幻想の能力の使い手と間桐の男   作:寂しい幻想の刀鍛冶

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第弐拾弐話 エピローグ

日本の地方都市・冬木市で行われた聖杯戦争の後日談を語るとしよう・・・

 

衛宮切嗣は令呪が無くなっているのを確認すると舞弥と共に自身の子どもであるイリヤスフィールをアインツベルン城から連れて何処かに姿を消してしまった。今ごろ、何処かで傭兵の仕事をしていると思われる・・・。

 

セイバーであるアルトリア・ペンドラゴンはレミリアの受肉に巻き込まれる様に受肉してしまい、その状態で倒れているのをケイネス・エルメロイ・アーチボルトとソラウ・ヌァザレ・ソフィアリに発見され、その後は二人の下で働いているらしい・・・

 

ウェイバー・ベルベットは、ライダーが脱落した時に、レミリアによってケイネス・エルメロイ・アーチボルトの下へと送られ、保護された。その後は、時計塔で魔術の勉強に勤しみながら、ケイネスへの恩を返しているらしい・・・

 

ケイネス・エルメロイ・アーチボルトは、レミリアの御蔭で婚約者であるソラウ・ヌァザレ・ソフィアリとの関係は順調であり、周りの者に優しくなった。そのため時計塔では1,2を争う人気教師となっているらしい・・・・・・

 

言峰綺礼は、自身の生きる意味を見失いかけている時に、中華料理店で食べた麻婆豆腐に感激し、その店の店主に弟子入りをして中華の道を歩み始めているらしい・・・

 

言峰綺礼の父親である言峰璃正は、自身の息子が新たな道に積極的に進み始めている事に喜びながら、遠坂時臣の死を悲しんでる。今は、教会の神父を続けているが、息子が独立したら、手伝おうと思っている。

 

遠坂葵は、夫である遠坂時臣の死にショックを受けたが、言峰璃正の支えもあり立ち直った。娘である凛をしっかりと育てる事を決意を新たにした。

 

間桐雁夜は、レミリアの御蔭で間桐臓硯の手解きを受ける前の健康な体に戻る事が出来た。

間桐桜も、心のケアが終わり普通の子どもの様な笑顔を浮かべるようになった。

 

そしてレミリアはと言うと・・・・・・

 

「〇〇さんどうぞ~」「は、はい・・・」

 

冬木市内にあるとある病院・・・。

 

そこでレミリアは自身の能力を利用して患者のメンタルケアをする仕事についていた。

 

「こんにちは〇〇さん」

 

生きている者の役に立ちたいとおもったレミリアは、相手の心を知る事が出来るため、患者が社会復帰させやすいと思ったためこの職で働き始めた。

 

家はというと、まだ間桐家に世話になっている。

いや、世話になっているではなく、家族となったと言うべきか・・・

 

仕事を終えたレミリアが間桐家に帰宅すると、間桐雁夜が玄関へとやって来た。

 

「ただいま雁夜」

 

「御帰りレミリア」

 

そう言い二人はキスをした。

 

聖杯戦争後、レミリアの名前は間桐レミリアへとなっていた。

 

そう、二人は結婚をしたのだ。

 

間桐家はレミリアと雁夜、桜の三人で幸せに暮らしたのでした。

 

 

       ~ 完 ~




これにて『幻想の能力の使い手と間桐の男』は終わりとさせていただきます。
今回の物語を書き終えて振り返って見ると、主人公だけでなく、他のキャラ視点を描くとよかったのではないかと感じました。この事をこれから先活かして行きたいと思います。
そして、これまで読んでいただきありがとうございました。
また、違う作品でお会いしましょう。

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