七話⋯どうぞ!!!
毒島とシンクに自分達がどういうとこから来たのかなどを説明し、
これからどうするかを話し合っていた
「シンクはどうする、俺達と来るか?」
「うん、ワルトモと一緒にいたいからね。」
返事を聞くと「分かった」と言い、シンクがPTに加わった
「にしても連絡がこないな⋯」
「ダオスさんだっけ、こっちからはかけたのかい?」
そう言われればしていない事に気づき、ダオスにかける
「ダオス聞いてるか?『ん?おお悪友どうした』どうしたじゃないだろ⋯
どこにいるかが分かりしだい連絡しろと言っただろ『⋯⋯⋯⋯⋯』なにだまってんだ、
『⋯⋯⋯すまん』はあ⋯で、どこにいるんだ?『アクゼリュスという場所にいる』
アクゼリュスか、シンクどこだか分かるか?『まて、シンクとは誰だ?』
ここから東か『無視をするな』⋯俺と一緒に来ることになった男だよ。
『⋯まあいい』場所は分かったから着き次第連絡する。『分かった、ではきるぞ』
あい、またな。⋯」ピッ
ダオスとの話が終わりシンクに目を向ける
「行き先も決まったし、行くか」
「そうだね、行こう」
2人が歩きだし、5時間程の時間がたった。
途中で適度な休息をとりながら進んでいたため、スムーズに進む事ができた。
前を見ると巨大な山があった、どうやら氷山のようで、冷たい冷気が
肌をなぞる。
周囲をマナで暖かくし進んで行くと、辺り一面が氷の場所にでた。
氷で埋め尽くされてせいか風が弱まっている
「ここなら風もこない、休憩にしよう。」
「わ、分かりました⋯少し休みましょう⋯」
シンクはかなり疲労したようで、すぐに座り込んだ
「大丈夫か?」
毒島はシンクに治癒術をかけ、スープを渡した。
「すみません⋯」
「気にするな、俺は先が危険じゃないか確認してくるからゆっくり休め」
そう言いながら頭を撫でる
「はい、ありがとうございます」
シンクとのやりとりを終え、先に進むと2つの分かれ道があり、
その分かれ道は右と左に別れていた⋯⋯⋯⋯
だが、毒島は無意識に左へと進んで行った。
まるで吸い寄せられるような気持ちだった⋯でも行かなきゃいけないと思った⋯
そこは行き止まりで、かなり広い空間があった。
足下には巨大な陣のようなものがあり何かを封印しているようでもある⋯
その陣に手を置き、解析始める⋯10分程で解析は終了した。
この陣は本当に封印のためのものというのが分かると⋯
「いま、解放してやるからな⋯」
そういうと、闇と光のマナを流し込み、封印をといた⋯
すると、眼前の氷が2つに割れ、奥から1人の女性が現れた⋯⋯⋯
雪の様に白い髪、スラリと伸びた脚線美、一度でも見れば忘れられない
美しい顔、白と黒の対極な服が彼女の美しさを更に引き出している⋯⋯⋯
side???
私は生まれたと同時に『失敗作』と言われた⋯
私は『ゲルダ・ネビリム』という存在から作られたレプリカだと教えられた。
だが、不完全な私は廃棄される事を知った。
だから逃げた⋯途中で何度も戦闘になったが、そのたびに倒し進んでいった。
その時に気づいたが、どうやら私は戦うのが好きらしい。
戦っている時は自分の全てをさらけ出せる、その感覚が気持ちいい⋯
何度か戦闘を繰り返すと、自分にも出来ない事があるのに気づいた。
敵の第一・六音素による術を見た時に私もやろうと思った。でも出来なかった。
どうやら私には第一・六音素の2つは使えないようだ⋯その時思った、私が
不完全なのはその2つが使えないからなのでは⋯と
そう思った私は彼らの私に対する意識が薄くさせるために三年間
自分の身を隠した⋯ そして三年たった時に私は第一・六音素を補うべく、
譜術士を襲い、取り入れていった⋯
完全なものとなれば、私を不完全といった奴等も私を認めるはずだ!!!
ただそれだけを思い何度も繰り返した⋯
それから数か月後、私の前にマクガヴァンという奴がきた。
いつものように倒して取り入れてやろうと思っていた⋯だが、今回は
そうもいってられなかった。
自分で言うのもどうかと思うが、私は自分が強いのは分かっていた。
苦戦した事はない、大抵は数回術を行使すれば相手は倒れた。
でもコイツは強かった。いま私が封印されている場所まで戦闘中に移動
させられた、ここは惑星譜術を行使するための力場だったらしく、
見事に封印されてしまった⋯
封印されてからというもの何もできず、ただ時間だけが過ぎていった。
ふと、自分の事を考えてみた。ただ完全になる事だけを思って第一・六音素を
取り込んでいたが、何故に完全になろうとしたのか⋯
度重なる戦闘で、私はその事を忘れていた⋯
私はただ認めてほしかった⋯『ゲルダ・ネビリム』じゃない⋯
『私自身』を認めてほしかった⋯
その事に気づいた時、私は涙を流した⋯認められたくて完全になろうとした、
でも認められるはずもなく、きたのは危険な存在となった私を殺しにくる
兵士達だけ⋯その事実が私の心を締め付けてくる⋯⋯⋯
どのくらいの時が過ぎたのだろう⋯あれ以来、私は人形の様に何も考えず、
ただ外を見ていた⋯⋯⋯封印されているので動く事ができないため、外を見る
という事しかできなかったからだ。
別に、何かがある訳でもない⋯変化のない風景をただ見ていた⋯⋯⋯
だが、どういうことか今日は違うらしい⋯ゆっくりとだがこちらに近づく人影が
見えた。
近づくにつれ見えてくる人影はどうやら男らしい、身長的に青年だと判断できた
やがて、その姿を完全に見ることができた。
その姿を見た途端、私は久々に体が熱くなるのを感じた⋯
だが戦闘の時とは明らかに違う⋯顔が熱くなり、胸が高鳴る⋯目はその姿から
離せずに見つめ続けてしまう⋯⋯⋯
そんな事を思っていると彼は私を封印している譜陣に手を置き、何かを始めた。
何をしているのか分からずその様子をみていると、彼は手をはなして⋯⋯⋯
『いま、解放してやるからな⋯』
と言った⋯⋯⋯何を言っているのか分からず放心していると、彼は第一・六音素を
注ぎ、私の封印を解こうとした⋯体の中に懐かしい感覚が蘇る、
これは第一・六音素を取り込んだ時の感覚だ。
そして封印は解かれ私は彼の前に立つ⋯⋯⋯
彼は私の姿を見ると驚いた表情をした、正直可愛いと思ってしまった⋯
そしていったん呼吸を整えてから、彼に問う⋯
「何故⋯私を封印から解放してくれたの?」
彼は困った表情をしながら答えた
「理由は、特にない⋯ただ解放してやりたいと思っただけです⋯」
ぶっきらぼうに答える様子に少し笑ってしまった。
心を落ち着かせて彼に何かを言おうとすると、しぜんに⋯
「私が何者なのか聞かないの?」
私は言った後に思った⋯(私は何を期待しているの⋯)
もう諦めたはずなのに、まだ諦めきれていなかったらしい⋯
そんな後悔に浸っていると⋯
「別に誰かなんて聞きはしないよ、貴女は貴女でしょ?
それでいいじゃないですか。」
初めて言われた⋯『私は私』だって⋯初めて言ってもらえた⋯⋯⋯
その言葉を聞き涙を流すと、彼は慌てて私に『どうした!?』と
心配してくれた⋯それが嬉しくて、暖かくて⋯なにより⋯⋯⋯⋯
幸せだった⋯
アビスしたことないけど色々調べて書いてみた。
どこか違うとこがあるだろうけどすみません!!!
アビスの世界で増やすPTメンバーこの2人だけです。