幻想の能力の使い手と間桐の男   作:寂しい幻想の刀鍛冶

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第弐拾壱話 聖杯戦争終結

「クッ、聖杯が汚染されていたなんて・・・。アインツベルン家、知っていて黙っていたな!!」

 

そう言いながら綺礼との戦いを終えた切嗣は聖杯があり、セイバーが戦っている場所へと向かった。

 

「(汚染されているからには、聖杯を破壊するしかないな。すまない、アイリ・・・)」

 

心の中で切嗣はアイリスフィールに謝りながら歩を進め、聖杯がある場所の扉から中の様子を窺った。

 

そこにはアーチャーのギルガメッシュと言い争っているセイバーがいた。

 

「(まだ、こちらには気づいていないようだな。今の内に・・・)」

 

そう考えながら令呪に手を添えようとした時・・・

 

『それを許すわけには行かないわね』

 

「っ!?」

 

声を聞き切嗣は急いで振り返ったが、そこには誰もいなかった。

 

「(今の声は間違いなくバーサーカーの声だった。だが、彼奴はライダーと戦っていると舞弥から報告がきていた。何故此処にいる!?)」

 

 ドシュッ

 

影から矢が放たれ、切嗣の背に刺さった。切嗣はコンテンサーを後ろに向けようとしたが、身体がふらつき始めた。

 

「(クッ、油断し、た・・・か・・・)」 ドサッ

 

「・・・ふぅ、矢に薬を塗って置いてよかったわ」

 

そう、言いながらバーサーカーはクロスボウを持ちながら姿を現した。

 

矢にはバーサーカー特製の吸血鬼でも、受けると一日寝てしまうほどの薬が塗られていたのだ。

 

パチンッ

 

バーサーカーが指を鳴らすと、切嗣の下にスキマが開かれて何処かへ消えて行った。

 

「さて、仕上げと行きましょうか・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆・☆・☆・・・

 

「こうなったら無理やりにでも」  グサッ

 

ギルガメッシュがセイバーを無理やりにでも自身のものにしようとした時、後ろから深紅の槍で胸を貫かれた。

 

「なッ!?」

 

セイバーが驚いた声をあげると、舞台蔭からからバーサーカーが姿を現した。

 

それを確認したギルガメッシュは怒りと驚愕が混ざったようなの表情を浮かべた。

 

「き、貴様、ライダーの相手を、していたのでは、ないのか!?」

 

「あら、ライダーとの戦いが終わったから此処にいるのよアーチャー・・・。それと、時間切れアーチャー。さようなら・・・」

 

バーサーカーがそう言うと光り輝く蝶の大群が舞い上がりギルガメッシュへと向かい始めた。

 

ギルガメッシュも対抗しようとするが、胸から血が流れ過ぎて力が入らず、蝶に触れられてしまった。

 

そこからギルガメッシュの体が生命を失ったかのように崩壊を始めた。

 

「・・・クッ、お、・・・・おぼえて・・・いろよ、バー・・・サー、カー!!」

 

そう言い残しギルガメッシュは消えた。

 

それを見届けたバーサーカーはセイバーの方へと振り向いて言った。

 

「き、貴様!!」

 

「ふふふ、あなたの記憶に新たなトラウマを刻んであげる。想起「恐怖催眠術」・・・」

 

バーサーカーの胸元に浮いていた目玉が怪しく輝いたと思うとセイバーは気絶してしまった。

 

それを確認したバーサーカーは聖杯の方に向くと黒い何かによってあふれていた。

 

「なるほど、これが汚染された聖杯か。道理で私の様な者が参加する事が出来たわけだ。だが、これで私の願いは叶う・・・・・・」

 

そう言いながらバーサーカーは聖杯に触れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆・☆・☆・・・

 

バーサーカーは気が付くと周りに何も無い白い空間が広がっていた。

 

そこに見覚えのある人物が立っていた。

 

『久しぶりだな、楓馬優奈・・・』

 

「あら、ロキさん。この空間に私がいるという事は・・・」

 

『あぁ、受肉してあの世界で生活できるようになる』

 

「そうですか、よかった・・・。あ、あの汚染された聖杯はどうなるのかしら?」

 

『あぁ、それならお前を受肉させる為に使用されるから大丈夫だ。お前の身体にも問題はない・・・』

 

それを聞き優奈はあんどのため息を吐いた

 

『それと伝えて置く事がある。受肉するにあたって種族は人間として受肉させる。だから背中の羽がなくなって空が飛べなくなる』

 

「わかりました」

 

ロキはそれを確認すると優奈の後ろに光の門を出現させた。

 

『それじゃあ、後の人生を楽しみたまえ』

 

「えぇ、楽しませてもらうわ」

 

そう言い優奈は光の門を潜った・・・・・・




次回が最終回です。
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