幻想の能力の使い手と間桐の男   作:寂しい幻想の刀鍛冶

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第弐話 夜に集いしサーヴァント

「マスター・・・」

 

屋敷で桜が寝たのを確認して部屋を出た後、バーサーカーが出現した。

 

「どうした?」

 

「先ほど遠坂邸にてアサシンのサーヴァントが遠坂のサーヴァントと思われる者に殺されるのを我が僕が確認した」

 

「そうか・・・始まったんだな」

 

「えぇ、明日から他陣営も動き出す筈よ」

 

「その時は頼むよバーサーカー・・・」

 

「任せて置きなさい、私に敗北の二文字は無いわ」

 

そう言い霊体化するのかと思っていたバーサーカーが雁夜の方に向き直った。

 

「そう言えば、今回の事は意図的に起こされた可能性があるわ」

 

「なんだと!?」

 

「昨夜遠坂邸で遠坂時臣を師と呼ぶ者と会話しているのを目撃したとの報告もあったし・・・」

 

「・・・この事はどう思うバーサーカー」

 

「協力者であったのであればこの行動はおかしい、敵対関係で在ったとしてもアサシンのサーヴァントの存在に侵入しようとしている時点で気が付いて迎撃しているのもおかしいわ」

 

「確かにそうだな・・・」

 

「この事から考えるに・・・・・・他陣営の油断を誘おうとしているのかもしれないわね」

 

バーサーカーの言葉を聞き雁夜は考えた。

 

「・・・・・・バーサーカー、遠坂邸と教会を少し厳重に監視してくれ。後、屋敷周りの警戒をしておいてくれ」

 

「了解したわマスター・・・」

 

そう言いバーサーカーは霊体化していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆・☆・☆・・・・・・

 

 

次の日の夜・・・

 

二十時の間桐邸でバーサーカーが何かを感じ取った。

 

「マスター・・・」

 

「どうしたバーサーカー」

 

「倉庫街で強い魔力を放っている者がいるわ。おそらくサーヴァントよ」

 

「・・・向かってくれるかバーサーカー」

 

「了解したわマスター。大丈夫だと思うけど危なくなったら令呪で私を呼んで頂戴ね」

 

「分かった」

 

その返事を聞いたバーサーカーは霊体化してその場を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆・☆・☆・・・・・・

 

 

「我が名は征服王イスカンダル!此度の聖杯戦争においてはライダーのクラスを得て現界した!!」

 

周囲は、彼のマスターも含めて唖然となった。

 

「何を考えてやがりますか、この馬っ鹿はあぁぁぁぁー!?」

 

イスカンダルのマスターの魂の叫びが響き渡った。

 

 パチパチパチパチ

 

その時何処からともなく拍手が聞こえてきた。

 

『ふふふ、中々面白かったわよ諸君・・・』

 

「貴様、隠れてないで出て来い!!」

 

『あら?私はずっと貴方の近くのコンテナの上に居たわよ』

 

その言葉を聞いてその場の皆がコンテナの上を見ると一人の少女が立っていた。

 

しかし、少女から放たれている何かでその少女が只者ではない事が周りの者は分かった。

 

「ほふぁ~・・・・・・」

 

「これ、確りせんか坊主!」

 

「はッ!た、助かったよライダー・・・・・・」

 

どうやらライダーのマスターは呑まれかけたらしい。

 

「貴様・・・何者だ」

 

「そう聞かれて答える者がいると思う?」

 

「くッ、」

 

「まぁ答えるとしたらバーサーカーよ、と答えるわ」

 

それはこの場にいる者達は驚愕した。

 

狂戦士である者が言葉を発しているのだから。

 

だが、この者はそれ以上答えるつもりは無いらしい。

 

「それよりもお前さん」

 

「どうかしたかしらライダー?」

 

「お前さんが放っているものをやめてくれんかのう。我がマスターが呑まれかけてしまっているからのう」

 

「それは無理ね。これは自動的に発動してしまう私の宝具なのだから」

 

そう言うとその者の方に一匹の蝶が止まった。

 

「おや、どうかしたの?・・・・・・・・・ふぅん、分かったわ。もう行っていいわよ」

 

その言葉を聞いて蝶は闇夜に隠れるようにして消えていった。

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