「マスター、他陣営の拠点の位置が分かったわ」
「そうか、教えてくれバーサーカー・・・」
「先ずはライダー陣営の拠点だけど・・・・・・市民の老夫婦に催眠を掛けて息子と思わせてそこを拠点として利用しているみたいね・・・」
その報告を聞いて雁夜は一瞬顔を顰める。
「・・・奴隷の様な事はしていないんだな?」
「えぇ、むしろ老夫婦には喜ばれているみたいよ。元々息子ができなかったようだし・・・」
「・・・そうか、続けてくれ」
「次にランサー陣営だけど・・・市内の高級ホテルの部屋を拠点としていたみたいなんだけど、昨晩謎の爆発によって倒壊したみたいで市内から近い所に存在する廃墟を拠点にしている様よ」
「待てバーサーカー、その爆発ってやっぱり・・・」
「えぇ、他陣営による爆破とみて間違いないわ。その中の様子を見ていた私の僕はその倒壊に巻き込まれてしまったからわからないけど・・・、たぶんセイバーのマスターが行ったと思うわ」
その報告に雁夜は驚いたが同時に納得した。
バーサーカーが多くの英霊が集まったあの場を見ていた者達には蟲を付けて置いたといっていたことの意味を・・・
「・・・その場の近くにセイバーのマスターでも居たのか?」
「えぇ、そしてあの夜には銃のスコープを覗きながらその場にいた相方と通信機で話しをしていたみたいよ。ちなみにその相方は爆破されたホテルの近くの工事中の建物で見張っているのを目撃されているわ」
「そうか、それじゃあセイバー陣営は何処を拠点にしているんだ?」
「セイバー陣営は森の奥にあるアインツベルンの城を拠点にしているわ。ちなみにその城には多くの即死級の罠が仕掛けられているみたいよ」
「そうか・・・・・・」
「アーチャー陣営とアサシン陣営は知っての通り遠坂邸と教会を拠点としているわ。アサシンが見てきた情報も私に流れて来るから助かるっちゃ助かるのだけれどね」
その報告を聞いて雁夜は決断した。
「・・・バーサーカー、今夜アインツベルン城に向かってくれ」
「セイバー陣営の拠点を壊せばいいのね?」
「そうだ、できるかバーサーカー?」
「できるとも。言ったであろう、“私に敗北の二文字は無いわ”と・・・」
「そうだったな。それじゃあ頼むよバーサーカー」
「任せて置きなさい」
そう言いバーサーカーは霊体化した。
☆・☆・☆・・・・・・
間桐家の旧蟲蔵・・・
「フフフ、この屋敷には良い材料が揃っているわね。御蔭で色々なものが作れるわ!」
バーサーカーが今宵の戦いに備えて何かを作っているのだった・・・