「霊感・・・スピリチュアルだよ!超スピリチュアルだよ!」
な、なんか一気にテンション高くなったな;
「東條さん?」
「あ・・・うっうん!失礼、ちょっとはしゃぎ過ぎてもうたな」
あ、元に戻った。
「そんじゃ~さっそくなんやけど~」
「その前にちょっといいですか?」
「ん?どうしたん?」
「ちょっと気がかりなことがありましてね」
「何がなん?」
「今朝の一件だけで僕の正体を見破ったのは見事です。だけど、正直言ってその一件だ
けで確信を持ったとはどうも思えないんです・・・一体根拠は何なんですか?」
「・・・・君の言う通り最初は、もしかしたら?って思ってただけや」
「なら・・・一体?」
「フフフ♪・・・うちが確信を持った根拠はな・・・これや」
そう言って取り出したのは一枚のタロットカードだった。
「占いですか?」
「そ!カードがうちに告げるんや!」
「そりゃまた珍妙な・・・ん?・・・・・」
(ほう~・・・)
東條さんがタロットカードを手にした時、彼女のオーラの雰囲気に微妙な変化が生じた。
「どうかしたん?」
「・・・・・・・・・(じ~)」
「あれ?・・・あ・・・あの?」
「・・・・・・・・・(じ~)」
「うっ・・・~~」
「ん?・・・おい誠一?・・・お~い」
「ん?」
「お前何東條さんを凝視してんだよ?」
「は?」
こいつ何言ってんだ?俺はただオーラを、と俺は一瞬思ったが、目の前には顔をほんのり顔を赤くして、俯いている東條さんが?
「・・・!?」
やべ!?確かに俺はただオーラを見てるだけだけど、はたから見たら東條さんをガン見してる状態じゃねえか!やべ!それに気づいちまったらこっちまで
「~~~~!!」
「はぁ~・・・それで?お前は何で東條さんをあんなガン見してたんだよ?」
「あ、あぁ・・・ちょっとオーラが」
「オーラ!」
さっきまで俯いて居たのにそのワードを聞いた瞬間に飛びついて来た。しかもめっちゃ目キラキラさせて
「オーラ!スピリチュアルだよ!スピリチュアルだよ!え?何?又木君はオーラが見えるん!オーラってあのオーラ!やっぱ見えないものが見えるん!それなら幽霊もみえたりするん!ひょっとして君陰陽師とかそんなんなん!なら今朝は一体どんな力使ったん?守護霊とか式神とかも使えたりするん!!」
なんかすげーテンションで質問攻めにされちまったが、あまりの勢いに少し圧倒されて呆けてしまった。
「そ・・・そんないっぺんに質問しないで下さいよ!」
「あ、ご・・・ごめんなさい。つい興奮してもうて・・・つい」
「いや、まぁ~良いですよ。後断っておきますが、俺は陰陽師とかそんな大層なもんじゃありませんので、それに僕自身この力を100%理解しているわけじゃないんです」
「え?そうなん?」
「えぇですから説明するにしても、信ぴょう性は保証しかねますよ?」
「うん!うちは信じる!」
「何でそんなに信じられるんですか?」
「それはさっきも言ったけど・・・カードがうちに告げるんや!」
「マジですか?・・・でも・・・占いも案外バカに出来ませんね」
「お?君からお墨付きをもらえるなんて光栄やね!」
「いや・・・だからそんな大層なもんじゃありませんってば・・・それに占いを否定したら、それよりも珍妙な存在である俺は何なんだってことに成りますしね」
「あははは♪確かにそうやね!疑問は解決した?」
「ええ」
「なら早速・・・今朝の事教えて!」
「あぁ~あの時は・・・と思いましたがまた今度にしませんか?」
「え!?なんで!!なんでよ!!!」
まるで駄々をこねる子供みたいに涙目になりかけながら問うて来た。しかしそうも言
っていられない・・・何故なら・・・
「あの~東條さん?あれ、住職さんじゃないっすか?」
「え?」
翔が指さした方向には貫禄が見えるほどの男性が笑顔でこっちを見ていた・・・しかしその人からはトゲトゲしさを孕んだオーラが発っせられていた。これは力を使ってるとか関係無しに感じるようだ、実際に東條さんも苦笑いをしている。
「あ~見つかっちゃったか~・・・でも・・・」
凄く名残惜しそうな目でこっちを見てくる・・・
「あぁ~はいはい、また後日にちゃんと説明しに来ますから」
「本当!約束だよ!」
「はい、それじゃ失礼します」
「東條さん!またね~!」
俺たちは住職さんにも軽く会釈をして階段を下りて行った。階段を下りている最中に突然翔が
「にしてもお前も惜しいことしたよな~」
「何がだ?」
「LINE交換するチャンスだったのによ~仮にも俺以外で知ってる・・・いや知られた人でしかもあんな可愛い女の子だぞ!」
「いや、そんな必要ないだろう?霊感持ちであることは見破られたけど、まずは説明して、相手の出方をうかがってからだ」
「お前・・・まぁ~いいや。ほんじゃ!これからお前んちでモ○ハンやるか?」
「ならお前罠張れよな」
「たまにはお前やれよ!俺もう残りが少ないんだよ!」