「紙一重って、ところかしらね」
「はぁ、はぁ・・・・・・そ、そんな」
フランをセットアップさせるまでも無かったわね。
まあ、ぶっちゃけ簡単に言うと、彼女の攻撃を全て避けきって、カウンターを入れて行ったてところね
彼女・・・アインハルトだっけ?は、弱くはないわ。むしろ、強い部類だと思うけど精々下級の成熟期ってレベルかしら。
ま、相手が悪かったわね。私が相手だもの。
「で、いつまで私達を見ている気かしら?レディに対するマナーがなってないわね?」
「はぁ、はぁ・・・え?監視、ですか?」
先程からこちらを監視している視線の方向に体を向け、殺気を飛ばした。
「おやまあ、よくお分かりで」
姿を見せたのは、白と黒の衣装を見に包んだ道化師のデジモンだった。
感じるこの破動・・・間違いなく、究極体クラス!
「何者かしら?覗き見何で悪趣味よ」
「私はカオスピエモン。いえいえ、美しいお嬢さん方の戦いに見惚れていたのですよ、レディ。まあ、私としましては聞きたいことがあるだけですがね」
「聞きたいこと?」
「ええ。ですが、それは別にいいです。・・・・・・・倒したあとで、無理やり聞き出せば宜しいのですから」
◇
カオスピエモン
世代:究極体
種族:魔人型
属性:ウィルス種
必殺技:トランプソード
カオス3将軍の1体である魔人型デジモン
カオスロードの手下であることとカオス3将軍の1体であること以外は全くわからない。
必殺技は背中の4本の剣を瞬時にテレポートさせて攻撃するトランプソード
◇
ふん。なーんか、気に入らないわね。
紳士っぽい対応だったけど、道化師だしねぇ?
『アリサ。奴はおそらく・・・・・・』
「分かってる。本気で行かないと、不味いわ。アインハルト、今すぐここから離れなさい」
「一人で戦う気ですか!?私も「自惚れないで」っ?!」
「相手の実力を感じ取れない子が、共に戦うと言うな。それにね・・・・」
私の体内のデジソウルを熱く・・・・もっと熱く燃焼させる。
そうよ、もっと燃えなさい。
「誇り高き魔導騎士の戦いに干渉、手助けは一切無用!!行くわよ、フラン、ギルモン!」
『承知!』
『うむ!』
見せてあげようじゃない。私達の最強の姿を!
「デジソウル、チャージ!ユニゾンドライブ!!!」
『ユニゾンエヴォリューション』
『ギルモン進化!!!――――――』
デジヴァイスに魔力とデジソウルを込めると、画面からギルモンが粒子分解され、私の身体と一つになっていく。
そして、フランが私の胸に消え、そこにデジソウルと魔力が集中し、私の体がデジモンへと変化する。
ギルモンが至るもう一つの究極体(デュークモン)。
金と赤の兜と装飾、白い全身装甲。
真紅のマントに、右手には、魔槍デュナス。
甲冑には紋章が刻まれている。
その名も
「――――――メディーバルデュークモン!!!」
◇
メディーバルデュークモン
世代:究極体
種族:戦士型/魔導聖騎士型
属性:データ種
必殺技:ファイナルクレスト、レイジ・オブ・ワイバーン
装備:魔槍デュナス
ウィッチェルニーで伝説の英雄と称えられ、旋風将と呼ばれている戦士型デジモン。
デジタルワールドでは見た者が皆無に等しいが、煌びやかな装飾を施した甲冑に紋章を付した姿から幻想の戦士と呼ばれている。
外的から身を守る手段がなく、滅びようとしていた古代ウィッチェルニーに突如現れ、外敵を倒してウィッチェルニーを救い、時を超越して現今もなお存在しているといわれているが定かではない。
炎、大地、水、風の4つの魔術体系のうち、風によって創られた武器で戦うヴォルテックスウォリアーと呼ばれるデジモンたちを束ねていることから、旋風将と呼ばれており、自らも魔術で作られ、飛竜の力を秘めた最強魔槍デュナスを持っている。
必殺技はデュナスより放つレイジ・オブ・ワイバーンとファイナル・クレスト
尚、本来のメディーバルデュークモンと異なり、人間と融合進化しているため、種族が若干異なっている。
◇
「ロイヤルナイツだと?!貴様、テイマーか!」
「変わった・・・アリサさん?」
うん、反動は少ないわね。何回も進化した成果、やっと出てきたわ。
前は酷かったわね。魔力とデジソウルが反発するから、時間制限が合ったり、後遺症があったり。
あの馬鹿は感覚で何とかなったけど、私達には厳しかったわね。
さてと
「混沌の住人よ、何が目的化は知らないが、大人しくデジタルワールドに帰るがいい」
久しぶりに本気で行くわよ!
◇
「うおおおおおおおおおおおおお!!!」
「でやああああああああああ!!!」
黒と白。二つの光が夜空で衝突し合う。
それを見守るのは、幼き聖王。高町ヴィヴィオだった
「す、凄い」
初めて見るデジモン同士の戦い。それは高ランクの魔導師同士の戦いすらもお遊戯に見えてしまうほど、凄まじかった。
「ククク、クハハハハハハハハ!楽しいぞ、スターライトグレイモン!!我とここまで戦えたのは、貴様が初めてだ!」
カオスグレイモンがドラモンキラーを振るえば
「それはこちらのセリフだ!敵ながらその拳、見事としか言えん!!だが、それでも負ける気は無い!!」
スターライトグレイモンの拳がそれを相殺する。
その衝突の衝撃は、当たりを吹き飛ばす勢いだった。
「もっとだ!もっと我を楽しませろ!!」
「上等!ならば全力を持って、貴様を叩きのめそう!!」
もう、二人の頭には、目的とかそんなものはどうでも良くなっていた。
彼らは正しく戦闘狂。つまり、戦い第一なのだ。
「デリャアアアアア!!!!」
「ダァァァアアアアア!!!」
その戦いは、まさに、台風のようであった。
「もう、手や足の動きが目に見えない・・・」
ヴィヴィオはこれ以上巻き込まれないように、もっと離れた位置でみようと思い、移動を始めた。
懸命な判断である。
「喰らえ!!!ガイア―――――!!!」
「ならば、こちらも!!ディバイン――――!!!」
二体は、お互いの必殺技を放つため、距離を取り、両手にエネルギーを集中し始めた。
そして
「――――フォーーース!!!」
「――――バーーーースト!!!」
混沌のガイアフォースと、ピンクの砲撃が衝突し、あたりは黒と白が混ざった光に包まれた