幻想の能力の使い手と間桐の男   作:寂しい幻想の刀鍛冶

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第拾肆話 来訪者との戦闘

この場に居た皆が驚いた。

 

アサシンとはいえあれほどの人数をこんなにも早く片付けてしまったのだから。

 

「おぉう、お前さんなかなかやるではないか!!」

 

「ふふ、あれくらい私にとっては赤子を殺すより楽な作業よ」

 

ライダーの褒め言葉に対してバーサーカーは冷たく返した。

 

「それよりも、今宵は来客が多いらしいわね」

 

「何?」

 

「どう言う事だバーサーカーよ?」

 

「っふん」

 

「あら、気付いてないの?あと一つの陣営がこの場に居る事に・・・ねぇ、ランサー?」

 

その言葉と共にランサーが塀の上に現れた。

 

「気づいていたのかバーサーカー・・・」

 

「当然でしょう。これくらいならすぐに気づきわ」

 

そう言いバーサーカーはランサーと向かい合う様に立った。

 

「貴方達、手出しは無用よ。これは私と彼の戦いよ」

 

「・・・分かった」

 

「おう、分かっておる」

 

「ふん、精々我を享受させよ」

 

そう言ったのを確認してランサーへと語りかけた。

 

「久しぶりねランサー・・・」

 

「そうだな、今宵はあの夜の戦いの続きをしに来た」

 

「よく貴方のマスターは許可したわね?」

 

「そうかもしれんが、今はお前と戦うのが俺の任務だ」

 

「そう、勝利条件は相手を殺したら勝ちでいいわね」

 

「あぁ・・・」

 

その返事を聞きバーサーカーは手元に槍を出現させた。

 

「一応言っておくわ。私は槍以外も使って戦うわよ」

 

「構わない。これは死合いだ、生き残った者が勝者で死んだ者が敗者だ」

 

「ふふ、だったらこれが地面に着いたらスタートよ」

 

そう言いコインを一つ出して上へと弾いた。

 

そしてコインが地面に着いた瞬間にお互いに距離を詰め、槍を交えた。

 

 ッキン    ッキン   ッガキン

   ッキン    ッガキン      ッキン

 

何度か槍を交えた後、お互いに距離を取った。

 

「火符「アグニシャイン」!!」

 

それと共にバーサーカーが炎の弾幕を放ち始めた。

 

それをランサーはギリギリながら躱していく。

 

「っち!やりずらいな・・・」

 

「だったら、これならどうよ!水符「プリンセスウンディネ」!!」

 

今度は水の弾幕が放たれ始めた。

 

ランサーは自身の槍で対応しながら防ぎ切った。

 

「・・・はぁ、はぁ、はぁ」

 

「あら?もう息切れかしら?」

 

「まだだ!俺はまだ戦える!!」

 

その返事を聞きバーサーカーは顔に笑みを浮かべた。

 

「そうこなくったね!不死「火の鳥 -鳳翼天翔-」!!」

 

バーサーカーの掛け声と共に鳥の形をした炎の弾幕が放たれた。

 

その弾幕を避けてランサーはバーサーカーに接近して短槍の必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)で斬り付けた。

 

その傷は治り事はないのだが、バーサーカーはその傷を抉るようにして自身で斬り裂いた。

 

「な、何故そのような事を!?」

 

ランサーの叫びが響いたのと同時にバーサーカーの傷は完全に直っていた。

 

「何だと!?」

 

「ふふふ、私は死なないのよ!死蝶「華胥の永眠」!!」

 

バーサーカーから蝶の形をした弾幕が放たれ始めた。

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