デート・ア・ライブの世界に転生しまし、た……え?   作:みおなん

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ポンポン話が飛ぶな。

一部削除しました。
と言うか文字数少なっ!
あ、削除した部分は次回ちゃんと使うので。


5話互いが互いに

〜トイレなう〜

 

「はぁ、疲れた。無尽蔵かよアイツらの体力は……」

 

これから約3時間ほど遊んだ。休憩無しで……

 

「……で、待ち伏せしている耶倶矢さん?何をしてるのかな?」

 

するとひょこっとトイレの影から耶倶矢が顔をだした。

 

「……気づいてたの?」

 

「まあ……な。今気付いたんだけど」

 

最後の方をぼそぼそと口篭りなが言う。

 

「……で何のようだ?」

 

「海斗……少し話があるのだけれど?」

 

令音さんの指令か? ←毎度お馴染みインカム付けてません。

 

「まあ、話はいいんだけどさ。……お前口調を素に戻したのか?」

 

すると突然耶倶矢は目を見開き今更気づいたかのように咳払いをし格好をつけ、

 

「くく……我が道化芝居に謀れたな。我が手の上で躍る貴様は大層滑稽であったぞ」

 

「………」

 

いまさらぁ……と思うが口には出さない。

 

「……何よその目は!無理してないんだから!これが普通なんだから!」

 

「……まあ落ち着けよ。何でそんな口調なのか不思議に思っただけだ」

 

耶倶矢は数秒考え、口を開いた。

 

「……だって、あれじゃん。私、精霊だし、こう、超すごいじゃん?だったらやっぱそれなりの威厳というかさ、そう言うのが必要なわけじゃん?」

 

そう俺に問いかけてる。対する俺はちゃんと答える。

 

「そうか?結構精霊に会ってきたがそう言うの気にしてるやついなかったぞ?」←代表的な例がコイツ。

 

「そりゃそうでしょ。折角こんなカッコいい出自と悲劇的な環境が用意されてるのよ?やっぱそれなりの人物像じゃないと」

 

「そう……ところで用件は?」

 

んーそんなもんなのかねぇ。と考えながらなぜ来たのだろうと思い質問する。

 

「ああ、まあ何かめんどくさいからこのまま続けるけどさ、今私と夕弦はアンタを巡ってバトルしてるじゃん?

決着をつけるためにさ」

 

なんだ?明日の根回しか?……そう一瞬思ったが次の耶倶矢の言葉を聞いた瞬間目を見開いた。

 

「海斗、明日──

 

 

 

 

 

 

 

──夕弦を選んでよ」

 

「……は?」

 

「は?じゃなくてさ、悩むポイント無くない?だって夕弦超可愛いじゃん?

ちょっと愛想はないかもしれないかも知んないけどさ、従順だし、胸大きいし、もう妄想が形になったような超絶萌えキャラじゃん?

しかも、多分あいつ選べば色々サービスしてくれんじゃないの?選ばない手はないでしょ。だから……」

 

どんどん耶倶矢は夕弦のいい所を言っていく。

やっぱりコイツらは……だがそれだと───

 

「お前はどうすんだよ……消えるんじゃないのか?俺が夕弦を選んだら……」

 

「ん、そうね。夕弦に取り込まれて私は消えちゃうわね」

 

「お前はそれでいいのか?」

 

「んーそりゃ私だって消えたくないわよ……

でもそれ以上に夕弦に────────

 

 

 

 

 

 

───生きて欲しいの」

 

「……っ」

 

ダメだ。その言葉が俺には出せなかった。

俺が呆然とその言葉の意味を理解する前に耶倶矢は目を細め威圧するように、

 

「だから、海斗。あんたは明日、夕弦を選びなさい。でないと、この島ごとあんたの友達全員吹き飛ばしてやるんだから」

 

そして耶倶矢はふっと表情を緩め、くるりと体の向きを変え、カッコいいポーズを取り、

 

「くく……ではさらばだ人間よ。此度交わせしは血の盟約ぞ。違えればその身の髄まで煉獄の焔に灼かれると知れ!」

 

「……なんだよ……」

 

ギリギリと奥歯から音が漏れるほど強く噛み締める。

だがそれもすぐに辞め表情を戻す。

理由は単純次は夕弦がいたからだ。

 

「何か用かな?夕弦」

 

耶倶矢と同じ様に影からひょこっと出てきて口を開く。

 

「質問。先ほど耶倶矢と居たようですが……何を話していたのですか?」

 

「撤回。いえ、やはりいいです。大方明日、自分を選ぶように言ってきたのでしょう?」

 

「……まあ、そんなもんかな……」

 

実際には違うのだがそれでも曖昧な返事をしてしまう。

 

「質問。それは構わないのですが、その際耶倶矢は何かしましたか?」

 

夕弦の言葉に俺は首をかしげる。

 

「……?何かって?」

 

「例題。 例えば海斗に抱きついて首筋に舌を這わせたり、胸に海斗な顔を挟んだり、海斗の水着に手を突っ込んで股間をまさぐったりしましたか、と訊きます」

 

ぶふっと思わず吹き出してしまった。

まさかドストレートな変態発言をしてくるとは思ってもみなかったから当然……なのだろうが。

 

「やられてないからねそんな事」

 

一応そう断っておく。

すると夕弦はやれやれという感じに首を横に振る。

 

「落胆。耶倶矢はそこが駄目です。詰めが甘いです。

耶倶矢がちゃんと誘惑すれば、海斗なんて発情期の猿くらいに簡単に落とせるというのに」

 

俺は猿ですかい!?と思わずツッコミそうになったが踏みとどまる。

だが待てよ……今目の前にいる少女が放ったセリフ。

そのセリフだと夕弦は耶倶矢を───

 

そこまで考えるも思考はすぐに止められた。

 

「請願。夕弦は海斗にお願いがあります」

 

……何故だろうか。心の中で夕弦達が最後に言うセリフも出会った時から何となく……分かっていたのかもしれない。

 

「請願。海斗、この勝負、是非耶倶矢を選んでください」

 

「……何で……だ?」

 

「説明。耶倶矢の方が夕弦よりもはるかに優れているからです。

悩む余地はありません。海斗も耶倶矢の可愛らしさはよく知っているはずです。

多少強がりな所はありますが、一途ですし、面倒見は良いですし、触れれば折れてしまいそうな華奢な肢体をぎゅっと抱きしめたときの体感はもう天国としか形容できません。

きっと耶倶矢を選べば、色々やらせてくれるはずです。

───ですから是非、耶倶矢を」

 

「……いいのかよお前はそれで……消えちまってもいいのかよ?!」

 

言葉の途中で俺が叫ぶ。

 

「───耶倶矢こそ、真の八舞に相応しい精霊です。海斗だってこの一日でよく分かったはずです。耶倶矢はとても魅力的です。選ばない道理はないはずです」

 

そう言うとくるりと体の向きを変え、

 

「念押。明日、耶倶矢を選ぶと言ってください。さもなくば、海斗の友人たちに不幸が訪れる事になります」

 

そう言い残し去っていった。

 

─────────────────────

 

俺は夜一人、島の深い暗い森で空を見上げていた。

 

「……結局何も出来ないのか……俺は」

 

俺の暗い気持ちとは真逆の光り輝く星を眺めながらそう呟く。

 

「……何してるのよ。海斗」

 

突然、目の前に月の光に照らされた緑色の髪が映る。

 

「……七罪。今更だけど聞いていいか?」

 

「な、何よ?」

 

「五年前、俺が消えた時なんて思った?」

 

少しの間沈黙が流れるよ。

 

「……最初は受け入れられなかったわ。

そして受け入れた後に来たのは悲しみと寂しさ……

どうして私を残して消えたの?って」

 

「それに関してはすいませんでした。マジで謝るので許してください」

 

「まあ、今は気にしてないからいいわ。こうしてまた会えたんだから……でもなんで突然そんな事聞いたの?」

 

俺は二人の事を説明した。今日あった事。なぜ二人が争っているのかを……全て

 

「──その……耶倶矢と夕弦」

 

俺がそう言うと七罪は首を傾げ「まだあるの?」と聞いてくる。

 

「耶倶矢がさ夕弦を選べって……」

 

「大切な人の為に犠牲になる……ね。

分からなくもないな……その気持ち」

 

「……それだけじゃないんだ……次は夕弦が耶倶矢を選べって言ってきたんだ」

 

「え?じゃあ耶倶矢と夕弦は……キャッ」

 

突然吹き荒れた風に七罪は転けそうになる……ところを寸前で止める。

 

「っ!まさかっ」

 

風が吹いた方を振り向くとそこには、

 

「はぁ……?意味分かんない。夕弦が……私を選べって?……何言ってんの?」

 

怒りの表情をした耶倶矢がいた。

更に後ろから足音が聞こえる。

その音に振り返れば、

 

「復唱……要求。耶倶矢が……夕弦を選べと?そう言ったのですか?」

 

耶倶矢と同じく怒りの表情をした夕弦が立っている。

 

「っ!やめ「「ふざけるな!」」

 

俺の静止を聞かず二人はとてつもない霊力を発し霊装を身に纏った。

 

その瞬間当たりに先と比べ物にならないほどの爆風が巻き起こる。

 

「七罪!」

 

吹き飛ばされそうになっている七罪の手を取りその場で踏ん張り飛ばされないようにする。

 

二人の手には既に天使が握られている。

 

「ふざけたことしてくれんじゃないの、夕弦。私を選べですって?」

 

「反論。耶倶矢こそ、何のつもりですか。夕弦はそんなこと、頼んだ覚えはありません」

 

「ダメね、やっぱり。この決闘方法なら穏便に順当に決着がつくと思ったけど、あんたの阿呆さを計算に入れるのを忘れてたわ」

 

「同意。結局、こうなるのです。二人で始めた決闘を、誰かの手で終わらせてもらおうだなんて、虫が良すぎたのです」

 

「決闘方法は……」

 

「当然。知れたこと……!」

 

「「倒れた方が……勝ち!」」

 

その瞬間、二人が音速でぶつかった。

 

「クソ……七罪ちょっと離れてろ……別のお客さんも来たみたいだ」

 

俺が見つめる先には妖しく緑色に輝く瞳を持った機械がいた。

そして更にその奥には士道と十香がカメラマンと戦っていた。

瞬時に目の前に迫ってくる機械をぶっ壊し士道を助けるため一歩踏み出した瞬間、

 

「海斗は二人を止めに行って!ここは私達だけで大丈夫だから」

 

と天使と限定霊装を纏った七罪は叫ぶ。

 

「……分かった。だが今は逃げることにだけ専念しろ。

少しでもヤバくなったら必ず俺が助けに行く」

 

七罪は頷き士道達の元に向かった。

 

俺は霊力ではなく顕現装置を起動し耶倶矢と夕弦を止めるため空を飛んだ。

 




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