幻想の能力の使い手と間桐の男   作:寂しい幻想の刀鍛冶

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第6話 酒盛りと暗殺者

「世界はこの様に美しかったのか・・・。バーサーカーには感謝しなければ・・・」

 

これが、起きた言峰が最初に発した言葉だった。

 

「だが、聖杯は時臣師に譲ろう。それよりも見たいものが出来た。私は・・・人が苦しんでいるの見てみたい」

 

その時の言峰の顔は憑き物が落ちた様な清々しそうな顔をしていた。

 

「さて、先ずは教会に戻って秘蔵のワインを飲むとするか。今なら美味しく飲める気がする・・・」

 

そう言い言峰は教会に戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

次の日の夜・・・

 

教会からキャスター陣営以外の全陣営にキャスター討伐の依頼が入った。

 

「やっぱり出たわね、討伐依頼・・・」

 

「そうだな。まぁ、アジトにしていた所をお前が攻撃したから暫くは動かないんじゃないか?」

 

バーサーカー陣営はキャスターの事を話していた。

 

「いいえ、そうとは限らないわ」

 

「どう言う事だバーサーカー?」

 

「キャスターの作っていたアジトは周りに海魔を置いていただけの物だったから、作ろうと思えばすぐ作れてしまうわ」

 

バーサーカーの説明を聞き、雁夜は納得した。

 

「なるほどな」

 

「まぁ、他の陣営は積極的に討伐に参加しないだろうけどね・・・」

 

「どう言う事だ?」

 

「皆が皆、キャスターの為に力を消耗した所を倒そうとするかキャスターとサーバントが戦っている間にそのサーバントのマスターを殺そうとするからよ」

 

「はぁ、これが戦いなのか・・・」

 

そう雁夜が言うと虫がバーサーカーの肩に止まった。

 

「あら、どうしたの?・・・え、そうなの?・・・そう、分かったわ。引き続きお願いね」

 

そうして虫が去ってから雁夜が聞いた。

 

「何かあったのかい?」

 

「どうやらライダーがアインツベルン城に向かったみたいね。ちょっと行ってくるわね」

 

「そうか、分かったよ。行っておいで・・・」

 

「ありがとうございますマスター」

 

そう言いバーサーカーはアインツベルン城に向かった。

 

 

 

 

 

 

アインツベルン城の中庭。

 

そこにライダーとセイバー、アーチャーの三人が酒盛りをしていた。

 

そこに新たなサーバントが現れた。

 

「あら?楽しそうじゃない。私も酒盛り混ぜて頂戴」

 

「む、お前さんは何者だ。我には見覚えがないが・・・」

 

「あぁ、この姿では初めてだったわね。私はバーサーカーよ」

 

その言葉に周りの者達は驚いた。

 

「なんと、それは真か?」

 

「そうよ」

 

そう言い座ったバーサーカー。

 

「私は特定の姿に変わることができるの。これが私がバーサーカーとして召喚された理由の一つよ」

 

「なるほどな。姿が狂っているという訳か」

 

「そう言い事よ。それよりギルガメッシュ、マスターへの悪戯はうまくいったかしら?」

 

「あぁ、それはうまくいったぞ!時臣の奴、面白い反応をするから止められずに毎日続けて居るぞ!」

 

「そう、楽しそうでよかったわ。そしてセイバーとアイリスフィール、こんばんわ」

 

「あ、あぁ・・・」

 

「こ、こんばんわ・・・」

 

そう言われながらバーサーカーは瓢箪と杯を取り出した。

 

「む、それはなんだ?」

 

「これ?これは星熊杯と私が持って来た日本酒よ」

 

「ほう、我にも一杯くれ!」

 

「構わないわよ。ほら、杯を寄せなさい」

 

「ほれ!」

 

そう言い差し出された杯にバーサーカーは一度星熊杯に潜らせてからライダーの杯に入れた。

 

「おい、何故その杯に一度入れてから注いだのだ?」

 

「あぁ、この星熊杯は酒のランクを一つ上げてくれるのよ」

 

「なんと!それは真か!!」

 

「えぇ、試しに飲んでみなさい」

 

そう言われライダーは注がれた酒を飲んだ。

 

「っプハァ!こりゃあ美味い!」

 

「それはよかったわ。ほら、そこの二人も飲みなさい」

 

そう言いバーサーカーは他のサーバントの二人に先程と同じ様に酒を注いだ。

 

「む、済まない」

 

「あ、どうも」

 

そして、二人は酒を仰いだ。

 

「っ美味いな・・・」

 

「確かにこれは美味しいですね」

 

『『む?』』

 

二人はいつの間にか酒を仰っていたのに驚いた。

 

その反応を見てバーサーカーは言った。

 

「あぁ、貴方達が断らずに酒を飲んだのは私のスキルの一つの所為よ」

 

『『『何?』』』

 

「そのスキルは私が勧めた酒を断る事が出来なくなるスキルなのよ」

 

「ほう、そうなのか」

 

「何とも微妙なスキルだな」

 

「戦いには使えませんね・・・」

 

それぞれの反応を見てからバーサーカーは城の上の方を見て言った。

 

「さて、そろそろ出て来たらどうかしら?貴方達・・・」

 

「どう言う事だバーサーカーよ?」

 

「私達の事を覗き見している者がいると言う事よ」

 

「何と!それは真か!!」

 

「えぇ、そうでしょうアサシン」

 

そのバーサーカーの言葉と共に周りに大量のアサシンが現れた。

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