でもなかなか辛いものです。
まぁどうでもいいことは話さなくていいですね。
それでは本編スタート!!
[ナズーリン視点]
「はぁ‥‥はぁ‥‥はぁ‥‥」
あれから数時間私は休むことなく彼を探していた。
ひたすら会いたいと願う気持ちが無意識に体を動かしていた。
「どこに行っちゃったの‥‥随分探してるのに全然見つからない‥‥」
草をかき分け、森をくまなく探し、草原を駆け抜ける。
しばらく探していると人里付近まで来た私は情報があるかもしれないと思い人里を目指して移動する。
「人里なら彼の目撃証言があるかもしれない」
呼吸を整え人里の中をゆっくりと探しながら歩き回る。
「あら、ナズーリンちゃんじゃない。お買い物に来たの?いろんな野菜仕入れてあるわよ」
「今日は買い物じゃないんだ。ある人を探している。すらっとした男を見かけなかったか?」
「すらっとした男ねぇ、いろんな人がいるからそれだけじゃわからないねぇ」
「髪型は短髪で黒い髪、服装はここでは見慣れない珍しい格好をしている」
「いや、見てないねぇ、ほかを当たってみたらどうだい?」
「そっか‥‥ありがとう」
いつも買い物をしている八百屋に寄り話を聞いてみたが、情報は得られず途方に暮れている。
「もしかして人里には来ていないのか?でも彼は幻想郷を知らないから来てないのも無理もないか‥‥」
私は人里を出てある女性のところへ向かった。
[進視点]
ナズーリンに別れを言わずに出てくること数時間、俺は知らないところをさ迷っていた。
「俺馬鹿だよな‥‥この世界のこと全くわからないのに無理して宛を探すなんて‥‥こんなことなら気持ち伝えてから別れて来れば良かったなぁ」
後悔をしながら森の中へと歩いていく。
しかし何やら嫌な予感がする。何も起きなければいいが‥‥。
森の奥へ来ると何やら右手側にある草むらがガサガサと音を立てる。
「な、なんだ?」
ガサッ!!
草むらから出てきたのは一匹の飢えた獣だった。
その獣からはなにやら変な力を感じた。
(この感じ、もしかしてこいつ妖怪か?だとしたらまずい。俺には戦う手段がない‥‥)
「グルルルルル!」
「くっ!」
今の俺には逃げることしか出来なかった。
だが獣は俺を追いかけてくる。十メートルほどあった距離はものの数秒で詰められ背後からの攻撃を受けてしまった。
「ぐあっ!」
幸いかすり傷で済んだものの、まともに食らっては身が持たないとすぐにわかった。
「くっそ、こんなところでくたばってられるか」
逃げられないとわかっていながらも体は無意識に動き出し獣とはま逆の方を向いて走り出していた。
今度は後ろも見ながら走っているので獣の動きが多少なりわかる。
攻撃が来たのを目で見て直ぐに体を翻し獣の攻撃を避けひたすら逃げる。
しばらく走ると森を抜けて草原に出る。その時後方の確認をしていなかった為振り返った時には獣は目の前まで迫っていた。
避ける動作をするが獣の牙は腕の肉を抉るように深い傷を残した。
「く、くっそ、傷が‥‥深い‥‥このままじゃ‥‥」
逃げなくちゃ、そう思ってるが今度はさっきと逆に体が動かない。
疲労がピークに達していて最早動ける状態じゃなかった。そんなところへ獣はお構いなしに襲いかかってくる。
(あぁ、終わったんだな‥‥俺の人生短かった)
諦めかけたその時‥‥
「マスタースパーク!!」
横から極太のレーザーが飛んできて獣を飲み込んだ。俺はそれを見た直後に意識を手放した。
[魔理沙視点]
キノコ採取を終えた私は自宅に戻るため草原を駆け抜けていた。そんな時近くで人の悲鳴と獣の唸りが聞こえたため確認をするため向かうと獣に襲われている男を見つけ私は獣をマスタースパークで倒す。
男に駆け寄るとひどい怪我をしていて出血量も酷かった。
このままにしておくのもまずいので家に連れて帰り手当をすることにした。
ゴソゴソ
「これでとりあえずは大丈夫だろう、後はベッドに寝かせておいて回復を待つしかないな」
私はベッドに男を寝かせて魔法の研究へ取り掛かる。
[ナズーリン視点]
私が訪ねた女性、それは博麗の巫女だ。過去の異変の一件以降悩み事は聖以外に博麗の巫女に相談をしている。
「頼みの綱は彼女しかいない。なんとか協力をお願いしたいな」
神社に入ると縁側でお茶を飲んでいる博麗霊夢の姿があった。
「霊夢!」
「あら、誰かと思えばナズーリンじゃない。あなたが来るということはよほどの相談とみたわ」
「その通りだ。実はある人を探しているんだがどこを探しても見つからないんだ。だから探すのを手伝ってもらいたい!」
「ある人?」
「そうだ。その人は男性ですらっとした体格で珍しい格好をしているんだが彼は能力を持たないから急ぎで頼む」
「まぁなにはともあれ頼まれたから探すわ。ただ、急ぎとなると魔理沙にも手伝ってもらうけどいいわよね?」
「見つけてくれるなら全然構わない!」
「わかった、じゃあ任せておいて必ず見つけて連れていくから」
そう言って霊夢は頼み事を承諾してくれた。
霊夢が捜索に向かってから私はひたすら彼が無事であることを願っていた。
はぁ、なかなか上手くいかないものですねぇ
感想など欲しいです!お願いします。批評も受け付けてますので感想お待ちしております。