魔法戦記リリカルセイバーズ   作:ゼルガー

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その21「樹海の修業!真紅の魔導騎士アリサ!!」①

 

 

 

 

 

 

私は今、山奥の滝壺で静かに瞑想している。

 

あの時、アリシアさんに渡されたデバイスを起動したとき、私の中にあるデジソウルと魔力が反発し、暴走した。

 

だからこうして、精神を集中する為に修業を行っている。

 

精神を集中させると、私の中にデジソウルを生み出す機関とは別のコアが有った。おそらくそれがリンカーコア。魔力の源。

 

瞑想すると本当、よく分かるわ。そして感じてみて分かる。

 

デジソウル・・・一般的に言うなら“気”に該当するエネルギー。そして、デジモンや人間にとっての生命力。

 

魔力は精神力ね。詳しい専門家がいればもっとよく分かるんだけど・・・その専門家であるアリシアさんはマッドだしなぁ~

 

 

とにかく、この二つのエネルギーを使いこなさないと、デバイスを使えないわ。

 

 

とりあえず、デジソウルを抑えつつ、魔力を開放してみるわ。

 

ふむ、どうやら魔力もデジソウルも色は同じで真紅みたいね。

 

当面の目標は、デジソウル無しで魔力を使いこなすこと。

 

そして、次のステップは魔力とデジソウルを同時に使いこなすことね。

 

でも、まずはこうして瞑想し、心を無にして魔力を効率よく使いこなさないと。

 

 

「そのためにも・・・・フラン、デジソウルの封印をお願い」

 

『承知』

 

 

私の首に掛かっている真紅のデジタルハザードの形をした宝石に話しかける。

 

この子は私のデバイス、フランヴェルジュ。愛称はフラン。

 

さっきも言ったけど、セットアップは使えなくても、こうしてサポートをしてくれる大切な相棒よ。

 

 

 

「アリサ。魚を釣ってきたぞ」

 

 

 

あ、ちょうどギルモンも戻ってきたわね。

 

 

 

「じゃあ、昼食にしましょうか」

 

「うむ」

 

 

調理は、塩焼きでいいわね。ギルモン、ファイヤーボールでお願いね?

 

 

 

 

 

 

昼食後、アリサは両手両足に重りを付けて、川の上に立ち、シャドーを始めた。

 

しかし、川の上に立つとは、だいぶ上達したのもだ。前はデジソウルで、今は魔力を足に集中させ、浮力で浮き、重りで沈まないようにしながら、体を動かす。

 

そして、シャドーの相手は恐らく・・・高町なのはだろうな。

 

アリサにとって、盟友であり、好敵手。そして、超えるべき壁。

 

三年前、彼女達は出会うべくして巡り合い、お互いを刺激し合いながら成長した。

 

何より、アリサは人一倍負けず嫌いだ。それこそ、高町なのは以上に。

 

だからこそ、私はアリサに惚れ、彼女のパートナーとなったのだ。ロイヤルナイツの地位と誇りを捨ててな。

 

 

「ふっ!はっ!てやっ!!」

 

 

しかし、一つ10kgの重りを付けてるのに、よく川の中に沈まず、あそこまで動けるものだ。

 

ん?そういえば高町なのはは、その状態で青森から北海道まで海の上を走って横断していたな。

 

人間とは、凄まじい生き物だな

 

さてと、そろそろ私も組手に参加するか。

 

 

「アリサ、本気で行くぞ」

 

「ええ。来なさいギルモン。今日は私が勝つわ」

 

「ふっ、それはどうかな。成長期とはいえ、元ロイヤルナイツを舐めてもらっては困る」

 

『では、我が審判を務めよう。勝利条件は、降参をするか、気絶するかのどちらかだ』

 

「OK」

 

「承知した」

 

『では、開始!』

 

 

 

私は地を蹴り、アリサに向かって爪で切り裂こうと繰り出す

 

だが、それは全て回避されてしまった。

 

やはり速いな。

 

 

高町なのはが、力に特化しているなら、アリサは速さに特化している。

 

速さだけで言うなら、高町なのははアリサには勝てない。それほどまでに、アリサは速いのだ。

 

まあ、今はだが。恐らくもう少し彼女達が成長すれば、力も速さも互角になるだろうと予想できる。

 

二人は常に拮抗しているからな。

 

 

もし、二人がデジモンで、ジョグレス進化が可能だったら・・・我が盟友オメガモンのような存在になるだろうな。きっと

 

そう思うと、少々残念だな。

 

 

「でやっ!」

 

「っ!?くっ!はっ!」

 

 

と、考え事をしていたら、イイモノを受けてしまうところだった。

 

さあ、アリサよ。組手はまだまだ始まったばかりだ。

 

君の可能性を、私に見せてくれ!

 

 

 




ども、ゼルガーです

やっと、久しぶりに本編を更新できました。

次はまた番外編を書きます
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