魔法戦記リリカルセイバーズ   作:ゼルガー

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◇◆◇

コレまでのリリカルセイバーズに起こった三つの出来事!


1つ!神奈川県付近にジュエルシードがばら撒かれた

2つ!魔力とデジソウルの暴走でアリサ、すずか、フェイトの三人が気絶した

3つ!ヴァンデモンの配下である四天王が動き出した


そして、今回のリリカルセイバーズは!

◇◆◇



その17「インプモンの正しい進化。すずかを守れバアルモン!」①

 

~月村家~

 

 

「そう、報告ありがとうねファリン」

 

「はいです。それで忍お嬢様・・・すずかお嬢様のことですけど」

 

「あの子のやりたいことならやらせて上げましょう。あの子が初めてわがままを言ったんですから」

 

 

DATSから連絡があった忍はすずかの専属のメイドであるファリンに迎えに行かせ、自宅へと運んだ

 

勿論、インプモンも一緒に

 

忍は連絡の際、薩摩から全てを聞いた

 

すずかが今まで隠してきたことを

 

 

「あの・・・俺、どうなるんだ?」

 

 

忍の向いの椅子に座るインプモンは、すずかと引き離されるんじゃないかと心配していた

 

 

「貴方はずっとすずかを支えてくれたんでしょ?友達も出来ず一人ぼっちだったあの子を」

 

「でも俺・・・守れなかった。すずかが悲鳴を上げてたのに!俺が、すずかのデジソウルに絶えられる身体だったら完全体に進化できたのに!」

 

 

忍にはインプモンの悩みが分からない

 

忍は人間だし、インプモンとは今回初めて対面したのだ

 

だから理解できない

 

それでも・・・彼がすずかを守りたいと思う気持ちに偽りが無いと信じられた

 

 

 

 

 

一方その頃、DATS本部では、アリシアがアリサたちの魔力とデジソウルの反発暴走の原因を調べていた

 

 

 

 

「う~ん・・・原理は正しいんだけどな~」

 

「博士、少し休んでは?」

 

「ううん。あの子達が苦しんだのは、私の見解が甘かったのが原因。だからすぐに解明しないと同じ事態を引き起こすかもしれないの」

 

「しかし「やっぱり無茶してんだなお前」って誰ですか!?ここは部外者は立ち入り禁止です「あら、もう日本に来たの?アナタ」・・・はい?博士のお知り合い?」

 

 

研究施設に入ってきたのは、少し癖が付いた茶髪のやさしそうな男性だった

 

 

「紹介するわ。私の夫のタイチ・テスタロッサよ」

 

「どうも、タイチって言います。妻と娘が世話になってます」

 

 

タイチ・テスタロッサは名前の通り、日本人だが、アメリカの国籍である

 

旧姓は八神。

 

 

「で、何を悩んでんだアリシア?」

 

「んー・・・コレを見てくれる?」

 

 

アリシアがタイチにデータを見せると、タイチも苦い顔をした

 

 

「成る程なー。原理は正しいのに結果が出せなかったと。まあ、確かに原理は正しいかもな」

 

「でしょ?」

 

「でも、世の中計算通りにいかないのが現実だぜ?昔見たいにな」

 

「・・・そうだね。後は本人次第かな」

 

 

魔力とデジソウルの融合

 

コレはやはり計算ではなく、本人達の感情次第と言う結論を出した

 

その為のデバイス

 

デバイスは元々、魔力とデジソウルのコントロールの為に作ったのだから

 

 

「本当、お母さんみたいには行かないよね」

 

「人類初、デジソウルと魔力の融合に成功した人だもんね」

 

 

やはりあの人は偉大な人だ

 

でも、そんな人を嵌めた管理局を許せない

 

アリシアの心の中ではまだ、憎しみが残っていた

 

 

「ねえタイチ。私ね・・・怖いんだ」

 

「怖い?何が?」

 

「昔話したでしょ?母さんの事、私の事」

 

「ああ」

 

 

タイチはアリシアの秘密は全て知っている

 

だからこそ、彼女を全力で支えようと頑張っている

 

勿論、娘のフェイトも

 

 

「何時管理局がこの世界に目をつけるかもしれないって・・・魔力を保持してるフェイトが狙われるんじゃないかって。さっきユーノ君から聞いた話だと、今も幼い子供を戦場に使ってるって・・・だから」

 

 

タイチは震えるアリシアをそっと抱きしめ、頭を撫でた

 

 

「大丈夫だ。俺がいる、パートナーデジモンがいる。絶対にフェイトには手出しさせないさ」

 

「でも・・・」

 

「俺が今まで嘘を付いたことがあるかよ?」

 

 

ぶっちゃけると、嘘は付く。だけど、妻と娘、亡き義理の母にだけは付いたことが無かった

 

 

「守るよ絶対に。俺の家族も、フェイトの友達もな。俺と・・・ゼロがな。なあ、ゼロ」

 

『オウ!ボク達が守るぜ!』

 

 

タイチの腕に装着されているなのはたちとは違うタイプのデジヴァイスから声が響いた

 

ソレに答えるかのようにアリシアのデジヴァイスからも声が響いた

 

 

『不安になるのは判る。でも、もっと俺たちを信じてくれアリシア』

 

「うん・・・ありがと、皆」

 

 

 

不安だったアリシアはタイチと二人のデジモンのお陰で元気が出てきた

 

しかし、二人は気が付かなかった

 

そんな光景を空気を読んでじっとしている研究員がいること・・・

 

 

「私、何時までじっとしてればいいんでしょうか・・・はぁ」

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

その頃なのはは・・・

 

 

 

 

「オメガモン・・・道を開いてくれたのはいいけど、敵が多すぎるのーーー!!!」

 

「なのは!また着たよ!今度はコクワガーモンの群れだ!」

 

「げっ!?雑魚なのに数が多い!?これじゃメフィスモンの場所に着く前に体力が切れちゃうの・・・」

 

「なら諦めるの?」

 

「ううん、最後まで諦めずに戦い抜く!それが漢女!こうなったらとことんやるの!行くよバンちゃん!」

 

「うん!」

 

 

今だデジタルゲートの中で数多のデジモンと戦闘を繰り広げていたなのはとヒートグレイモンだった

 

数分後、オメガモンと彼に連れられてきた二人のテイマーとそのパートナーと合流し(その際、なのははオメガモンに一発拳をお見舞いしたが・・・)、一緒にメフィスモンの場所に向かい始めた

 

 

 

 

続く!

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