「お前さん・・・一体何をしておったのだ?」
先程の行動に対してライダーが問うた。
「ふふふ、秘密よ。少しは自分で考えなさい」
「うぅ~む」
彼女の言葉にライダーは真面目に考え始めてしまった。
その時イスカンダルのマスターが声を上げた。
「な、なんだこれ!?」
「む?どうした坊主」
「こいつのステータスが見えないんだよ!?」
そう言われて彼女はこう答えた。
「それも秘密よ」
「まぁ、そりゃそうだろうな」
ライダーとて何でも答えてもらえるとは思っていなかった。
「さて、そろそろもう一人にも出てきて貰おうかしら?」
「む、どういうことだ?」
「貴方達の戦いを見ていたのが私とライダーだけではないという事よ」
そう言うと彼女は近くの街灯を見て言った。
「そろそろ出て来たらどう。それとも怖いのかしら?」
その言葉の少し後に黄金のオーラと共に一人の男が現れた。
「ほぅ、この我に向かって大きく出たな女」
アサシンを殺したサーヴァントの威圧を受けている筈なのに彼女は涼しい顔をしている。
「ふん、答えぬか。なら散り様で我を享受させよ」
その言葉と共に背後に黄金の波紋が二つ現れその中心に剣と槍が出てきた。
それこそアサシンを殺ったものである。
そしてバーサーカーに向かって放たれた。
パチンッ!
バーサーカーが指を鳴らすと放たれていた剣と槍がアーチャーの街灯に向かっていた。
アーチャーは街灯から飛んで回避して地面に着地した。
その顔は怒りに染まっていた。
「・・・・・・天に居るべき我をお前らと同じ地面に立たせるか!もう塵一つ残さぬぞ!!!」
先程とは違い波紋が三十ほど生まれそれにそれぞれ違う武器が存在していた。
それを見た周りで傍観していた者達も驚いた。
「バ、バカな!?」
「何なんだ彼奴は!?」
だがバーサーカーは落ち着いていた。
それどころか喜びの笑みを浮かべていた。
いつの間にか付けていた一つの目玉を浮かべて・・・
「ふふふ、これなら楽しめそうね」
「・・・ふん」
その言葉と共に武器がバーサーカーに向かって放たれた。
「ハハハ!本能「イドの解放」!!」
それに対してバーサーカーはハートの形をした弾幕をばら撒いて武器を相殺したり逸らしたりして耐えきった。
アーチャーが次の攻撃をしようとした時、急に動作が止まり更なる怒りが顔に浮かんだ。
「臣下の分際で我にこの場を引けと、大きく出たな時臣!!・・・命拾いしたな女。だが次は必ず我が手で断罪してやるから待っておれよ!!!」
そう言いアーチャーは霊体化して消えていて行った。