん~⋯⋯ふにゃ⋯」

 

  「パスカルは撫でられるのが好きなのか⋯?」

 

  「う~ん⋯どうだろ?昔お姉ちゃんにしてもらったことがあってさ、なんだか

 

   懐かしくてさ⋯⋯それに気持ちいいしね⋯⋯ふみゅ~⋯⋯」

 

  「そうか⋯もう少し続けるか?」

 

  「いいの?⋯じゃあよろしく~!⋯⋯」

 

   

 

 

   

   ~数分後~

 

 

  「なにしてるの⋯2人とも⋯⋯⋯」

 

   フーリエは目の前の光景に驚いた⋯椅子に座った毒島が膝にパスカルの頭を

 

   のせて撫でているのだから

 

  「フーリエお茶淹れてきてくれてありがとう」

 

  「流石お姉ちゃんだね!」

 

  「そんな褒めなくていいわよ~⋯⋯て、そうじゃないのよ!

 

   私がいない間になにがあったのよ!?」

 

   興奮した様子で2人に問いかけるフーリエ。心なしか涙目である

 

  「なにって言われてもな⋯」

 

  「ただ撫でてもらっただけだよ?」

 

   それを聞くとますます興奮していく⋯

 

  「だからどうしたらそうなるのよ!?」

 

  「もう⋯どうしたのさお姉ちゃん⋯⋯はっ!もしかして⋯⋯」

 

  「なによ!」

 

  「お姉ちゃんもなでられたいとか?」

 

   途端に静かになるフーリエ⋯数秒すると顔を赤く染め始めた⋯

 

  「べ、別にそんな訳じゃ!」

 

  「いいからいいから、ワルッチに撫でてもらうの気持ちいいよ?」

 

  「なっ!?だから私は⋯!」

 

  「さあワルッチ!お姉ちゃんを撫でてあげて!!」

 

  「いいのかよ⋯じゃあ⋯⋯」

 

   まだ興奮気味のフーリエを撫で始める⋯

 

  「ちょっ⋯と⋯⋯う⋯くぅ⋯⋯」

 

  「少し落ち着けフーリエ⋯」

 

   いざ始めるとパスカルよりも早く力が抜け始めいく

 

  「あ⋯んん⋯⋯ん⋯⋯⋯はんっ⋯⋯」

 

  「どうだ?落ち着いたか?」

 

   そう言い顔を見ると、目を潤わせ⋯息が絶え絶えなフーリエがいた

 

  「わ⋯ワルトモ⋯⋯も、もう⋯⋯んく⋯」

 

  「っ!?//悪い!!」

 

  「うん?どうしたのワルッチ?」

 

  「あ、いや⋯なんでもない//」

 

  

 

   どことなく漂うフーリエの色気に刺激されたとは言えず、他の事を

 

   考えなんとか静める毒島であった

 

 

  

 

   

 

 

   

 

 

 

   

 

 

   

 

   

     

 

 

  

 

   

 

 

 

   

 

   

 

   

 

 

         




この作品内での『ゲイ・ボルグ』のランクはCです。

『ガラドボルグ』のランクはE~Aです。




そろそろあの宝具も使いたいですね⋯
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