記憶喪失の少年と賢将   作:ターメリック

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始まりました第二話になります!



繋がりを求めて

俺は窓際で考え事をしているとだんだんといい匂いが部屋に流れてくる。

 

「いい匂いだ〜ご飯なんだろう」

「ちょっと入るよ、あ、いたいた。ご飯出来たよほらおいで」

「すまないなナズーリン」

「気にしなくていいよ、困ってるんだからこれくらいどうってことないさ」

 

 

ナズーリンは笑顔でそう返事を返してくる。俺はその笑顔を見た瞬間ドキッとした。

なんだか不思議な気持ちになっていくのがわかる。

 

 

俺のこの気持ちはもしかして‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナズーリンについていき連れていかれたのはリビング、と言うより居間と言ったほうが良さそうな畳ばりの部屋に通された。

 

「さぁ、準備は出来てるからそこに座ってよ」

「おぉ、うまそうなおかずがたくさん並んでる!」

 

丸いテーブルには様々なおかずが並んでいた。

こんがり焼けて綺麗な網焼きの後の残る秋刀魚の塩焼き、生き生きした野菜たちを使った野菜サラダ、厚揚げや蒟蒻、竹輪に昆布などの具材をふんだんに使った煮物、それに味噌のいい匂いを漂わせ湯気をもうもうとあげてるお味噌汁。どれも文句なしの見た目で美味そうだ。

 

「冷めないうちに召し上がれ」

「いただきます!」

 

まずは秋刀魚の塩焼きから頂く。箸で身をほぐせば白い身が顔を出す。口に入れれば口いっぱいに秋刀魚の旨みとちょうど良い塩加減が最高のハーモニーを奏でる。

その秋刀魚のハーモニーが白いホクホクのご飯を自然と口に運ばせる。もはやこれ以上のものはないのではないかと思うほどに美味かった。

サラダも新鮮な野菜を使っているため瑞々しく野菜独特の甘味を感じる。

煮物はどの具材もしっかりと味が染み込んでいて美味しい。具も多いからどれを食べようか迷ってしまうがどれも美味しくて箸が止まらない。

味噌汁は濃くなく薄くない、ちょうど良い味噌加減だ。

食事バランスも取れて美味しい。こんなに美味しい料理今まで生きてきた中で初めてだ!

 

「ナズーリン!すごく美味しいよ!」

「喜んでもらえてよかった」

 

ナズーリンも嬉しそうでかわいらしい笑顔を見せた。俺はその笑顔を見ながらご飯をすすめていき数分で全部食べきる。

 

「余程お腹が空いていたんだね」

「あ、たくさん食べて申し訳ない」

「いいんだよ、その代わりこれから出かけるんだが一緒にこないか?」

「ご馳走してもらったんだ、それくらい喜んでついていくよ」

「ありがとう、それじゃ準備をしてくるからちょっと待っててくれ」

「わかったよ」

 

 

ナズーリンは食器を片付けてから自分の部屋へ戻って行った。

俺はしばらくその場に横になり天井を見つめていた。

 

「俺の過去‥‥どんなことしてたんかな」

「何を考えているんだい?」

 

準備を終えたナズーリンが居間に戻ってきた。

俺は体を起こして体制を変えナズーリンの質問に答える。

 

「消えた過去のことを考えていた。過去で何をしてきたのか想像したけど本当のことがわからないからすぐ想像するのやめた。想像はリアルと違うから」

「そんなに心配しなくてもいいと思うよ。もしかしたらそのうち過去を思い出すことが出来るかもしれないし」

 

確かに、ナズーリンのいうことは一理ある。だったらうだうだ考えていても進歩がないじゃんか、今は我武者羅に生きてみよう。そうすれば俺の過去が戻ってくるかもしれないしな。

 

「うし!とりあえず考えるのはやめた!行こうナズーリン」

「わかったよ、それじゃ早速妙蓮寺に行こうか」

「みょーれんじ?なにそれ」

「そうだった‥‥」

 

 

少女説明中‥‥

 

 

「なるほど、ようはナズーリンも妙蓮寺のメンバーの一人なのね」

「そう言う事だよ。それじゃ行くよ」

 

俺は納得してナズーリンと一緒に妙蓮寺へ向かった。

 

 

少年少女移動中‥‥

 

 

 

たどり着いたのは大きなお寺。

その入口に少女が一人箒を持って何やら叫んでいた。

 

「ぎゃーーてーー!!ぎゃーーてーー!!」

「うわっ!なんだ!?」

「あ、あの子はやまびこの幽谷響子だよ」

「そ、そうなのか」

「とりあえず先に行くよ、君に会わせたい人がいるんだ」

「会わせたい人?」

 

ナズーリンは寺の中へ入っていく。俺もナズーリンに続いて中に入る。

 

ある部屋の前、ナズーリンと俺は立っている。どうやらここにナズーリンの会わせたい人がいるようだ。

 

「ご主人、入るぞ」

「ナズーリンですね、どうぞ入ってください」

 

障子戸を開けて中へ入ると一人の女性が姿勢よく座っていた。

その女性は髪型がショートカットで虎のように黄色と黒の髪色をしている。服装は白い服に赤いベストのようなものを羽織り赤とオレンジの二色で彩られるロングスカートを身に付け腰には虎柄の物が巻かれていて彼女の横には矛が置いてあった。

 

「おやおや、珍しい、来客でしたか」

「彼は私がご主人の宝塔を探している途中、倒れていたところを助けた方だ」

「どうも、蓮道進です」

「私は虎丸星です。毘沙門天代理を務めております」

「ご主人、無くした宝塔を見つけてきましたよ、もう無くさないでくださいよ?」

「ありがとうございますナズーリン!気をつけます」

「さて、用もすんだから戻ろうか」

「道中お気をつけてくださいね」

 

俺たちは星に見送られて妙蓮寺を後にした。




なんか服装の説明とか難しいですね。
あと星の口調とかどうでしょうか。
みなさんの読んだ感想や意見などお待ちしております。
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