アインツベルン城で事が会ってから一日経った夜。
「雁夜・・・」
「どうしたバーサーカー?」
「川の方から膨大な魔力を感じるわ。多分キャスターの仕業だと思うわ」
その情報を聞き雁夜はバーサーカーに言った。
「そうか、だったら向かってくれバーサーカー」
「了解しましたわ」
そう言いバーサーカーは現場へと向かった。
「これからあれにどう対処する?」
キャスターが召喚した海魔が陸に上がらぬように戦っていたランサーとライダー、セイバー。
だが、いくらやってもきりが無いためいったん岸に戻って作戦会議をしていた。
そこへ一つの声が聞こえて来た。
『どうやら困っているようね』
その声と共にバーサーカーが皆の前に姿を現した。
「バーサーカー!」
「お前も来ていたのか」
「えぇ、たった今着いた所よ。それで、あれを倒せばいいのよね?」
そう言いバーサーカーは巨大な海魔を指した。
「あぁその通りだ」
「だったら下がってなさい。私が如何にかしてあげるわ」
そう言いバーサーカーは手のひらを海魔に向けた。
「ッキュ!」
そして掛け声と共に手のひらを閉じた。
すると海魔の一部が爆発した。
「あら?意外と頑丈みたいね。だったら・・・これならどう!!」
そう言いバーサーカーは向日葵の付いた日傘を手に持つとその先を海魔に向けた。
するとその先端から極太レーザーが発射された。
「無駄ァ無駄無駄無駄無駄ァア!!」
バーサーカーはそれを連続で発射し始めた。
そのレーザーは一撃一撃が海魔を貫通した。
「WRYYYYYYYYY!!最高にハイ!ってやるよぉぉォォォォォぉぉ!!」
「おい、バーサーカーの奴、ちょっとヤバくないか?」
「確かに、狂ってきている様な気がするのう(汗)・・・」
『バ、バカなぁぁァァぁぁぁ!?』
キャスターをそのレーザーの一つが呑み込んでいった。
キャスター、ジル・ド・レェ。バーサーカーのレーザーに呑まれて・・・
「私の力は世界一ぃぃぃィィィィィィぃぃ!!」
そして勝利の声を上げるバーサーカー。場が混沌化している。
「だけどまだ戦い足りないのよね~」
そう言いながらバーサーカーは後ろを振り向いた。
「私の相手してくれないかしら?征服王イスカンダル・・・」
「・・・こりゃぁ、本気で行かないと不味いのう・・・」
「おい、まさかお前。彼奴と戦うつもりじゃあないだろうな!」
ライダーのマスターは自身のサーバントの言動に声を上げた。
「そりゃあ勿論相手するに決まっておろう」
「バカァ!彼奴と真面に戦って勝てると思っているのかよ!?」
「まぁ、我一人では勝てないで在ろうな」
「お前、それはどういう意味だよ・・・」
するとライダーの周りから砂を含んだ風が吹き始めた。
「我とて、お前と戦うとなれば手加減は出来んぞ、バーサーカーよ・・・」
「・・・それでいいわ。本気で来てくれなきゃつまらないじゃないの!」
そう言っている間に皆の視界が一瞬奪われた。
そして、視界が戻った時には周りには砂漠が広がっていた。
「・・・固有、結界。・・・そんな馬鹿な!?心象風景の具現化だなんて・・・」
「確かに我一人では出来ないであろうな。だが、此処はかつて我が軍が駆け抜け、戦った場所だ!」
するとライダーの後ろの方から地響きが聞こえて来た。
「見よ、我が無双の軍勢を!肉体は滅び、その魂は英霊として『世界』に召し上げられて、それでもなお余に忠義する伝説の勇者たち。時空を超えて我が召喚に応じる永遠の朋友たち。彼らとの絆こそ我が至宝!我が王道!イスカンダルたる余が誇る最強宝具、『
『『ウオォォォぉぉぉぉォォォォ!!!』』
その場所から多くの人間が現れライダーの言葉に雄叫びを上げた。
その光景を見てバーサーカーは顔に笑みを浮かべた。