東方閉心録~隠された過去~   作:リアス

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初めましての方は初めまして。
東方閉心録という作品を投稿しています、リアスという者です。

この作品では、過去編で東方閉心録の過去の話を、未来編で東方閉心録の未来の話を書いていくことになると思います。

ネタバレになるので、未来編の投稿は遅くなると思います。


それでは、宜しくお願いします。


追記 未来編は投稿しないことになりました



~二人の過去~
第1話 雪奈


僕の名前は水瀬葉太。幻想郷に住んでいる外来人だ。僕が幻想郷に来てから、もう一ヶ月位は経っただろうか?大分幻想郷に慣れてきたのではないかと思う。……だが、最近、僕は悩みを抱えるようになった。僕は、誰も信用しないと心に決めているはずなのに、つい、幻想郷に住む人々を信用しそうになるのだ。……何故かは分からない。僕は迷い始めているのかもしれない。話したところで、何かが変わるはずなんてないのに……思い出すだけで気分が悪くなる、自分の過去を……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、お前」

 

「……何ですか」

 

「こっちに来い」

 

一人の少女が、数人の男子に声をかけられていた。

少女の名前は雪奈(ゆきな)。数日前に両親を事故で亡くし、まだ悲しみから立ち直れてはいない。今は祖父母の家に引き取られ、そこで暮らしている。

 

「………」

 

「………」

 

 

 

―――――――――バンッ!!!

 

 

 

……突然、前にいた男子が、雪奈の頬を殴った。

 

 

「……?」

 

何が起こった?何で自分は殴られた?そう思って周りを見ると、周囲の男子たちが、とても面白そうに笑っていた。

 

「……お前、両親が事故で死んじまったんだってなあ?」

 

笑いをこらえながら、雪奈を殴った少年は言った。

 

「いやー、かわいそーだなー、元々貧乏だったっていうのに、親までいなくなるとか、ほんとーにかわいそーだなー」

 

……雪奈の家は貧しかったが、雪奈の両親は、いつも雪奈に優しく接してくれた。元々無口で、あまり話をしなかった彼女は、同年代の男女から、いつもいじめられていた。泣きながら帰ってきた彼女を、両親は必死になって慰めてくれた。……その両親も、他の大人たちからは貶されていたが……彼女にとって、両親は心の支えだった。……だが

 

 

「ったく、てめーいっつもムカつくんだよ!」

 

「(……やめて)」

 

「まともに声も出せないくせに、調子に乗ってんじゃねえよ!」

 

「(……痛い)」

 

「ざまあみろ!お前が生まれたせいでなあ!てめえの両親は死んだんだ!」

 

「(そんなこと……)」

 

「君、なんとなくムカつくからさあ……死んでくれないかなあ?この世の為に」

 

「(お父さん……お母さん……)」

 

「ハッ、どうした?親がいないと、なーんにもできないのかな~(笑)お子様だねぇwww君wwwハハハwww」

 

「(もう、嫌だよ……やめて……)」

 

「ほらほら、どうした?何とか言ってみろよ?「……ねえ、君達」……なんだ?お前は」

 

 

少年たちが振り返ると、そこには、彼らのよく知っている人物がいた。

 

「……って、葉太か。なんだ?お前もやんのか?」

 

そこにいたのは、彼らの同級生の水瀬葉太だった。塾に通っている為、友達と遊ぶことは少ないが、明るくて前向きな性格で、皆と仲が良かった。……時々、友達と考えが合わずに、喧嘩することもあったのだが……雪奈をいじめることに、何の罪悪感も感じてない……いや、楽しんですらいる彼らは、葉太も当然、雪奈いじめに参加するのだと思っていた。

 

 

「あー、そういえばお前、今日は塾休みだっけ?まあいいや、ほら、お前も……」

 

「…………ろよ」

 

「ん?なに―――――?」

 

「こんな酷いこと……やめろよ!!!」

 

 

 

――――――――――少年の怒りの声が響いた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




過去編は、いじめの描写が多めになると思います。←忠告遅い

新しいキャラ(雪奈)が登場しましたが、本編で出すかはまだ未定です。

あと、今回登場したキャラ(冒頭の葉太を除く)は、全員小学五年生です。


感想、お待ちしています!

それでは、また次回!
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