浮遊城でも俺の青春ラブコメはまちがっている。   作:空奏葉

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葉山vsキリトは一体どうなるのか。

八幡は葉山の真意を暴けるのか。


それぞれの思いが・・・


22話 〜俺と葉山は似ているのかもしれない〜

sideキリト

 

敵のユニークスキルは錬金術、爆弾を作ったり、盾をいきなり生成してきたりとしてくる。

 

他にも恐らくあるのだろう。

 

敵の盾はどうゆうわけか耐久値が低いため、スキル一つで破壊できる。

 

 

なら連撃数を増やして攻めるか、、、

 

 

スターバースト・ストリーム!!

 

 

二刀流スキル《スターバースト・ストリーム》

 

二つの剣を使ったこのスキルは16連撃という凄まじい連撃を放つ二刀流上位ソードスキル。

 

 

「ハアァァーーー!!」

 

 

シャドの周りに盾が5つ現れる。

 

 

いける!!

 

 

カァン!!カァン!!パァンリィーン!!カァン!!カァン!!パァンリィーン!!

 

 

俺のスキルで盾がどんどん消滅していく。

 

 

カァン!!カァン!!パァンリィーン!!カァン!!カァン!!パァンリィーン!!

 

 

あと一つだ。

 

 

パァンリィーン!!

 

 

これでシャドを防ぐものはやつの持っている剣だけだ。

 

 

二刀流を防いでみやがれ!!

 

 

ブシュ!!ブシュ!!ブシュ!!ブシュ!!

ブシュ!!ブシュ!!

 

 

「ぐぅあぁー!!」

 

 

6発シャドに当たる。シャドは後ろに退く。

 

 

まだだ!!

 

 

ヴォーパル・ストライク!!

 

 

俺の放つ突進技はギリギリの所をシャドはかわすが横腹を僅かに切り裂く。

 

 

「すごい連続技だ、僕も負けてられないな。」

 

 

そうシャドは言うとアイテムストレージを開き装備用の鎧、上下を出現させる。

 

 

シャドは出現させた鎧に触れると鎧同士はくっつきあい騎士のような形を作る。

 

 

「僕の錬金術は材料さえあれば、僕の意思で動くMobも作れるんだ。」

 

 

シャドはできたMobにまた出現させた剣をもたせる。

 

「さあ、いくよ。」

 

 

シャドと騎士型Mobは俺に向かって走ってくる。

 

 

俺は二つの斬撃をかわす。今度は二つの青いエフェクトが見える。

 

 

同時にソードスキル!?

 

 

くっ!!

 

 

俺はスキルコネクトでなんとか隙を見せないようにしつつ敵のスキルを弾き続ける。

 

 

 

反撃ができない。

 

 

 

スキルコネクトもそう何度も上手くいかない。賭けに出るしかない。

 

 

ジ・イクリプス!!

 

 

27連撃だ。これで防ぎながら攻撃に持ち込む。

 

 

「うおぉーーーー!!」

 

 

敵のスキルが終わるまで弾き、敵が反動で動けなくなる所を狙う!!

 

 

 

キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!

 

 

ここで敵の攻撃の巧みさに気づく。

 

 

敵は交互にスキルを発動することで全くの隙をださないのだ。

 

 

 

そんな・・・・!?

 

 

 

キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!キィン!!

 

 

 

 

くっそ!!スキルの反動で動けない・・・・・。

 

 

騎士型Mobがスキルを構える。

 

 

負けるのか・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!?

 

 

騎士型Mobが動きを止める。

 

そしてそのソードスキルをシャドに放つ。

シャドは突然の事態に驚きそのままくらい飛ばされる。

 

 

助かったのか?

 

 

シャドが大きなダメージを受けためユキノスキルが解け騎士型Mobの鎧は崩れ消滅する。

 

 

 

「なぜ僕の意思通りに動かなかったんだ。」

 

シャドもやはりこの事態に困惑しているようだ。

 

そこで俺の隣に一人の男が立つ。

 

 

お前は・・・ハチマン!?

 

 

 

 

「よぉ、葉山・・・・いや、シャド。」

 

 

 

 

sideハチマン

 

 

 

なんとか間に合ったみたいだな。

 

俺はギリギリの所でキリトに襲おうとしていた騎士型Mobを”操者”で止めることができた。

 

 

そこでシャドの姿を確認する。

 

 

どう見ても葉山だな・・・・・。

 

 

 

葉山がこちらを見て驚いたような表現を一瞬する。

 

 

「よぉ、葉山・・・・いや、シャド。」

 

 

 

「はは、リアルネームを言うなんてマナー違反だな。ヒキタニ君。」

 

 

「いや、そこは間違えるなよ。正直もう俺の名前分かってるだろ。」

 

 

 

あははと葉山は笑う。

 

「この際お前がSAOに居る理由はどっちでもいい・・・・・なんでオレンジギルドになんかいるんだ?」

 

 

「君ならもうすでに分かってるんじゃないかな?」

 

 

「確信がもてないんだ。ちゃんと話してもらう。話せないなら俺とキリトの二人がかりでお前を殺す。」

 

 

「ふぅー、分かったよ。じゃあ二人で少し話そうか。」

 

 

「分かった。」

 

 

俺と葉山が別の場所に移動しようとしているところをキリトが止める。

 

 

「待つんだハチマン。あまりに危険だ、こいつは強い。不意を突かれたら本当に殺されるぞ。」

 

 

 

「大丈夫だ、キリト。」

 

 

 

「・・・・・・ハチマン。」

 

 

俺は葉山を行くぞと促し少し先の所まで歩いていく。

 

 

「さて、なにから話そうか?」

 

「・・・」

 

 

「そうだね、まずは僕の目的から話すよ。僕の目的はもちろんSAOのクリア。でも、その障害となり始めたオレンジ、レッドプレイヤー。僕はクリアのためにオレンジギルドに入った。君も今日の一件で分かったんじゃないか?」

 

 

「あぁ、レッド討伐の時の情報はアルゴからのものじゃなかった。あれはお前だったんだろ?」

 

 

「あぁ、俺は結構早い内からオレンジの存在が気になっていたからレベルを上げてpohに近づいたんだ。おかげで今となっては、オレンジギルドのトップを務めされてもらっているよ。」

 

 

「俺の存在は気づいていたのか?いや、俺だけじゃないユキノも、、雪ノ下も。」

 

 

「名前は何度も聞いたことがある。ギルドで暗殺する計画が出た時は驚いてなんとか中止させるのに努力したよ。」

 

 

「はっ、まさかお前に助けられるとはな最悪の気分だ。俺たちに声をかけなかったのは、バレたら全部チャラになってしまうと考えたとかか?」

 

 

「本当に君は勘が鋭いな。」

 

 

やはり葉山のような存在は悪が向いていないな。

 

 

「これからどうするんだ?」

 

 

「残党の事をなんとかしたいと思っている。皆んな僕の事を信じているだろうからなんとかなるはずと思うけどね。」

 

こいつ性格やっぱ悪いな。

 

 

「まあ、バレないようにな。手伝いはしない、今までみたいにこっそり行動しとけ。」

 

 

「はは、厳しいな。勿論そう何度も君たちにあったらバレる恐れがあるからね。行動は慎むよ。」

 

 

 

「まあなんだ、、お前ぐらいの実力なら攻略組になれると思うし、お前の顔知ってるやつ少ないから誤解も直ぐに解ける。」

 

 

 

「・・・・あれ、僕を仲間にしてくれるのかい?」

 

 

なにニヤニヤしてるんだこいつ、察してる感じの顔しやがって。

 

「勘違いするなよ。攻略のためだ。」

 

 

「そうだね、全て片付いたらそうしようかな。」

 

 

俺と葉山の初めての約束はこんなもんだ。

 

 

「じゃあな、キリトが心配するからそろそろ行く。」

 

 

「あぁ、雪ノ下さんによろしく。」

 

 

「分かってる。」

 

 

俺は頬を掻きながら答える。なんか恥ずかしい。

 

 

俺はキリトの方に歩く。途中後ろを見たが葉山の姿は消えていた。

 

 

 

あいつがあんな隠密行動をするとはな。

 

 

俺と葉山は似ていない。その考えは間違っていたのかもしれない。

 

 

全く分からんやつだ。

 

 

 

キリトが俺が帰ってくるのを待っていたようだ。

 

「ハチマン大丈夫だったのか?HPは減ってないみたいだけど。」

 

 

「大丈夫だ、これから帰りながら話しがある。ちゃんと聞いてくれ。」

 

「?、、、あぁ、」

 

 

俺はその後、今日の出来事を話した。このまま誤解したまま次会った時にまた戦われても困る。

後、あんまり言い広めないように頼んでおいた。俺のせいであいつの努力を消すのは嫌だしな。

 

 

「分かった。誰にも言わないようにする。」

 

「助かる。所でキリト、オレンジアイコンになってるけどあれか?シャドに先に攻撃当てたのか?」

 

 

「あー、掠った感じだな。」

 

 

「その程度なら、まあ大丈夫だろ、この後アイコンを戻す、償いクエストでも受けとくか。」

 

 

「そうするよ。」

 

 

 

 

俺はキリトのクエストについていく。

全てではないが解決し俺の心もまあ少しは晴れる。

これから、あいつがどうなるかは分からないが、リアルの知り合いとあうよしみで助けてやらんでもない。

 

 

 

 

 

俺が葉山を助けるとかまじウケる。

 

いや、ウケねぇな。

 

 

俺は頭でくだらん事を考えながら歩き続ける。




バトル書くの楽しいけど疲れたー。


ユニークスキル同士の対決は熱いぜ。


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