記憶喪失の少年と賢将   作:ターメリック

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恋愛系作っちゃおうかなぁと思い作ってみました
まだ至らないところは多いかもしれませんが読んでみてください。


見知らぬ世界と消えた過去

見知らぬ世界

 

いつの間にか俺は自分の知らない世界にいた。あたりには高層ビル一つなく、車も走っていない完全な田舎にいる。周りを見回せば一面に広がるは田んぼと畑のみ。山に囲まれた盆地のような場所。もちろん人はまだ見てない。

 

 

「いったい、ここはどこだよ。俺さっきまで確か家に‥‥」

 

 

過去を思い返すがその先の記憶が何故か思い浮かばない。

 

だが思い出せないものをずっと考えていても時間がもったいないと俺は思いとりあえず辺りを散策してみることにした。

 

 

 

歩くこと数十分‥‥今のところ出会った人の数ゼロ、どんだけ田舎なわけ?そんなことが頭をよぎる。

 

グゥーー!

 

その直後今度はお腹がなり出す。だんだんと力が入らなくなっていく。

 

 

「飯‥‥食わないと、動けな‥‥い‥‥」

 

その場に倒れた俺の意識はそこまでしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ!どうしてこうなっちゃったの!?」

 

あ?なんだ?誰だ?

 

「お願い!!もう一度目をあけて!!」

 

これは夢?それに誰かが泣い‥‥てる‥‥のか?

 

「あなたを失いたくない!!」

 

俺の‥‥大切な存在?

 

 

俺はここで目を覚ましたためその先は見ることが出来なかった。

夢の中で見ていたそのやり取り、俺の過去と何か関係があったのかはわからない。でも夢のはずなのに忘れることができず、片隅にずっと焼き付いていた。

 

 

ふと目を覚ました俺はある部屋の中で寝ていた。

柔らかい布団の中掛け布団から香るほのかな花の香り。

起き上がって見回せば部屋は白い壁をベースに様々な装飾品が飾ってあり本棚に目をやればぎっしり詰まったほんの数々が目に入ってくる。

 

布団から出て外を見ると朝日が顔を出し始めていた。

 

 

「朝?と言うことはそんなに時間はたってないのか?」

 

 

外を見ていると部屋の扉が開き一人の少女が入ってきた。

俺はその少女を見てすぐに驚いた。

頭にはねずみのような丸い耳、後ろから伸びるねずみのような尻尾、しかも尻尾は籠を持っていて中には本物のねずみが入ってる。明らかに人間ではないとわかった。

だが不思議と怖いとは思わなかった。むしろ‥‥かわいいと思った。

少し幼げに見えるがよく整った顔立ち、グレーのボブショートの髪型、服装はねずみ色のワンピースを着ている。手には何やら妙な形の棒を持っているが全く気にならなかった。

 

 

「やぁ、目が覚めたようだね、気分はどうだい?」

「気分は普通ってところかな」

「そっか、悪くなさそうで良かった。それにしても君が訳のわからないところで倒れていたから何事かと思ったよ」

「俺、倒れてたの?」

「あぁ、流石に衰弱してたし見捨てるのもなんかかわいそうだったから私の家に連れてきたんだ」

「それは助かった」

 

俺は倒れていたところをこの子に助けてもらったようでここに寝ていたのだ。

 

「えっと、あなたのお名前は?」

「私の名前?あ、まだ名乗ってなかったね。私はナズーリン、君は?」

「俺は‥‥蓮道進(れんどうすすむ)だ。よろしくナズーリン」

 

俺は軽く自己紹介をして再び外に目をやる。

 

「進っていったね、君はいったい何者なんだい?」

 

ナズーリンは俺の方をまじまじと見ながら質問してきた。

 

俺はの正体‥‥確かに傍からみたらこの世界の者じゃない事くらいすぐにわかる。服装も全く違うからな、ただ俺が何者かと言われてもそれには答えられそうもないんだよなぁ。

そんなことを思っているといつの間にかナズーリンは俺の目の前まで迫っていた。

 

「わわっ!」

「君、大丈夫か?意識が上の空だぞ」

「あ、あぁ、すまない、どう説明したらいいのかわからなくて」

「そんなのは君の考えていたことを言えばいいんだよ」

「俺は‥‥昔の事が思い出せないんだ。目が覚めたら知らない所にいて、誰か探して歩き回ってたんだけどいつの間にか意識がなくなってて‥‥」

「それ以上は言わなくていいよ、わからないことを無理に聞いたのが悪かったね、とりあえずおよそ1日ほど寝てたんだ。お腹すいてるんじゃないのかな?」

 

グゥーー!

 

ナズーリンにそう言われると急にお腹がなりだした。

そう言えばずっと飲まず食わずだったもんな、お言葉に甘えていただくことにするか。

 

「お願いしてもいいかな?」

「正直でよろしい。よし!ご飯作ってあげるからちょっと待っててくれ」

 

そう言ってナズーリンは部屋を出ていった。

 

それにしてもなんて幸運なのか、あんなにかわいい子に助けてもらえるなんて、でも長居する訳にも行かないからご飯ご馳走になったらお暇することにしよう。

 

俺は少し窓際でぼんやりと今後のことを考えることにした。




とりあえず恋愛物を書きたくて書き始めました。
弾幕勝負とかは一切ないのであらかじめご了承ください。
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