一人の少年と九人の女神   作:お寿司

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さて一話で終わってしまうかと思われたこの作品
実はすこし書き溜めていましてねww
主は小論文やら受験勉強やらなんやらで忙しいはずなのに小説書き始めるとはww
というわけで第二話ですどうぞ!!


第二話『決意』

それからしばらくたったある日

「平田君これもお願いするわ」

「ういっす」

生徒会の仕事も忙しくなってきたように感じた

「ほんまに平田君仕事はやいんやねぇ」

東條先輩が声をかけてくる

「いや綾瀬先輩と東條先輩にはかないませんよw」

「あらうれしいこと言ってくれるやん?」

「喋るのはいいけど仕事してよね」

絢瀬先輩が仕事をこなしながら注意してくる

「うっす すんません」

この先輩ちょっと冷たい気がしてちょっと怖い…

三人は黙々と仕事をこなしていく

それからしばらく経って自分の仕事が終わってしまった

「すいません終わったんで休憩もらってもいいですか?」

「べつにいいわよ」

「あざーっす」

財布と携帯だけ持って生徒会室を出る

(今日も屋上行ってみようか)

ここ最近高坂達の練習を見に行くことが多くなった

 

「おーす」

と軽く声をかけてみると

「あっ平田君!ここのところの踊りがよくわかんないんだけど教えてくれない?」

と高坂が近寄ってきた

ここで練習をしてることを知ってからたまに練習を見るようになっていた

少し教えていると園田と南がやってきた

「平田君今日もありがとうございます」

「おう、好きでやってるから気にするなよ」

「あとで私にも教えてね(・8・)」

と二人とも練習の準備を始めた

「よし…とりあえずはこんなもんだろ」

「うん!前よりよくなった気がする!!ありがとっ」

「おーう」

とふと時計を見るとかなり時間がたっていた

「やっべ!?生徒会忘れてた!!」

「えっ大丈夫?」

「多分やばい…また来るわ!」

そういって屋上を後にして走って生徒会室に戻ったが

結局会長の説教を受けることになってしまった

 

「あーぁつかれたぁ…」

「今日は大変やったねぇ」

「あっ東條先輩お疲れ様です」

「あの時何しとったん?」

「いやちょっと友達と喋ってて」

「まぁ仕事はこなしてたから別にええんやけどな」

「ほんとに申し訳ないです…」

「そういやなんか二年生の子がスクールアイドルやり始めたらしいなぁ。平田君しっとる?」

(高坂達のことかな…)

「はい、一応」

「なんや面白そうなことやってるんやなぁ」

「そうですね」

そのあと世間話を少ししたあと東條先輩と別れて家に帰ることにした

 

次の日の放課後

俺は音楽室の前にいた

『大好きだバンザーイ~♪』

俺は音楽室の中から歌う声が聞こえてきたのが気になって立ち寄ってみた

赤毛の女の子がピアノを弾きながら歌っているのがわかる

(弾きながら歌えるんだ…すげぇな)

邪魔しては悪いとすぐに立ち去ったがどうしてもその歌声が

耳から離れなかった

 

そして今日は生徒会もないから屋上に行くことにした

「うーっす」

「いらっしゃーい」

そこにいた三人と、もはや定番となった挨拶をしてまた壁に腰かける

すると高坂が笑顔で近寄ってくる

「…なにwちょっと怖いんだけど」

「いつもお世話になってる平田君に二つ大事な発表があります!」

「大事な発表?」

「うん!一つは私たちのグループ名が決まりました!」

「おっよかったじゃん!んでなんていうんだ?」

「それはねぇ」

高坂がにやにやしながら一枚の紙を見せてくる

そこには『μ’s』と綺麗な文字で書いてある

「ユーズ?」

「それはミューズと読むのですよ」

「あぁ石鹸の」

「穂乃果と同じこと言わないでください…」

と園田が声をかけてくる

「わかってるよ、確か神話の女神?だっけ」

「ええギリシャ神話の女神だったはずです」

「いい名前だと思うぞ」

「だよねだよねっ!」

「んでもう一つの発表って?」

「二つ目はねぇ」

「なんだよもったいぶるなよ」

「私たちの初ライブが決まりました!」

「…まじ?いつ!?」

「今度の学校説明会の日だよっ」

「おおぉ!よかったじゃねーか!」

なんだ…普通にすげぇじゃねぇかww

「これも平田君がダンスを見てくれてるおかげかもね」

「かもな」

 

そんな出来事から何日かたった日

今年度第一回音ノ木坂高校学校説明会当日

そしてμ'sの初ライブの日

 

生徒会室で説明会に来てくれた人のリストを作る仕事を終えて

高坂のライブに行こうとした時後ろから声がかかった

「平田君、あなたスクールアイドルのライブに行くの?」

声をかけてきたのは生徒会長の絢瀬先輩だった

「そうですよ、仕事まだありましたっけ?」

「いや今のところないわ、それより行くならこれで撮ってきてもらえる?」

先輩が差し出してきたのは一つの紙袋だった

中には三脚とビデオカメラが入っていた

「…はい、了解です」

「それじゃあ頼むわ」

そういって絢瀬先輩は去っていった

なんで先輩が…

そんな思いを胸に、俺は生徒会室を後にした

 

講堂に到着して俺は愕然とした

「なんだよ…これ…」

そんなことをぽつりと零した…

それもそうだなぜなら観客が一人もいなかったのだ

俺は絢瀬先輩に言われたとおりにビデオカメラを設置した

「まだ時間はある…きっと誰かが…」

そんな願いもむなしく幕が上がってしまった

この状況を見た高坂達はなんとも言えない表情をしている

たぶん向こうから俺のことは見えてないんだと思う

すると入口の方から扉の開く音が聞こえた

「あのっ…ライブってもう始まってますか?」

と一年生のメガネの女の子が入ってきた

「あれかよちんどうしたの?」

そのあとからショートカットの女の子も入ってきた

よく見るとツインテールの子が前で隠れるように見ている

 

高坂達もしばらく考えていたが

「…やろう!」

と一言いって始まる体制に入った

俺は急いでビデオカメラを回し始めた

 

『I SAY…Hey,Hey、Hey、START:DASH!!』

 

それは素晴らしい出来だった

練習の時よりも…ずっと…

観客は少ないが大成功と言えると思う

ステージが終わって高坂達がうれし涙を浮かべているとき

俺はビデオカメラを片付けていた

すると奥から絢瀬先輩が現れた

「絢瀬先輩?…なんで?」

何やら高坂達と話しているようだ

絢瀬先輩の声も高坂の声も全く聞こえない

でも高坂が必死で訴えてるのが分かった

そして絢瀬先輩は外に出ていった

「あっ、ビデオカメラ渡しに行かなきゃ」

 

講堂を出て生徒会室に行こうとすると

入口のところで

「あれ?平田君やん なにしてるん?」

「東條先輩…先輩こそ何してたんですか?」

「いやぁ スクールアイドルってのがどんなんか気になってん」

楽しそうに話す先輩

「それで平田君も気になって?」

「ええ 同じクラスのやつですから」

「ほんとにそれだけ?」

「え?」

「あの子らのダンス見てあげてたんやろ?」

「なんでそれを…」

「一回気になってあとつけてみたんや そしたら屋上に行くし、なんやろ思ったんや」

「見られてたんすか」

「どうなん?あの子たちの手助けがしたいん?」

「…はい」

俺は真剣な顔で東條先輩に今の想いを告げる

「おれ最近は楽しいことがなくて…でもあいつらの頑張ってる姿をみたらこっちまで楽しくなってきて…さっきのライブで確信しました…俺はあいつらの手伝いがしたい!」

そうだ…これが今の俺の気持ちなんだ

「…ええんちゃう?」

「えっ?いいんすか?」

意外な返答に少し戸惑ってしまう

「うん、別に止めたいわけじゃないしね」

東條先輩は笑顔で答えてくれた

「きっとエリチも…」

「絢瀬先輩がどうしたんすか?」

少し悲しそうな顔をした東條先輩

「いやぁ、なんにもないよ」

すぐにいつもの優しい東條先輩に戻った

「そうっすか」

俺はそれ以上このことについて聞くことができなかった

でも絢瀬先輩はこの活動の事どう思っているのだろうか

そう考え込んでいると東條先輩が

「ほら!あの子たちが待ってるんとちゃうん?」

とにやにやしながら言ってくる

おれはその時、手に持っている紙袋を思い出した

「あっ…でもこれを絢瀬先輩に渡しに行かなきゃ…」

「なにこれ?」

そう言って東條先輩が紙袋の中身を確認する

「ビデオカメラ?」

「はい、絢瀬先輩に言われてさっきのライブを撮っていたんですよ」

「…ふーん、そやっこれはうちが渡しといてあげるわ」

「え…でもいいんですか?」

「うん、だからあの子たちのところに行ってあげ、カードもそう言ってるんや」

と言って東條先輩はカードを引きウインクした

「…ありがとうございます」

そういうと俺は走り出していた

…高坂達の待っているところに

 




第二話どうでしたか?
平田君がμ'sのサポートをすることを決意しました
まぁそんなこったろーと思いますよねww
この回で一応μ'sが全員ちょびっとは登場したことになるのかな?
次回はまきりんぱながしっかりと出てくるのかな?
凛ちゃん大好きなのになんかセリフが出てこないンゴォォォww

感想などお待ちしています!!
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