幻想の能力の使い手と間桐の男   作:寂しい幻想の刀鍛冶

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第拾壱話 集う王達

「塀を壊さずに庭に停止したことは感謝するが、何しに来たライダー!」

 

此処セイバー陣営が新たな拠点とした屋敷・・・

 

そこに夜空から自身の宝具に乗ってライダーがやって来て、その事でセイバーが叫んでいた。

 

「それより、何故この場所が分かった!」

 

「お?それはバーサーカーに聞いたからだが?」

 

「何だと!?」

 

昨晩、城を襲撃し爆破していった張本人が既に自身達の新たな拠点の場所を知っているのにセイバーは驚いた。

 

「そして今宵来たのは王としての問答をしようと思ったからだ!」

 

そう言いライダーは大きな酒樽を取り出した。

 

それを見たセイバーはフッっと笑い言った。

 

「いいだろう。受けてた立つ」

 

ライダーはそれを聞き豪快に笑って言った。

 

「そう来なくてわなぁ。それと後から二人ほどやってくる手筈になっているが、先に始めるとしようかのぉ」

 

そうして庭に移動してお互いが向き合う様にライダーとセイバーは座りあった。

 

ちなみにセイバーの横にアイリスフィールが座り、ライダーの横にウェイバーが座っている。

 

酒樽をライダーは開けると手に何かを持って言った。

 

「これがこの国の由緒正しき酒器だそうだ!」

 

しかし、ライダーが手に持っているのは柄杓。

 

それは酒器ではなく水撒きなどで使われる道具である。

 

だが、この場には日本の事をあまり知らない者達しかいないため突っ込まれなかった。

 

と思ったが・・・

 

『それは違うぞライダーよ』

 

「おぉ、この声はバーサーカーか!どこに居る?早く出て来い!」

 

その言葉と共にセイバーとライダーとの間ぐらいの位置に幻覚が解ける様にしてバーサーカーが現れた。

 

「相変わらず奇妙な術をつかうのぅ、お主は・・・」

 

「ふふ、それが私よ」

 

そう言いながら横からスゴイ顔で睨んでんでいるセイバーに気付いて苦笑いをした。

 

「そう心配しなくても大丈夫よセイバー、今宵は問答をする為に此処に来たのだから・・・」

 

「・・・そうか」

 

渋々ながら納得したセイバーにバーサーカーはさらに苦笑いをした。

 

「それよりもバーサーカーよ、これは酒器ではないのか?」

 

「そうよ、本当の酒器はこの様な物を言うのよ」

 

そう言いバーサーカーはいくつかの酒器を取り出した。

 

「この木でできた四角の器が枡、円い器が杯、それより少し小さいのが御猪口よ」

 

「おぉ、これが酒器か!それじゃあこれは何なのだ?」

 

「それは柄杓と言ってね、汁物や水を器に盛る時なんかで使用するらしいわよ」

 

「そうだったのか、よく知っていたなバーサーカーよ」

 

「ふふ、これから戦う所の情報は集めて置くことは常識よ」

 

そう言いバーサーカーは席に着いた。

 

「そう言えば、私以外にもう一人来るそうだけど誰なのかしら?」

 

「おぉ、それはアーチャーの奴を誘ったのだ!」

 

それを聞きバーサーカーが少し反応した。

 

「そう、それじゃあもうそろそろ着くわね」

 

「何だと?」

 

「何かが物凄いスピードでこっちに向かって来ているわよ?てか、もう着くわ」

 

そう言い終えると同時に黄金に輝く飛行船の様な物が現れた。

 

そこにはアーチャーが座っていた。

 

「久しいな雑種共、真の王が来てやったぞ」

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