内容は薄く短いです今回は。
それではどうぞ。
ケイトが投獄されてからやや10日経ち、徐々にあと死闘の数々がもう懐かしいと思えるほどに俺たちの心からは薄れていった。
俺はあと戦い以来ろくに迷宮区にもぐっていない。
なんとなく気分ではないということだ。
俺のこの10日間の生活はだらけているのが明確と言えるだろう。
朝、目がさめる
↓
昼、ベッドに寝転ぶorレベリング
↓
夜、寝る
本当に俺は攻略組か!?と疑うほどにこんなもんだ。
ただ、いつもと違うことが1つだけある。
それは大きな事で無視はできない事だ。
本当、なんでこうなったかなぁ.....
「あっ、ハチマン起きた?朝食もうできてるよ。」
「お、おう、、、。」
まるで妻のように朝ご飯を作ってくれているのは、俺の幼馴染ことアカリである。
以前、俺の家に泊めて泊めてとは言っていたが俺とアスナによって拒否していたがつい一週間前に家に入れてからというもの、まるで家族のように住みつきやがった。
俺は俺でなんかほっとけなくて放置できねぇし、アスナには言ってるけど......。
あ、これ詰みだわ。
「なあ、アカリ。俺たちさ、と、友達だとは思うんだけど、さすがに家に泊まるのはどうかと、、、。」
「私は平気だよ。」
違いますよ。問題はそこじゃないん。
俺の心の衛生上、刺激を与えすぎないで頂きたい。
と言ってもこんな会話ももう数回目というわけで、実際はもう諦めている。
アスナがいるから過ちを犯すこともない。
なんといっても俺は不屈で鋼のように硬い心を持っている。献身的な彼女をほっとくほどダメ男ではない。
基本俺の行動パターンは部屋でゴロゴロかアスナとレベリングだ。
アスナの機嫌を損ねる可能性もあるためアカリには部屋で大人しく待機するか、はやく部屋を買うなり借りるなりしてほしいものだと思う。
「はあ、アカリー。今日は出かけるから。お前もどっかに行くなら家の鍵閉めててくれよ。」
台所で朝食の皿洗いをしているアカリに向かって話しかける。
エプロン姿が似合っているとは死んでも言えない。特に本人とアスナには。
「えー、2日前も行ってたよね。今日はゆっくりしようよ。」
「っぐ、、。」
こいつ、、、ケイトに出会って何があったか知らないが、甘え上手になってやがる。
俺は一度修行僧のように心を落ち着ける。
落ち着け、落ち着け。
「ふぅーー、よし、落ち着いた。」
「??」
「駄目だ出かけると決めたんだ。あんまりサボりすぎるのは俺的にもあまり好ましくないからな。お前もボチボチ自分の家なり部屋を買ったらどうだ?金あるだろ?」
「お金はあるけど、、、。1人はちょっと。」
なんだこいつ?
まさか寂しいとかか?
「まあ、ボチボチな。」
俺もMAXコーヒーほどにはないにしろ、少しは甘いらしい。
「あーあれだ。出かけるけど、付いてくるのはやめとけよ。75層のフィールドでレベリングするから死なれても困る。」
「分かった。私は別の層でレベリングするね。」
なんか、心配だな、、。
仕方がないか。
俺は慣れた手つきでメールを開きシリカにメッセージを送る。
返信は直ぐに飛んできた。
「おい、アカリ レベリングするなら65層のフィールドにしとけ。そこにシリカ呼んでおいたから危険がないようにだけ頼むぞ。」
「本当にそういうところがハチマンは....。」
「なんか言ったか?」
「なんでもないです。」
本当になんなんだ?
部屋を片付け装備を外し戦闘用の防御の高い防具に着替える。
俺の防具は黒いパーカーみたいな物に下はキリトとほぼ同じの黒いズボンだ。基本の色がキリトと被っているが特に気にしたことはない。
以外とこのパーカーが万能で防御がかなり上がると同時にフードを被ると隠蔽率が大きく上がる。これに隠蔽スキルを使えば街中でも誰にも気づかれない。
あぁ、はい、いつものことでしたね。
さて、アスナのとこにいくか。
今回はアカリとの日常ですね。
次は久しぶり?のアスナさんの登場です。
感想等待っています。