ようやく第2話が出来上がりました。読みにくい箇所もあるかもしれませんが、それでも読んでもらえると嬉しいです。
では、本編をどうぞ。
朝、俺は学校に行く準備をして家を出た。その途中で
「おはよう、広くん!」
「おはよう、広人くん。」
幼なじみの凛と花陽がいた。
「おはよう、二人共。」
俺は小さくあくびをしながら言った。
「寝不足なの?大丈夫?」
花陽が心配そうに言う。
「大丈夫。俺、朝が弱いんだよ。」
そんな話をしていると、いつの間にか学校に着いていた。教室に入ってからも三人で話をしていた。先生が来たので、凛と花陽は自分の席に戻った。
先生の話を聞きながら、俺は一人の女の子を見ていた。先生の話も終わり、授業が始まった。一時間目は一人ずつ自己紹介をする事になった。
何人かの紹介が終わり、いよいよ俺の番になった。
「佐久間広人です。趣味はゲームと漫画を読むことです。あと、スポーツも好きです。これからよろしくお願いします。」
我ながら普通だった。まあ下手に何かやってドン引きされるよりはマシだが。
何人かの紹介が終わり、俺が気になっていた赤い髪の女の子の番だった。名前は西木野真姫というようだ。彼女は淡々と自己紹介をして、自分の席に戻った。
放課後、俺は一人で校内を歩いていた。何故、こんな事をしているのかというと授業が終わり、帰ろうとしていた時に先生に呼ばれ、その手伝いをしていた。手伝いも終わり、帰ろうかと思ったがせっかくだから、少し校内を見て回ろうと考えたからだ。
廊下を歩いていると、何かの音が聞こえてきた。
「これは…ピアノか?」
音のする方へ歩くと音楽室に着いた。よく聞いてみると、ピアノと一緒に誰かの声も聞こえた。音楽室をのぞいてみると、そこにいたのは西木野だった。
教室で見た姿とは、全く違っていた。ピアノの演奏と彼女の声に俺は引き込まれていた。演奏が終わると俺は無意識に拍手していた。
西木野がこっちを見たので、戸を開けて音楽室に入った。
「悪い、邪魔するつもりはなかったんだ。」
「別にいいわ。私が勝手にやってただけだし。」
「もう、弾かないのか?」
「今日はもう終わりよ。」
「明日も聞きに来ていいか?」
「…勝手にすれば。」
そう言って西木野は音楽室を出ていった。
翌日の放課後、俺はまた音楽室に行った。音楽室に着くと、昨日と同じように西木野がピアノを弾いていた。演奏が終わり、俺は西木野に声をかけた。
「やっぱ、西木野の演奏はいいな。」
「来てたのね。気づかなかったわ。」
西木野は俺の存在には気づいてなかったようだ。
「将来はやっぱり、音楽関係に進むのか?」
「私、将来は医者になるの。家が病院だから。」
西木野は淡々と答える。
「なら、ピアノやめるのか?」
「何でそんな事聞くのよ?」
「なんとなく。西木野のピアノはすごく上手だし、癒されるからさ、それが聞けなくなるのが残念だなって思っただけだ。」
「さあね。今は、何とも言えないわ。先の事なんて分からないし。」
「そうだな。」
「でも、褒めてくれたことには礼を言うわ。ありがとう、広人。」
「え?あ、ああ。」
西木野がクスリと笑う。
「名前呼んだくらいで、何戸惑ってるのよ。」
「急に名前で呼ぶから、ちょっと驚いたんだよ。」
「ふふ、ごめん。私のことも名前で呼んでいいわよ。」
「分かったぜ、真姫。」
そんなやり取りをしていたら、いつの間にか、日が暮れていた。
「もう、こんな時間か。」
「帰りましょうか。」
俺と真姫は音楽室を出て、校門に着いたところで
「あ、そうだ。せっかくだし連絡先、交換しようぜ。」
「まあ、別にいいけど。」
俺は真姫と連絡先を交換した。
「じゃあ、また明日。」
「おう、また明日な。」
真姫とは帰り道が違ったので、校門で別れた。
「何か、今日は楽しかったな。」
真姫は少し嬉しそうに呟きながら、歩き出した。
お疲れ様でした。いかがでしたか?
第2話は真姫と広人を中心に書きました。難しかったです。
真姫は広人の事をどう思っているんでしょう?
では、次の話をお楽しみに。