デート・ア・ライブの世界に転生しまし、た……え? 作:みおなん
という訳で後半大部分カットして次回に持ち越します。
「確認。寝ましたか?」
「寝てる……わね。」
と、海斗が寝ているかを確認する二人。
無論海斗は寝息を立てて寝ていた。
『じゃあ楽しんでねー』
と数分前に蒼依はどこかに行ってしまったため完璧に三人だけの空間だ。
そして二人は海斗の布団の中に潜り込みモソモゾし始めた。
もちろん海斗はというと……
「……」ポカーン
としていた。というか起きた。
「むっ、夕弦は邪魔よどいて!」
「反論。耶倶矢の方が邪魔です。どいてください」
ゴソゴソバサバサと布団の中で暴れ回る。
「あーゴホンゴホンッお二人さん?何をしてらっしゃるでいやがりますか?」
わざとらしく咳払いをしゴソゴソしている二人に問いかける。
「な、なななな、海斗!?起きてたの?」
完璧に口調が乱れている耶倶矢。
「そりゃ起きるだろそれだけゴソゴソされたら」
頬を赤く染め勢いよく後ろに後ずさりドスンッと耶倶矢はベッドから落ちる。
「お、おい耶倶矢大丈夫か?」
「だ、大丈夫……ハッ!ふふふ我がこの程度で動じると思うな!」
思い出したかのように中二病口調になる耶倶矢たが……手遅れのような気がしますがそれは?
「指摘。もう手遅れの様な気がします」
流石、夕弦俺の言えないことを平然と言ってのけるそこにシビれる憧れるぅぅ……と馬鹿なことしてないで話の続きをしないと……
「で……だ変な事してないでさっさと寝ろよ。
お前らの勝負は今日から始まってるみてぇだが俺はとにかく眠たいの。分かる?大人しく寝てくれたら俺もありがたいんだが?」
「カッカッカッ我を差し置いて先に寝るなど……作用なことを許すと思うか?」
胸を張って言う耶倶矢。いや、無いけどね?
「む?海斗お主今失礼な事を思っておらなかったか?」
「いっ!?……思ってない」
どうしてこう……胸が軽そうな女子は勘が鋭いのだろうか?
「さようか……なら良いのだが……てか寝なさいよ!」
「反論。夜は大人の時間です。男を落とすならチャンスとマスターが言っていました」
蒼依ぃぃぃぃ!?何教えてんの?!ねぇ、何教えてんの!?
「はぁ、いいか俺は眠たいんだ……
勝負の期間は明日あるんだからいいだろ?
寝不足で倒れたらどうするんだよ」
「提案。私が添い寝して上げます」
「いや、そういう問題じゃなくて─────」
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キング・クリ〇ゾン!!
「───分かった?てか何回いえばいいの俺」
「納得。分かりました。では寝ましょう。
耶倶矢は既に寝ているようですし」
いつの間にかスヤスヤと寝息をたてて寝ている耶倶矢を見て思わず笑みを漏らし夕弦の方を向いて言う。
「ああ、そうだなもうスゲェ眠た『ピピピピピピッ』……うわぁなんかこの後の展開が予測できて嫌だわ……」
突然鳴ったのは目覚まし時計だ。
「……現在時刻6時30分集合時間まであと30分……これオワタ」
「確認。大丈夫ですか?私達は精霊なので寝なくても一応大丈夫なのですが」
「あー大丈夫大丈夫。一徹した所で死にはしないから」
一応俺も精霊だ。霊力操作をチョチョイっと弄ったら体力も眠気も全て無くなる。
「ほれ、耶倶矢起こして早く準備しろよ。
今日は確か海で遊ぶんだったよな」
初めての修学旅行で全員と遊べる時を楽しみに海斗は準備をするのであった。
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〜修学旅行二日目の朝〜
俺は今、瞼を擦りながらもテンションはハイだった。
もちろんそれは殿町を砂浜に埋m……ゲフンゲフン失礼何でもない。
とにかく俺は楽しみなのだ。
そんな事を思っていると令音さんが近づいてきて、
「ああ、ミン。君達の為にプライベートビーチを用意した。
耶倶矢達を連れてそこに来るんだぞ。じゃあ私は準備があるからこれで失礼するよ」
そう言い残し去っていった。
「……ゑ?」
あれ?集団行動は?海で殿町を埋めるのは?殿町をビーチバレーでフルボッコにするのは?スイカ割りで間違えたと見せかけて殿m(ry
場所は変わってプライベートビーチ。
「……えーと?どういう状況?」
現在俺は日焼け止めを片手に立ち尽くしている。
一応これまでにあった事を説明すると……
ビーチ到着!
↓
耶倶矢と夕弦も到着!
↓
紫外線は女の敵……やらなんやらいって何かを手渡してくる。
↓
日焼け止めだった←イマココ
「んじゃまあ、塗るぞ?」
と言い塗ろうとするのだが何故か二人の間でバチバチと火花が散っている。
「……えーと?どうすればいいんだ……これ……まいっか」
そう言い俺は手にローションを取ると二人の背中に塗り始めた。
「っ、ふぁ……」
え?何この声
「痙、攣。う……あっ……」
いや、ほんとに何なの!?塗っただけだよな?な?!
なのに何故そんな色っぽい声を出すんだ?わけがわからないよ……
口には出さないが俺は相当内心焦っている。
もう、何が何だかわからない状態で俺は二人の背中に指を這わせる。
数分後塗り終わると耶倶矢と夕弦はぐったりと両手両足を投げ出し、持久走を走った後のように肩で息をしている。
「……はぁ、やっと終わった」
ため息混じりに呟くと二人は虚ろな目を合わせる。
「……無自覚で、これとか……」
「戦慄。……神の指です……とんだ狼です」
「その誤解を招きかねない発言は辞めていただけると有難いんだが?」
すると、何処からか……いやすぐ後ろから俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「こんのバカ海斗ぉぉぉ!!」
瞬間俺の顔面に右ストレートが貫いた。
「ゴッハッ!?」
何!?何事!?
ぶっ飛ばされ海に華麗にダイブした俺は水中で考える。
(誰だ……?地味に痛かったぞ?)
海から上がるとそこには凄くいい笑顔で微笑む七罪の姿があった。
正直怖い。
「あ、あの……?何でしょう七罪さん?」
「あら?海斗分からないの?私楽しみだったのよ?
それなのにどうしてこの双子達と楽しく遊んでるのかしら?」
なるほどなるほど。つまり七罪が言いたいことは、
「……お前も日焼け止め塗って欲しいのか?」
「違うわよ!」
頬を赤く染めて否定する七罪。
「じょ、冗談だって……いや、割と本気だったかも……と言うかどうやってここに来たんだ?」
「えーと……後を付いてきたというか……付いていったらここに来たというか」
ブツブツと俯きながら呟く七罪。
その後から令音さんも来ていた。
「すまない。予定していたスイカ割りだが肝心なスイカを忘れてしまってね。
代わりと言ってはなんだがコートを用意したからビーチバレーをしようじゃないか」
なるほど……それなら全員で遊べ……ん?ちょっと待て。
「えーと俺、耶倶矢、夕弦、七罪、令音さん……人数足りなくね?」
そう、人数が一人足りないのだ。
「それなら問題ない。先ほど君の知り合いという少女が付いてきたからな。ほら、ちょうど君の後ろにいるじゃないか」
「え?ま、まさか……」
ギギギと機械的に首を後ろに向ける。
そして目に入ったのは、
「ヤッホー海斗抱きついていい?」
蒼依が両手を広げて飛び込んでくるところだった。
「ちょ、おまっゲブッ」
つい反射的に避けてしまったが蒼依は空中で一時停止し俺が避けた方向に方向転換し抱きついてきた。
人外かよ。
「……問題ないみたいだね。じゃあチームを分けるからこれを引いてくれ」
問題しかないが……まあ、いいか。
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チーム
海斗・耶倶矢夕弦
七罪・令音・蒼依
「んじゃ始めるか」
そう言いボールを持ち上げ相手に渡す。
そりゃ男が一人いるんだからサーブ譲ってもいいでしょ。
──だがそれが間違いだった。
「じゃあいくわよ」
と七罪が見事なジャンピングサーブを放つ。
ボールは俺の頬を掠め砂浜に突き刺さり高速回転し地面に小さな穴掘りようやく止まった。
「な、なんでさ」
よく見ると七罪の目が地の字では表しきれないほどヤヴァイ事になっている。
「か、耶倶矢夕弦ぼ、ボールは何とかして取るからあ、後は任せたぞ」
「質問。どうしたのですか?声が震えていますが」
「な、何でもないいいから集中しろよアハハ」ガクガク
足が震えるのを何とか抑えようとするも意味はなし。
再び放たれるサーブを取ると考えると震えが止まらない。
───そうだ。逆に考えるんだ。取れなくてもいいさと。←取りましょうね?
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少しキンクリ。
「トォリャァァァ!!って夕弦!?邪魔しないで!」
「反論。耶倶矢が邪魔です」
ボールを二人同時に取りに行き正面衝突しそうな直前で2人は止まり喧嘩を始める。
「まーまー落ち着けよ。ほら喧嘩するほど仲がいいって言うだろ?」
二人の間に入り喧嘩を止める。
「……ふんっまあ、良かろう。
だが次邪魔をしようものなら容赦はせぬぞ」
「……ってもな勝てそうにねぇぞこれ」
こちらはチームワークがバラバラに対し相手は何かしらの意見が合致したのか連携が取れている。
すると令音さんが七罪達に何かを吹き込んでいる。
そして次に七罪達からでは言葉は、
『大したことないわね。大口叩いてそれとかマジで笑えるんですけどwww』
ファ!?蒼依お前かなり口悪くなったな。
「え……えっと。ほら取れるものなら取ってみなさい腰抜け姉妹!」
七罪!?キャラ崩壊してねぇか!?
「……ねえ、夕弦」
「応答。何でしょう」
耶倶矢と夕弦が小さな声でそうやり取りをする。
「やっちゃう?」
「同調。やっちゃいます」
二人は視線を交じらせる。
蒼依のサーブがコートの隅に放つ。
「夕弦!」
「応答。分かっています!」
夕弦は滑り込み落ちる直前でボールを上げる。
しかしそのボールは相手のコートに返ってしまい令音さんがそのまま完璧なトスを上げる。
そのトスを七罪が全力で打ち抜く。
「海斗、止めろ!」
「しゃぁねぇ……なっ!」
短い気合の声を上げボールを空高く打ち上げる。
「賞賛。ナイスです。耶倶矢!」
「おうとも!」
夕弦がその場で膝をつき、両手の手のひらを上に向ける。
そしてそこに走ってきた耶倶矢が片足を乗せ夕弦が耶倶矢の体を空高く放り投げる。
「え?ちょっ...まって」
『あれ?これってヤバたん?』
七罪は驚きの声を上げ、蒼依は状況を察し逃げようとする。
「ハアァァァァァァァ!!」
空高く舞い上がったボールを耶倶矢が上空から叩き落とし相手のコートに突き刺さる。
地面に降りた耶倶矢は、
「よっし!一点返した!」
とピースを作っていた。
そしてそのまま流れるように夕弦とハイタッチをし喜んでいる。
仲いいなお前ら。
「やー、今のは完璧だったね夕弦!びゅーんいったよびゅーん!」
「肯定。見事な一撃でした。さすが耶倶矢です」
「いやいや、あれは夕弦が……」
と、そこまで言うと何かに気付き二人の態度が変わった。
「ふん……調子にのるなよ下賤。わが足に踏まれたこと光栄に思え」
「不快。手に匂いが付きました。くさいです。くさやと納豆とシュールストレミングをミックスしたような臭いがします」
シュールストレミングはマジで臭いぞ。くさやとか納得とかのレベルじゃないからな。
「そ、そこまで臭くないわ―!」
ほんとに仲いいなコイツら
あ、今日中に1話投稿します