綾波のんびりお茶日和   作:神楽美凪

6 / 21
投稿が遅くなって申し訳ありません。夏バテで軽く死にそうでした。

そして今日からイベントですね。みなさん、綾波といっしょにがんばりましょう!

*本文の内容を修正して以前投稿して次の話への布石としていた部分を削除しました*


第六話:ケッコン式?

ケッコン式まであと4日。金剛さん指揮のもと、教会建設は着々と進行しています。

ちなみにその資材ですが、基本は鋼材を使い、秋雲さんが描いてくれた絵をボーキサイトで表現しています。作業している艦娘の皆さんは休憩で燃料を補給し、弾薬は加工していろんなアートになっています。

 

そのアートの中に金剛さんや叢雲さんの像があったのは無視しました。何をやっているのでしょうか。

 

そして私はいつもの専用机ではなく秘書艦娘さんの席に座って業務をしています。その理由は単純で今日の秘書艦娘である羽黒さんが教会建設に参加しているからです。

 

「なんかすまないね綾波」

「いえ、大丈夫ですよ」

 

実際、教会建設にはほとんどの艦娘が参加しており、他の艦娘も弥生さんのように何らかの形で関わっています。

そうなると鎮守府の警備や任務のほうが滞ると思ったのですが、潜水艦娘さんたちがいつも以上にオリョクルをがんばってくれているので毎日行われる出撃や敵補給艦・空母関連の任務は午前中に終わり、遠征任務も同じく駆逐艦娘さんたちががんばっているので問題ありません。

 

なお演習ですが、三回行うのは問題ないのですが、その後の五回勝利するのはさすがに大変です。そのため、教会建設担当の艦娘さんに五回だけ演習に協力してもらっていますが、みなさん早く帰って作業したいのでいつも以上に実力を発揮し、ここ最近私たちを見ただけで震えている艦隊もいます。

 

そして今日も15:00になったので演習に向かいます。その間は秘書艦娘が誰もいなくなってしまいますが、それを想定して作業しているので緊急の案件以外は問題ありません。

 

「綾波さん! 本日もよろしくお願いするっぽい!」

「はい。こちらこそよろしくお願いしますね、夕立さん」

 

工廠に向かう途中に私同様ケッコン関連に参加していない夕立さんと合流します。夕立さんが参加していない理由は私の補佐をしてくれているからです。

夕立さんも司令官のことを慕っているみたいですが、それ以上に私を大変な目に合わせたくないと協力してくれています。ありがたいことです。

 

「今日は他に誰がくるっぽい?」

「それが、ちょっと意外な人選なんです」

「ぽい?」

 

夕立さんを見て笑みを浮かべながら工廠の扉を開けます。その先にはすでに本日演習に出撃する他の艦娘さんが出撃準備を整えており、彼女たちを見た夕立さんは「ぽい!?」と大声で驚いてくれました。

 

 

 

 

 

 

「これでfinish?」

「はい、完了です」

「少し疲れました」

「ま、こんなものね」

「……ぽい」

「……あはは、はぁ~」

 

ほぼ無傷の私たちの艦隊に対し、ボロボロになっている相手の艦隊。演習なので直接の被害はないはずですが、精神のほうが心配になりますね。

 

私たちの艦隊にいるのは私と夕立さんの他に金剛さん、神通さん、加賀さん、叢雲さんです。みなさん自分たちも練度を99に上げればケッコンできることに気づき、今回から演習に参加してきて、ではなく参加してくれました。

 

それはうれしいのですが、四人の戦力が本来以上、正確には実力ってなんだっけくらいの力でまさに蹂躙して終わりました。演習終わった後相手の艦隊のみなさんが自分の体を触って無傷であることに涙することもありました。

 

もしかして、これがケッコン式終わるまで続くのでしょうか。もしそうなら何か手を打たなくてはいけないですね。

 

「どうするっぽい?」

「とりあえず、お茶でも淹れてきます」

 

少しでも相手艦娘さんたちが落ち着かれるように。

 

 

演習も無事? に終わり、鎮守府へ帰投すると皆さんはいち早く教会建設に戻り、私と夕立さんで演習結果を報告します。初めは笑顔で出迎えてくれた司令官も報告を聞くとさすがに表情が青ざめていました。

 

「そうか。報告ありがとう。一応今日演習をした相手鎮守府にお詫びの連絡を取っておくよ」

「よろしくお願いするっぽい」

「お願いします。私は作業手伝いますね」

「なら、お茶淹れるわ!」

 

夕立さんには前にお茶の入れ方を教えたので少し楽しみですね。

 

 

 

 

 

 

「それでは、誓いのリングを互いのフィンガーにお願いしマース!」

「あの、金剛お姉さま?」

「金剛、少しは神父らしくしてくれ……」

 

青空に恵まれたケッコン式当日。建設された教会内で式が行われていきますが、所々金剛さんが暴走するので神聖な雰囲気が台無しです。金剛さんらしいといえばらしいのですが。

 

そして司令官と榛名さんがキスします。自分のことではないのに恥ずかしくなってきますね。

思わず目をそらすとその光景を羨ましく見つめる艦娘さんが大勢います。確か次に練度99に近いのは常に連合艦隊第二艦隊旗艦を務める神通さんでしたね。そういえば演習にも参加されていましたから、もしかしたら司令官はすぐに重婚者になるのかもしれませんね。

 

金剛さんが神父役を行うという混沌としたケッコン式が終わり、間宮さんと鳳翔さんが協力して作ってくれたごちそうを食べています。私も頂きましたが、いつも以上に美味しかったです。特にあの肉じゃが、今度レシピを教えてもらいましょう。

 

「綾波さん、楽しんでますか?」

「榛名さん、ごケッコンおめでとうございます」

 

私の言葉に笑みを浮かべる榛名さん。その表情はまさに幸せを体現しているようです。

 

「今後はどうするのですか?」

「特には変わらないですね。秘書艦娘の順番は決まってますから」

 

ずいぶんあっさりしてますね。心境の変化でもあったのでしょうか?

 

「あ、違いますよ。ケッコンしたのは私ですので、焦ることはありませんから」

 

心境の変化どころではありません!? 黒くなってませんか!?

 

「それは違いマース! ワタシもケッコンするデース!」

「いえ、その前に私です」

「鈴谷も興味あるしー!」

「練度ならゴーヤたちのほうが上がりやすいでち!」

 

なんかまたしても混沌化してきました。これは戦略的撤退しか手段がありません。

 

「ごめんなさい。叢雲さんにお話があるので……」

 

私がそう言って視線をさまよわせるとそこには司令官となかよく食事している叢雲さんがいました。私はそれを見て驚愕の表情を浮かべてしまい、それを見た話し中の皆さんの視線も私が見ている方向に向きます。

 

その後のことは私の中に封印しましょう。

 

ただ一言言えるとすれば、この一言だけ。

 

 

「女性の嫉妬って姫級より怖いです」




今回はさらっと流しましたが、綾波とケッコンするときはきちんと描写します。あくまでメインは綾波なので。(私の最初のケッコンは榛名でしたけどね)

次の投稿はなるべく早くできるようがんばります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。