「・・・・ここは」
気がつくと、私は見たことが無い場所のベッドで寝ていた。
アレ?私は確か・・・カオスグレイモンと撃ち合って・・・・・・どうなった?
「どうやら目が覚めたみたいね」
「・・・・・・アリサちゃん?」
「何で此処にって顔ね。まあ、私も詳しくは知らないけどね」
身体に異常は・・・・うん、無い
「バンちゃん?レイハ?」
「二人ならメディカルルームにいるわ。アンタの代わりに致命傷を受けたみたいだから感謝しなさい」
そっか・・・ゴメンね
ってアレ?
「で、ここは何処なの?」
「・・・・・・アンタ、本当に覚えてないのね。ここはアースラよ。是、別世界のね」
アースラ?ああ!時空なんたらとか言う組織の船!
「それにしても、アンタよく生きてたわよね。仮にも究極体を相手にして、本気で殺しあったんでしょ?」
「そうかな?ヴァンデモンやオクドモンに比べたら兵器だけど?」
「・・・・・あの規格外な二体と比べる?」
オクドモンは、闇の書事件の黒幕で、私達が死闘と繰り広げた相手。まあ、その話は本編で。
ヴァンデモンは・・・・・・
―――実にエレガントだな、高町なのは。君こそ、我が宿敵に相応しい。
―――はっ!嬉しいこと言ってくれるの!それでこそ、我が好敵手なの!
―――見せてやろう、これが私が求めた究極の姿!超究極体だ!
―――上等!そんなもの、私の拳で打ち破る!
―――来るがいい!高町なのは!!!
―――行くぞ、ヴァンデモン!!!
実に心躍る素晴らしい戦いだったな~。
「で、アリサちゃんの方も戦ったの?究極体と」
「ええ。でも逃げられたわ。まさか戦っていたのが幻術だとはね・・・・してやられたわ」
「幻術か~」
ティアちゃんとポンタモンがいれば、そう言った敵には有効なんだと思うけどね。
「さてと、行くわよ」
「行くってどこに?」
まだ、バンちゃんやレイハは治療中でしょ?
「アースラの艦長と、この世界のアンタ達よ」
あ、そうか
「ついでに言っておくけど、アンタの一緒にいたヴィヴィオって子も一緒だから。その子がアンタをここまで連れてきたんだから感謝しなさいよ」
はいはい
◇
「君が別世界のなのはか・・・・本当にそっくりだな」
あ、クロイノ・ハラグロイヨだ
「クロノ・ハラオウンだ!!」
「なのは・・・アンタ、またそんな間違いを」
「うわァ・・・・鏡を見てるみたい」
アレがもう一人の私か
ツインテールに、貧弱そうな身体・・・はァ
「なんか弱そう」
「何で!?というか、君だって馬鹿そうじゃん!」
「は?貴女だって馬鹿そうじゃん。」
「むむむむむ!」
「はんっ!」
なんか、気に入らないなー
「同族嫌悪かしら?ところでアンタはこの世界のフェイトかしら?」
「えと、うん。もう一人のアリサなんだよね」
「この世界の私は魔導師じゃないの?」
「うん。リンカーコアがないみたいだし」
「ふーん。はやてはいるみたいだけど、すずかがいないみたいだし・・・・本当に別世界なのね」
「そっちの私ってどんな風なの?」
「んー、母親のアリシアさんによく弄られてるわね。アンタも弄られてるの?」
「・・・・・・え?母親?アリシアが?え?」
「え?違うの?」
なんか私そっちのけで面白そうな話をしてるみたい
「こうして並ぶと双子みたいやな~リイン」
「そうですね、主」
「ヴィヴィオのお母様が二人って凄いですね」
「うん。ただでさえ小さい頃のママってだけで驚いたのに・・・」
「うわぁ・・・教導官が二人って凄いねトーマ」
「あ、ああ。ある意味悪夢だ」
私達がにらみ合っていると、横から声を掛けられた
「失礼します。高町ナノハ」
「「何?」」
「あ、言え・・・私が知る方のナノハです」
また私のソックリさんなの。でも、この子も髪型が違うな~。ショートカットか。
もう一人の私はツインテール
私はポニテ
この子はショート
こうしてそろうと、三つ子みたいだね
シュテルちゃんが、もう一人の私と話してるみたいだから、私は再び心友に話しかけた。
「ねえアリサちゃん、一ついいかな」
「なによ」
「私が戦った敵と、アリサちゃんが戦った敵。カオス3将軍って名乗ってたよね」
「・・・・・・ああ、そういうことね。つまり、あと一体は居ると言いたいのよね」
「うん」
カオスグレイモンは、少なくとも、私と互角。アリサちゃんが戦ったカオスピエモンも同じ・・・だと思う。
残る一体も、私達と同じと考えていいかもね。
そして、3将軍には、絶対に黒幕がいる。これは私の直観。
「そうと決まったら、少し組手してもらってもいいかな?」
「いいわよ。正月ボケで体が少し鈍ってたし」
「手加減は」
「無用」
「本気」
「上等」
「相手が倒れるまで」
「ぶん殴る」
「じゃ、やろっか」
「リンディさんに許可もらってくるわね」
アリサちゃんと久しぶりの殴りあい。楽しみだな
「成程、あちらのナノハは接近戦が主体のようですね。体つきも理想の体型ですね」
「ほっといてよ!気にしてるんだから・・・・運動音痴なの」
「ナノハ、砲撃主義なのは構いませんが、身体を鍛えないと勝負になりませんよ?」
「うう・・・・何で世界が違うだけで、あっちの私は運動できるの!?」
努力の賜物だよ。死に物狂いのね。
あ、後でレイハとバンちゃんの様子を見ないと。
そして数分後。私たちはリンディさんに訓練室を借りて、組手をすることになった。模擬戦?違うよ、本気の戦いだよ。
でもさ、なんか観客が多いな
「ガンバレー!もう一人のなのはママー!」
「頑張ってください!」
「もう一人の高町か。見モノだな」
「つか、アリサが戦うってのは予想外だよな~」
「えと、怪我はしないようにして下さい!」
「・・・・・・ふむ」
「どっちも頑張ってなー」
「頑張れー二人共ー!」
「ふん、中々の見物ではないか」
「王、それにレヴィ。体がそわそわしてますよ」
「や、やかましいわ!」
「ねえなのは。どうしてそんな嫌そうな顔してるの?」
「え?・・・むー、なんかあのもう一人の私が気に入らないというか・・・認めたくないと言うか・・・わからないかな」
皆応援してくれてるな~でも、もう一人の私。アンタはむかつくから帰れ。
あとシャマルさん。多分、お互いに大怪我すると思います。
「じゃ、始めようか」
「そうね」
私たちは、お互いにデジソウルを発動させ・・・・そして
「はああああああああ!!」
「でやああああああああ!!」
思い切り、お互いに拳をぶつけ合った