幻想の能力の使い手と間桐の男   作:寂しい幻想の刀鍛冶

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第壱話 始まりの狼煙

召喚されて早々、私はマスターの身体を直す薬を作っているわ。

 

まさかマスターの身体が此処まで壊れかけているとは思わなかったわ。

 

「さて、この薬を毎日一錠飲みなさい。これを飲んでいれば貴方の体は元に戻るわ」

 

はぁ、まさか好きなキャラである永琳の「あらゆる薬を作る程度の能力」を貰っといてよかったわ。

 

「そ、そうか、分かった」

 

「さて、マスター。これからはどの様に動くつもりかしら?」

 

これを聞いて置かないといけない。

 

「そ、その前にお前のステータスは・・・・・・・・・な、なんだこれは!?出鱈目過ぎるじゃないか!?」

 

まぁ、確かに出鱈目な力を持っているからこのリアクションが妥当なのかしら?

 

「こ、これなら遠坂に勝てる!!ッガァ!!」

 

「落ち着きなさい!まだ貴方の体は壊れかけているのだから!!」

 

「す、すまない・・・」

 

まったく、これじゃあ先が思いやられるわ。

 

それよりも、私の中に聖杯戦争の知識が存在しているのは何故かしら?

 

サーヴァントとして召喚されたから得たのかは置いておくとして・・・少し、いやおかし過ぎる。

 

私がレミリア・スカーレットとして召喚されている時点で聖杯がおかしくなっている可能性があるわね。

 

まぁ、マスターには黙って置くとしますか。

 

変な疑惑を持たれて自害させられたくないからね。

 

「そろよりも・・・はい、これ」

 

「これは何だい?」

 

「桜ちゃん用の薬よ。まぁ私でも心は直す事は出来ないけど、体だけでも健康な状態にして置かないといけないからね」

 

「そうか・・・」

 

「それも一日一錠よ。しっかり飲ませて置いてください」

 

「分かった。色々とすまないなバーサーカー」

 

「貴方は私のマスターなのだから当然です。・・・それじゃあ私は霊体化してるから何かあったら呼びなさい」

 

「あぁ、了解」

 

その言葉を聞いて私は霊体化した。

 

そして、屋敷の屋根の上に霊体化を解いた。

 

「行きなさい。我が僕達よ!この町を監視し、異常な事が起きたら私に報告しなさい!!」

 

その言葉と共に多くの蟲や蝙蝠達が町中へと飛んで行った。

 

「ふふ、これで情報戦では負ける事はまずないわね。だけど、油断はしない。だが、私はまだ動く時ではないな」

 

その言葉を残してバーサーカーは再度霊体化して消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

とある屋敷の一室・・・

 

そこでは一人の男が魔術器具で会話をしていた。

 

『師よ。どうやらマスターの枠は昨夜全て埋まったようです・・・』

 

「そうか、では今夜、例の作戦を開始する。準備しておいてくれたまえ・・・」

 

『了解しました師よ・・・』

 

そう言い会話を終わらせた。

 

「ふふ、勝利はわが手の中にある・・・」

 

そう言いワインを呷った。

 

その様子を一匹の蟲に見られている事を知らずに・・・・・・

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