インフィニット・ストラトス ~目覚めるAGITΩ~ 作:オンドゥル王子
この作品は、インフィニット・ストラトスと仮面ライダーアギトのクロスオーバーです。まぁ、アギトは登場人物とかは、全く別のオリキャラですが。
拙い文章ではあると思いますが、楽しんでいただければ幸いです。
本編
IS 正式名称インフィニット・ストラトスは世界最強の兵器である。既存の兵器をはるかに凌駕する火力と機動性は、世界の兵器を様変わりさせた。
しかしこの兵器は何故か女性にしか扱えず、この兵器が自国の軍事力に直結すると考えた各国は、至るところで、女性を優先させるようになった。これに相対して社会における男性の扱いはぞんざいになり、わずか数年で女尊男卑の風潮ができあがった。
しかし世界で初めて男でISを使う少年 織斑一夏 の登場により世界は大きな衝撃を受けた。彼の登場は男性たちにとって、希望にも等しいのだから。
この物語はそんな世界で同時期に起こった不思議な戦いの物語である。
織斑一夏がIS学園に入学する約一年前
戦士「........ぐはっ」
その男は、嵐の海に沈んだ。
薄れゆく意識のなかに、自分を打ち倒した存在が嘲るように笑う。
「アギト 貴様はあってはならない。」
脳裏に焼き付くその存在を睨み付けながら彼の意識は闇に沈んだ。
一年後
一夏がこの学園に入学して半年がたった頃、ついに完成したのだ。G3が。
一年ほど前から現れるようになった異形の存在 アンノウン。彼らは人間には到底不可能な方法で人を殺していく。何を基準に殺すのか、何故殺すのかは全く謎だが、人間を殺して回る以上無視することは出来ない。そんなアンノウンに対抗するために作られたのがG3システムだ。アンノウンが現れだしたころ人間はISの力でアンノウンを撃破しようと試みた。しかし結果は惨敗。有効な攻撃方法がなく、こちらの攻撃を気にもとめず襲いくるアンノウンに戦闘に参加していた多くの人間が殺されてしまった。人類にとってISが通じない未知の敵との遭遇だった。それ以来人類はISをはるかに凌駕する新しい対アンノウン用のパワードスーツの開発に着手した。ISの武器データなどを参考に訓練次第で誰でも、無論男性にも使える新たな兵器 それがG3だ。G3自体は飛行したり何もない空間から武器を呼び出したりは出来ないものの、戦闘シュミレーションとテスト戦闘では、三機のISを相手に善戦し、勝利するほどだったのだ。「男にも使える新たな兵器」というのと、「アンノウンを倒せる兵器」ということで世界中がこのG3に期待を寄せた。
そんなG3が実戦配備されることになり、多くの人がアンノウンに怯える日々が終わるのだと喜んだ。
G3ユニット
冴子「ほら、チンタラしてないで急ぎなさい。このあと警視庁で、式があるんだから」
この女性は工藤冴子。若くしてこのG3システムを完成させた非凡の天才だ。かつてはあの篠ノ之束ともしのぎを削ったとさえ噂されている。その冴子に急かされているのはユニットのアシスタントである久瀬京太だ。
京太「分かってますって。そう急かさないでくださいよ)」
京太はぶつぶつと愚痴をこぼしながらチェック作業を進める。G3ユニットはこのあと警視庁で進水式を行い正式に配備される。そのための直前のチェックを二人は行っていた。
冴子「そういえば、飛鳥くんは?」
冴子は京太に訪ねる?
京太「さぁ?またどこかで問題に首を突っ込んでるんじゃないですか?」
二人が話しているのはG3の装着員である高嶺飛鳥のことである。
彼は、かつて男性でありながら、アンノウンとISの戦闘のなかに飛び込み巻き込まれそうになっていた人間を救出した青年だった。その功績を認められこのG3の装着員に選ばれたのだった。
冴子「彼、また面倒事に関わってなければ良いけど....」
都内某所
強盗「ゴラァ!こいつを殺されたくなけりゃ、逃走用の車を用意しろっ!」
まちの小さな広場で逃走中の強盗と見られる男が追いかけてきた警官に声を大にして叫ぶ。警官たちもどうしていいのか分からずうろたえていた。
すぐに捕まると思った男がしぶとく逃げ回り、挙げ句歩いていた女性を人質にしたのだから。
女性が優遇される世界とはいえ強盗にはそんなこと関係なくまたISがなく生身ならば、やはり身体的にか弱いのは女性で強盗はそれを知って人質をとったのだ。
警官「クソッどうすれば....」
焦る警官にたいして強盗は更に叫ぶ
強盗「早くしろや!こいつを殺してもいいのか!」
仕方なく警官が車の手配をしようと連絡を入れる。
その時、警官の後方から叫び声が聞こえてきた。
一夏「やめろ!」
箒「おいっ一夏!.....ふぅ 奴を無力化するぞ!」
声の主は、たまたま休日で出掛けていた一夏と箒だった。
他の皆を出し抜き一夏と二人のデートにこぎつけたのに、よりによって強盗に出くわすとは。しかも正義感の強い一夏はそれをほっとけなかったらしくわざわざ首を突っ込んだというところだ。箒としては、一夏とのデートを楽しみたいが、強盗をほっとくのも、あと味が悪い。仕方なく二人で強盗を止めに入ったのだ。
強盗「なんだ?ガキが突っかかってくんな!デートでもしてろ!」
「それをしていたら貴様が出てきたのだ!」と箒は心の中で怒る。せっかくのデートなのだからこんなことさっさと終わらせてデートに戻ろう 箒は思う。
しかし事はそう簡単ではない。武力で無力化するのは簡単だが相手には人質がいる。実際声をかけたものの二人とも動けずにいた。
強盗「なんだ?来ねーのか?口だけかよ!ハッハッハッ!」
と下品に笑う。
一夏も「クソッ」と毒づいている。
どうしたものかと箒は考える。しかしこの状況はすぐに打開された。
強盗の後ろから背の高い男が忍び寄って来たのだ。強盗はすぐ後ろに男が来るまで気づかず隙をつかれるかたちになった。
強盗「なんだっ?お前h..」
強盗が言うよりはやく、男は強盗の手をねじりあげそのまま強引に投げ飛ばした。強盗の手が心配なくらいの強引な力技だった。
男「大丈夫ですか?」
男は人質の女性に声をかける。彼女も、そして周囲も一瞬のことでなにがなんだか分からなかったようだ。一拍ほどして警官が「確保だ」と強盗に手錠をかけた。
女性も保護され回りが落ち着いてきてから例の男が一夏と箒に近づいてきた。
男「君たち勇敢だったね。お陰でやつの注意を反らせたよ。ありがとう。」
その男は丁寧にお辞儀をした。見れば男はかなり整った顔立ちをしている。雰囲気も悪くなくむしろ好感がもてる。自分達より7か8つほど年上と思われる男を二人は見つめ、我にかえって、返事をする。
一夏「いえ 俺たちもどうするべきか悩んでましたから。助かりました。ありがとうございます。」
一夏が返事をして箒も「ありがとうございます」と礼をいう。
男が「じゃあ失礼するよ」と立ち去ろうとする。その時一夏は無意識に「あの、」と声をかけた。
男「どうした?」
一夏は「あなたは?」と聞く。自分でも何故聞いたのかはわからない。しかし男のもつ正義の味方のような雰囲気に憧れのような感情を持ったのは間違いない。
男「ただの警官だよ。それじゃあ」
そういって男は立ち去った。
箒「何だったのだ?いい人そうだったが....」
一夏「あぁかっこよかったな!」
二人は男を見つめる。その背中は二人には大きく見えた。
男が二人の前から去ってすぐ携帯に連絡が入った。
見ると工藤冴子からだった。男はすぐに電話にでた。
冴子「飛鳥くん 早く帰って来なさい。もうあと一時間で式が始まるわよ!」
飛鳥「すいません。すぐに帰ります。」
冴子「あなた また何か事件に首を突っ込んだの?」
冴子にはすべてお見通しのようだ。
飛鳥「まぁ、でももう解決しました。」
冴子のため息が聞こえた。
冴子「とにかく早く帰って来なさい。」
飛鳥は「分かりました」と答えて電話を切る。そして警視庁に向かって走り出した。
続く。
かなり突っ込み所が多いと思いますがご容赦下さい。
この作品では、アギト本編とは所々設定が変わってますG3もクウガとかはあまり関わってなくて、ISから技術提供を受けたりしています。アギト本編もクウガとは直接繋がってはいませんでしたが、この作品もあまり繋げるつもりはありません。けど今後の展開で少し要素が出てきたりするかも....思い付きなので色々とまだあやふやです。すいません。
できるだけペースは早くしたいです。頑張るのでよろしくお願いいたします。