―バンside―
僕の目の前では、二人の少女・・・まあ、なのはの方が幼いけど・・・が拳をぶつけ合ってる
もう、顔が腫れようが鼻血が出ようがお構いなしに殴り合ってるよ
「オラァッ!」
「あぐっ・・・っち、喰らえっ!」
「あうっ?!・・・やるじゃねーか!オラッ!」
「はぐっ!そっちもいい拳を持ってるの!でやぁぁあああ!」
あ、鳩尾にいい拳が入った
「ごはっ!?・・・げほっ、久しぶりだなぁ。こんな気持ちがいい拳を貰ったのはぁ!」
「私もなの。こんなに楽しい喧嘩をする相手はアリサちゃん以外は初めてなの!」
「楽しい・・・楽しいよなぁ!もっと殴り合おうぜぇ!」
「上等なのぉっ!」
ああ、完全にヒートアップしてるよ
「ああもう、アス姐の馬鹿ぁ・・・」
君も苦労してるんだね。えっと・・・誰?
僕は勝手になのはのデジヴァイスからリアライズして、女の子に話しかけることにした
「ってうわっ!?学ランを着たトカゲの化け物!?」
「酷い!?僕はトカゲじゃないよ?!ねえ、君は誰?僕はバンチョーアグモンのバン」
「あ、ごめんね。私はユウナ・ナカジマ。10歳だよ。よろしくね、バンちゃん」
・・・なんでなのはと言い、皆僕をバンちゃんって言うのさ
例外なのはアリサや同じデジモンやDATSの人たち位だよ
「凄いねあの子。アス姐と互角以上に殴り合えるなんて」
「アス姐?あの女の人の名前?」
「うん、運命アスカ、又の名を”ダンクーガのアスカ”私の姉だよ喧嘩大好きな姉なんだ~」
なのはと同類なんだね・・・でもなんか君は楽しんで見てるね」
「だって姐がいるといろいろ楽しいんだもん♪」
うん、アレを見れば大体分かるよ
だって二人の顔、いい笑顔だもん。頬は腫れて口や鼻からは血が出てるけどさ
「さてと・・・そろそろ本番始めっか!!!」
あ、アスカの両目が深紅に変わった
ってえええ!?見た目も変化した!?
髪が逆立ち、背中は銀色の羽が三つ、黒い手甲、銀色の装甲の腕
・・・アスカって人間?
「へぇ、ソレがアンタの本気なの。なら、私も全力で答えるの!!うぉぉぉおおおおお!!!!燃えろデジソウルぅぅぅぅううう!!!」
って、なのはも両手両足につけていた拘束用リストバンド(慣れると重さが増える特殊なリストバンド。現在平均60㎏)を気合で外した!?
しかも、かなりのデジソウルを放出してるんだけど・・・アレ
なのはの足元なんかさっきの気合でクレーターが出来てるよ
二人は何故か間合いをとって、それぞれのベストな構えを取ってる
多分、次の一撃で全てを終わらせる気だね
「一応聞いておくの。私は漢女番長高町なのは!アンタの名前は!」
「なのはか・・・オッケー刻んだ!!今度はあんたがあたしを刻め!!あたしの名前をアスカと言う名を!!!」
「「コレで終わりだぁぁああああああああ!」」
二人の拳がお互いの顔面に打ち込まれる
そう思ったときだった
「土の中からじゃじゃじゃじゃーん!ア~ンキ~~~~ロモ~~~ン!!ってぐはぁぁぁぁぁあ!?」
あ・・・
「「あ・・・」」
運悪く、二人の間に僕達が捜索していたデジモンが地下現れで、顔面に二人の拳が突き刺さってる
「痛ったいなぁぁああ何すんだなぁあああ!」
あぁ・・・多分だけど、あのデジモン終わったね
「ああ・・・アス姐の喧嘩に横槍を入れるなんて・・・なんて自殺行為なんだろう」
君もそう思うんだ。うん、やっぱり彼女となのはは同類なんだね
「テメエ・・・」
「貴様ぁ・・・」
「「何人様の一対一(タイマン)に横槍入れてるんだぁ?」」
「ひっ!?う、うるさいんだな!オデが何しようが勝手なんだな!」
ああ・・・馬鹿だ、アイツ。喧嘩を売っちゃ駄目だよ、あの人種には
「ねえアスカさん、提案があるの」
「アスカで良いぜなのは。で、何だ?」
「この鬱憤をあのデジモンにぶつけようなの♪」
「いいねそれ♪」
ねえユウナ、少し離れようか?
「そだね、バンちゃん」
「「漢女の喧嘩を邪魔してんじゃねぇぇええええ!!!(なの)」」
―ばきゃぁぁああああ!!―
「あんぎゃああああああああ!?」
あ、見事なダブルアッパーだ。あはは、成熟期デジモンがたった二人の女の子の拳でビルより高く跳んでるねー
・・・デジモンなのに胃が痛いよ。薩摩さんになんて言い訳すればいいんだろう・・・
つづく!