神様のギフト(仮)    作:砂糖露草

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少し短め…のはずですが投稿です

…どれくらいがちょうどいいんだろう


魔法少女たちから逃げられない

 新しい朝が来た、希望の朝~…にしたいなぁ。休日も空け、学校登校日となる。朝食を三人で食べ、支度を済ませたら、カオスに留守番を任せて駿河と学校に向かうのだった。

 

 

 学校に無事到着し、その後も何事もなく授業が進行したため、放課後まで時間を移す。周りは下校準備をするもの、仲間と集まって談笑する様々だ。こちらも荷物をまとめて、指定された場所へと向かうことにする。

「お、これから行くのか。」

「うん。駿河は今日どうする?」

「そうだな、今日は家に帰るわ。たまには帰らねぇとうるさいからな。」

 そういって、鞄を背負い教室を出る。下駄箱前までは一緒についていくことにした。

「結構大事な話なのか?そうなると結構長くなりそうだ。」

「大事な話、ではあるかな。でもそこまで時間はかけないつもりだよ。断るだけだし」

 他愛のないことやこれからの予定の話に花を咲かせるうちに下駄箱に到着する。

「おっと、ここまでか、じゃぁまたな。」

「ああ、また明日」

 駿河と別れを告げて、指定された校舎裏へと先を急ぐ必要がある。今回は無駄に時間をロスしなかったため、幾分か余裕をもってつくだろう。これからのことを思うと足が重くなるのだけど、腹をくくらねばならないだろう。

 

 

 

 校舎裏は喧騒から遠ざかっていて、いつものごとく静寂に包まれている。以前のようにフェイトさんがどこから来てもすぐわかるような位置に立っている。その隣には、当然のごとくほかのメンバーの方々もいた。

「えと、ゴメンね。どうしてもついてくるって聞かなくて。」

「あ、うん。まぁいいよ今更だし…」

 なんとなく予想もついていたことなので、先に話を進めることにする。圧迫面接かなにかかな…。

「この前のお仕事の件なんだけど、私たちと一緒に人助けしてみない?」

 少しはにかむように言うフェイトさん。心苦しいけどはっきりと言おう、自分のために。

「ゴメン、フェイトさん、今回の誘いは辞退させてもらうよ。できるようなことはなさそうだし。」

 はっきりと告げる。すると周りが少しざわつき始めた。フェイトさんは顔を俯けているためどんな表情をしているかは想像の余地を出ないけどいい表情はしてないだろう。

「どうしても、手伝ってはくれないのか。」

「手伝ってくれるんなら色々便宜図れるんやけど、そや!空とか飛んでみたいと思わんか?」

 黒峰さんや八神さんは尚も必死に食い下がろうとする。正直、今までばれてなかったからというのもあるだろうけど、やけに執着しているように感じる、いったいどうして。

「ちょっと一つ聞きたいんだけど、そんな勧誘に熱を入れるほどの人員不足なの?君たちの仕事先。」

 確かに彼らの言うそれ―時空管理局-は万年人員不足だという描写が幾度となくされていた、けれど管理外の世界で、ほぼ完全な一般人相手にここまで執着するものだろうか。もし人員補充以外で呼ばれるというならば話は別だけど、さすがにそれを聞くわけにはいかなかった。

 こちらが質問を投げたことにより、彼らは興味がわいたのかと思ったのだろうか、好機とみて一気に畳み掛けてくる。

「不足してるかと言えば、しとるんやけど、その分出世も早いで。もう、ぐんぐんうなぎのぼりや!」

「最近一気に人が辞めてしまってな、その分早いうちからいろいろな仕事を任せてもらえるはずだ。やりがいという点では他より群を抜いているだろう」

「もちろん給料もええよ。そこに就けば一生安泰やで。」

「何より、世界の平和を守るという仕事だ。うまく行けば死後もその名を後世に残すこともあるかもしれない。どうだ、だんだんやる気が湧いてきただろう?」

 あまりある勢いでまくし立ててくる二人、思わず一歩後ずさってしまう。それでも、重要な情報が聞けたのは僥倖か。でも、そんな人が大量に辞めるイベントなんてあったっけ?

 どちらにせよ人手不足ということは、より辛い仕事環境になっているだろう。確実に過労で倒れそうな職場とか、それなんてブラック企業?

「いやあの、世界を守る、ってことはそれだけ危険が多いんでしょう?大怪我するのはちょっと。それに学校生活を大切にしたいから時間を取られるのも…」

 後ずさりをしながら囲まれないように退路を保つ。そのうち洗脳されてしまいそうだ、現にあちらの勢いに負けて若干どもり気味になっている。こうなったら投げっぱなしジャーマンになってもいいから口早に断ってさっさとずらかろう。そのために最短逃走経路を割り出さんと灰色の脳細胞をフル稼働させる。そして―

 

 

 

「-ッ嗚呼!そういえばこれから予定がいっぱい詰まってるんだった。悪いとは思うけど今回の話はなかったことに、それじゃ!」

 割り出しに成功した瞬間反射的に声をだし断りを入れた後、全力で校舎裏から離脱する。ただこちらがインドア系インテリ少年一人なのに対し、奴さんはバリバリの体育会系少年少女複数、しかも不思議な力付、分が悪いなんてものじゃない。アドバンテージがあるうちにどこか匿ってもらえるところを見つけないと。どこかにあるはずの救いの手をがむしゃらに探す。

「待て!」

 後ろのほうから静止の声が聞こえるけど無視だ無視。反応してる間に距離を詰められすぐお縄だろう。もしも余裕があれば文句の一つでも言えるのだけど、この思想事態余計なものだからすぐに切り離す。

 よし、あと少しで校も―

 大きな衝撃とともに思考が途切れ意識を手放した




次回予告ー
「香取、死す?」
ドゥ○ル、スタンバイ!
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