魔法戦記リリカルセイバーズ   作:ゼルガー

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前回のあらすじ

なのは「バンちゃんが進化したの!」

バン「でも、まだちゃんとした完全な進化じゃない」

◇◆◇









番外編「漢女番長、修行の旅日記」④

「メガログラウモン!」

 

「ラビットモン!」

 

「タオモン!」

 

「バンちゃん!」

 

「「「「いっけーーーー!!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?何でココまでしかの記憶が無いんだろ?

 

うん、バンちゃんが完全体に進化して、他の三体と一緒にガルフモンに特攻して勝った

 

そして、ガルフモンが死んであの空間が砕け散って視界が白くなった・・・

 

までは覚えてるんだけど・・・そこからの記憶が無い

 

なんで?

 

 

「・・・なんで君がここにいるのかな?高町なのは」

 

「・・・誰?」

 

 

何で目の前に吸血鬼ぽい人が机に座って書類作業をしていた

 

あれ?バンちゃん?

 

 

『な、なのは!大丈夫!?』

 

 

あ、腰のデジヴァイスにいたの

 

 

「ふむ、そういえば君達は私の事を知らなかったね。私はヴァンデモン。このダークエリアを収めている王だ」

 

 

王?でも何で私を?

 

 

「ダークティラノモン。そしてアイスデビモン・・・いや、君にはネオデビモンと言った方が良いかね?彼を君たちに送りつけたのはこの私だよ」

 

 

ネオデビモン?・・・っ?!治ったはずのお腹の古傷が痛む?

 

 

「部下なんかを送らずに自分で来いなの!」

 

「その通りだな」

 

 

あれ?何か悪の親玉ぽくないの

 

本当にあのネオデビモンを送りつけた奴?

 

 

「だが、私が望むのは強者との戦いだ」

 

「それは共感できるの」

 

 

私も強い奴との喧嘩は大好きなの

 

・・・ん?もしかして

 

 

「私たちを鍛えるため?」

 

「ほう、察しが良いな。流石は救世主の弟子だ」

 

「いやぁ~照れるの」

 

『なのは・・・自重』

 

 

五月蝿いのバンちゃん

 

 

「私は特に君に期待しているのだよ。この私の覇道の相手に相応しい。そう思っている」

 

「覇道?」

 

「そう、私はデジタルワールドと人間界の覇王になるのだよ!その為にも、私は覇道を歩まねばならない」

 

「つまり、弱い奴には興味が無い?」

 

「その通りだよ」

 

 

だから、弱い人を強くする

 

それも、自分の相手に相応しい人物を

 

でも

 

 

「師匠やロイヤルナイツでは駄目なの?」

 

「彼らは最終的な相手になるだろう。だが、今ではない」

 

 

今じゃない?

 

 

「彼らと戦う舞台は君たちを下し、人間界を征服した後だ。最強の敵を最高の舞台で最高の戦いをする。そして、私は全ての王「覇王」となるのだ!」

 

 

す、凄い

 

確かにこのデジモンは悪と呼ばれる存在かもしれないの

 

でもヴァンデモンは・・・王だ。私は直感的にそう感じた

 

覇王・・・すさまじい気迫なの

 

今まで出会ったデジモンとは違う

 

師匠のオーラに匹敵している

 

人をひきつける魅力がある

 

もし・・・もし、私が最初に出会ったのが師匠じゃなくて、このデジモンだったなら・・・・・・・・・私はきっとヴァンデモンを尊敬していたと思う

 

だけど・・・だけど!

 

 

「今は君とは戦うつもりは無いよ。今はね。だから帰りなさい。自分の世界に」

 

 

今はその時じゃないのかもしれない!

 

でも!

 

 

「その前に、この拳を受けるの!!!」

 

 

私はヴァンデモンのオーラに気圧されながらも、一気に駆け出した

 

 

「私のオーラを受けてもなお立ち向かうか。人間ながら見事だ高町なのは。だが・・・」

 

 

私が繰り出した拳はヴァンデモンの右手にあっけなく受け止められた

 

 

「ふむ、これが君の拳か。まだ軽いな」

 

 

か、軽い!?ネオデビモンやメフィスモンを殴り倒せるのに!?

 

 

「が、まだ伸びるか。これからの君の成長に期待してるよ」

 

「な、何を!って、うわっ?!」

 

 

突然私の真後ろにゲートが開き、それに吸い込まれ始めた

 

な、何で!?

 

 

「ロイヤルナイツの仕業か。まあいい、コレで私の楽しみが増えたと言うもの。では高町なのは、また会おう。次は同じ舞台でな」

 

「くっ!今度は必ず!その顔に拳を入れてやるの!絶対に!」

 

「ははは!楽しみにしてるよ」

 

 

 

そして私はゲートに吸い込まれた

 

 

「コレだから人間は面白い。やはり、私の覇道の相手に選んだのは間違いではなかった」

 

 

ヴァンデモンはなのはが消えた場所を見つめながら、『痺れて動かない右手』を左手で抑えていた

 

 

 

 

つづく!

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