魔法戦記リリカルセイバーズ   作:ゼルガー

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今回はクルモンの力で一時的ですがバンが完全体になります

◇◆◇



番外編「漢女番長、修行の旅日記」③

 

もう一人のオメガモンによってメフィスモンのところに向かったなのはとバン

 

しかし、道中のデジタルゲートではメフィスモンの眷属のデジモンが多く待ち構えていた

 

多勢に無勢を思われたが、なのはの拳とヒートグレイモンに進化したバンの前ではゴミも同然だった

 

そして後方から、二人のテイマーを引き連れたオメガモンが現れ、なのはの現状を見て謝罪

 

が、それまでの鬱憤がかなり溜まっていたなのはは、八つ当たりをばかりオメガモンの顔面に拳を入れたのだった

 

 

 

「うわ~・・・究極体の顔面ぶん殴ったよアイツ。ねえジェンには出来ないの?」

 

「いや、無理だからガルゴモン」

 

「キュウビモン、あの子実はデジモンだったってオテじゃないわよね?」

 

「いやルキ、それはない。彼女はの匂いは人間だ・・・多分」

 

 

なにやら酷いことを言われているなのはだった

 

 

「「イタタ・・・酷いな。と言うか私にダメージを負わせたのはアーマゲモンを除いて初めてだよ」」

 

「先に行けと言っておいてこの仕打ちはありえないの」

 

「「それはゴメン。こっちも予想外だったよ」」

 

 

ギャグ補正なのかオメガモンの額にはバンドエイドが張られている

 

 

「で、彼らがオメガモンが言ってたテイマーなの?」

 

「「そうだ。この子達がメフィスモンが逃げ込んだ世界のテイマーだよ」」

 

「ボクは李 健良(リー ジェンリャ)。ジェンって呼んで。あとこっちはパートナーのガルゴモン」

 

「よろしく~」

 

「私は牧野 留姫(マキノ ルキ)。こっちはキュウビモン」

 

「・・・よろしく」

 

「ジェンにルキちゃんか。私は高町なのは。こっちはヒートグレイモンのバンちゃん」

 

「よろしくね」

 

 

二人のテイマーとの自己紹介を終えた

 

 

「「すまない。自体は一刻を争うんだ。早くメフィスモンの所へ!」」

 

 

オメガモンの催促で三人は共にデジタルゲートを通り抜けていった

 

そしてたどり着いた先には、巨大なデジモンと二人の少年と少女、男性。そして1体のデジモン『メフィスモン』が向き合っていた

 

 

 

 

 

◇メフィスモン

種族 堕天使型

属性 ウィルス

世代 完全体

必殺技 デスクラウド

 

アポカリモンの残骸から生まれた堕天使型デジモン。

必殺技は『デスクラウド』

 

 

 

 

 

 

「ひゃはははは!奴等は全てのシステムを狂わせ暴走する。破壊と混乱の後に確実に人間どもは破滅するのさ!」

 

 

 

その言葉をゲート内で聞こえたなのははブチッとキレた

 

 

 

「「「破滅するのはお前の方だ!!」」」

 

「オメガモンっ!?と、誰だ?」

 

 

メフェスモンが声が聞こえた方向に視線を向けると、その空間が歪み三つの光が現れた

 

そしてその一つが真っ直ぐメフィスモンに向い・・・

 

 

「クタバレなのぉぉぉおおお!!」

 

「なっ!?ぐあああああああ!?」

 

 

ぶん殴り倒したのだった

 

 

「う、嘘・・・デジモンを殴り倒したってルキ!?」

 

「タカトだらしない」

 

「タカト君、約束通りやって来たよ」

 

「李君!」

 

「オメガモンがデジタル空間を使ってココまで連れてきてくれたんだ」

 

「クル~♪」

 

「く、クルモン何時の間に李君と一緒に・・・」

 

「うわ~い!皆来た~!」

 

 

少年、タカトとグラウモンは仲間の再会を喜んだ。

 

その光景をデジタルゲートから見ていたオメガモンは額のバンソコウを摩りながらため息を付いた

 

 

「「普通、完全体のデジモンを殴り倒すかなぁ・・・まあいいや。私はここから出ることが出来ない。君達の力で、メフィスモンを倒してくれ」」

 

 

オメガモンが出て来れないと知ったメフィスモンはニヤリと薄ら笑いをした

 

 

「くふふふふ、コレで勝機は私のもの。雑魚どもが!生かして帰さんぞ!!特に私の顔を殴った小娘はなっ!」

 

 

メフィスモンの怒りの言葉を聞いたなのはは、ニンマリ笑顔で答えた

 

 

「はっ、上等なの!こっちは強い奴と戦う為だけにこの世界に来たんだから、期待外れにしたら許さないの!」

 

「なのは・・・お願いだから自重して」

 

 

メフィスモンを殴った影響か、なのはからは物凄いデジソウルが溢れていた

 

 

「ね、ねえ李君。あの子・・・何?」

 

「さ、さあ?ボクも今さっき出会ったばかりだし」

 

「と言うか、本当に人間なのかしら?普通、デジモンは殴り倒さないわよ?後、何かオーラ出てない?」

 

「「そうだね」」

 

「タカト!」

 

「ジェン!」

 

「ルキ!」

 

「「「あ・・・ごめん。行くよ!」」」

 

 

テイマーたちの掛け声を聞いたグラウモン、キュウビモン、ガルゴモンはメフィスモンに向かって走り出した

 

それに追うかのように、ヒートグレイモンとなのはも駆け出した

 

 

「ククク・・・イエアァァァアアアアアア!!!」

 

 

しかし、メフィスモンが放つ衝撃に全員が吹き飛ばされ、あたりは真っ白に染まった

 

全員が気が付くと、海中なのに都会のビル、上空には船や飛行機といった乗り物の残骸が多く存在していた

 

 

「ここは一体・・・」

 

「喜んでくれたかな?ここは私のデジタル空間。ここが人の世界に未来だよ」

 

 

メフィスモンが告げた言葉を聞いた四人は怒りをあらわにして叫んだ

 

 

 

「ふざけるなっ!こんなの、間違ってるよ!」

 

「こんな世界が人間界の未来だなんて僕達は信じない!」

 

「アンタの思い通りにはさせないんだから!」

 

「行くよバンちゃん!全力全開で!」

 

「うん!」

 

 

グラウモンが炎をは吐いてメフィスモンの右腕に当てると、その手に捕まれていた犬のデジモンはスルリと脱出した

 

続いてガルゴモンが弾幕を、キュウビモンが鬼火をメフィスモンに当てていくが、効果が薄かった

 

 

「バンちゃん!上のアレを狙って!」

 

「えっ?わかったなのは!ヒートバースト!!」

 

 

ヒートグレイモンが狙ったのは、メフィスモンの真上にあったタンカだった

 

 

「ナニッ!?ぐあああああああああ!?」

 

 

炎に包まれたタンカがメフィスモンに直撃し、メフィスモンの身体を焼き尽くしていった

 

 

「皆、今のうちに!ガルゴモン!」

 

「分かった!グラウモン!」

 

「離れるわよキュウビモン!」

 

 

タカトたちはタンカの爆発に巻き込まれる前にその場から離脱し、なのはも後に続いた

 

そして、四人が避難した先には、消滅しかかっている先ほどの犬と少女が涙を流していた

 

 

「いや・・・死んじゃいやっ!・・・メイッ!」

 

「ありがとう。やっと・・・名前を呼んでくれたんだね。それがワクチンプログラムの起動ワードだったんだ。さよなら・・・美波」

 

 

光の粒子と化したメイは空高く消えていった

 

 

「プログラムが起動した・・・」

 

 

少女・・・美波の父親がそうつぶやくと、あたり一面にあったビルや乗り物が次々と消えてった

 

 

「終わったん?」

 

 

日焼けした少年「海(かい)」がタカトにそう尋ねると、タカトは不安そうな顔をして答えた

 

 

「分からない。メフィスモンを倒したのに、この空間が消えないんだ」

 

 

タカトの言葉を聞いたなのはははっとした表情になって叫んだ

 

 

「皆!まだ終わってないの!メフィスモンは生きてるの!」

 

 

なのはの声と同時に、ビルの瓦礫から、メフィスモンよりさらに巨大なデジモンが現れた

 

 

 

◇ガルフモン

 

種族 魔獣型

属性 ウィルス

世代 究極体

必殺技 デッドスクリーム

得意技 ブラックレクイエム

 

メフィスモンが進化した魔獣型デジモン。

必殺技は『デッドスクリーム』

 

 

「進化・・・したの?」

 

「しかも究極体。こっちは成熟期が四体なのに」

 

「でも、やるしかない!」

 

「ルキちゃんの言う通りなの!バンちゃん!」

 

 

四体はガルフモンに向かって攻撃を仕掛けるが、全くびくともせず、逆に返り討ちに会ってしまった

 

 

「「「「ぐああああああ!?」」」」

 

「グラウモーーン!!」

 

「ガルゴモン!!」

 

「キュウビモン!?」

 

「バンちゃん!?」

 

 

ヒートグレイモンたちは、ガルフモンが軽く振っただけの腕で致命傷を負い、倒れてしまった

 

そんな光景を見たクルモンは四体に近づいて、悲しそうな表情をしてガルフモンを睨んだ

 

 

「皆頑張るクルっ!負けちゃ駄目クルーーー!!!」

 

 

クルモンが叫ぶと、額のマークが光り輝き、ヒートグレイモンたちもソレに応じるかのように輝いた

 

 

「アレは・・・」

 

「まさか・・・」

 

「進化の光・・・」

 

「バンちゃんが進化する・・・デジソウル無しで?」

 

 

 

「グラウモン進化!――――メガログラウモン!!」

 

「ガルゴモン進化!――――ラビットモン!!」

 

「キュウビモン進化!―――タオモン!!」

 

「ヒートグレイモン進化!――――メテオグレイモン!!」

 

 

 

 

◇メテオグレイモン

 

種族 サイボーグ型

属性 ワクチン

世代 完全体

必殺技 メテオブレイク

得意技 ギガバースト

 

ヒートグレイモンが火山地帯で更に適応できるためにサイボーグ化した完全体のデジモン。両腕は超巨大なアームが装備されており、どんなものでも粉砕する

背中にはジェット機の翼が装備されており空も飛べる。

得意技は口から吐く高温の炎「ギガバースト」。そして必殺技は両腕の超巨大アームで相手をぶん殴るメテオブレイクだ

 

 

 

「この姿、エテモンの時以来だね」

 

「うん。あの時は偶然の産物で進化したし、今回もそうだと思う」

 

「まだ、あの時の力がなんのか分かってないもんね・・・でも今は」

 

「うん!」

 

「「アイツをぶん殴ろう!」」

 

 

 

続く

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