間桐の屋敷に屋根の上・・・
そこにはバーサーカーが目を瞑って立っていた。
すると、そこに一匹の雀蜂が飛んで来てバーサーカーの肩に止まった。
「どうした・・・・・・そうか、彼奴が死んだか・・・。あぁ、下がってよいぞ」
バーサーカーがそう言うと雀蜂はその場を去って行った。
「さて、彼奴の所へ向かうとするか。うまく行けばこの聖杯戦争に勝つ事ができる・・・」
そう言いながらバーサーカーは自身の身体を蝙蝠にして夜の闇へと消えて行った・・・・・・
☆・☆・☆・・・
夜の教会・・・
そこには言峰綺礼は立っていた。
そして、そのすぐ傍には遠坂時臣のサーヴァントの筈のアーチャーが立っていた。
「さて、これからどうするか・・・・・・」
「ふん、何かやるにして我を楽しませろよ綺礼よ」
『ふふふ、私が協力してあげましょうか?』
そう言葉が教会に響いたと思うと一つの椅子にバーサーカーが座っていた。
「ほう、我の前によく表れたな狂犬。昨日は王の問答だったから許したが今宵は許さんぞ?」
「まぁ、落ち着きなさいアーチャー。貴方にもいい話の筈よ?」
「何だと?・・・いいだろう、話してみろ」
アーチャーの言葉を聞いてバーサーカーは綺礼を見た。
綺礼は黙ってバーサーカーを見ていた。
どうやら話を聞くつもりらしい・・・
「ふふ、言峰綺礼。貴方・・・衛宮切嗣と戦いたいと思っているでしょ?」
「っ!?」
バーサーカーの言葉に綺礼は驚いた。
それは自身が思っていた事を当てられたからだ。
「そしてアーチャー、貴方はセイバーが気になっているのでしょう?」
「ほぅ、狂犬の癖によく分かったな」
アーチャーの言葉を確認してバーサーカーは話を続けた。
「だったら私がそれぞれ戦えるように場を作ってあげるわ」
そう言いバーサーカーは悪い顔をした。
~☆~★~オマケ~★~☆~
聖杯戦争が終盤を迎えようとする中、ランサーがやられてしまったケイネスとソウラの二人はというと・・・・・・
「ケイネス!早く早く!!」
「そう急ぐことはないではないかソラウよ!」
町の中をデートしていた。
しかし、ランサーの呪いは溶けているとしても、元々仲が悪かった筈の二人が何故この様に仲良くしているのかというと、それはバーサーカーの所為である。
ソラウがバーサーカーに誘拐された時にソウラはランサーに向けていた好意をケイネスに向けるようにバーサーカーに仕組まれていたのだ。
なので、ケイネスとソラウは仲がいいのである。
しかし、バーサーカーはそれだけをソラウに仕向けたのではない。
ランサーの意思を尊重するようにケイネスに言う様にもしていたのだ。
なのであの夜にランサーは戦う事ができたのだ。
そして、聖杯戦争は失格になってしまった訳だがケイネスは気にしていなかった。
それはソウラと仲良くなれ、楽しむことができているからである。
もう、聖杯戦争の事はケイネスの頭の中には存在せず、ソラウと楽しむことしかなかった。
なんだかんだで、幸せになっている二人だった。