GE2RBbefore 呪怨の刀使いリメイク   作:紅 星鎖

5 / 31
三話です。
話の内容的にはほとんど進みません。
早くアラガミとの戦闘シーン出したい……。


三話 最初の訓練

訓練場にて、天霊 斬騎と春日 綾佳

 

「……というわけで訓練開始〜…はぁ」

「テンション低っ!いや、確かに多少無理矢理でしたけど…」

 

ゴッドイーターになってどれぐらい身体能力が変わったか確かめたかったからとは言え、少し強引すぎたか?

ここは少しでもやる気を出してもらえるように言ってみるか。

 

「わ、わー。あの有名なブラッドの隊長に訓練を見てもらえるなんて嬉しいなー」

 

………ヤバい。少し棒読み過ぎた。これじゃもっと怒らせてしまうか?

俺は恐る恐る綾佳さんの反応を確かめると、

 

「そっか! 嬉しいか! よーし張り切って行こー‼︎」

 

めっちゃ、笑顔だった。

スゲェ、アレで誤魔化s……もとい、やる気になってくれるとは…。

 

「それじゃ、早速ダミーアラガミと戦ってね」

「了解です」

 

地面から飛び出すように現れたダミーアラガミ。

その姿は、でかい虎のような……って。

 

「これヴァジュラじゃないですか⁉︎」

「あ、ごめん。そういえばこれ動かすの初めてだから操作ミスっちゃった」

 

てへぺろする綾佳さん。いや、ダミーだし動かないから良いんだけどね。

 

「えーっと、これだっけ?」

 

 

GAAAAAAAAA‼︎‼︎‼︎

 

「綾佳さん、これ動いてますよ⁉︎ 操作またミスってません⁉︎」

「だ、大丈夫………多分」

「多分じゃねーです! って、うわぁ⁉︎ こっち来たぁ⁉︎」

 

速い怖いこっち来んな‼︎

俺は無造作に神機を振り回した。

スパッ!

 

G、GAAAaa……。

 

 

「切れた⁉︎ 斬騎君、今のどうやったの⁉︎」

「い、いやぁ? 何が何だか?」

 

今起こったことをありのままに話すとこうだ。神機適当に振ったらヴァジュラが縦に真っ二つになった。

………ナニソレ怖い。

足下に紅い血だまりが広がっていく。真っ二つになったヴァジュラのハイライトの消えた目がどこか虚しさを感じさせる。

 

「………ダミーアラガミですよね?」

「そのはずだけど……。完成度無駄に高いね」

 

綾佳さんは手元のタブレットを操作するとヴァジュラの惨殺死体は何事もなかったかのように消えた。

 

「さて、今の結果を見るとその神機ーー呪刀は切断力に特化したタイプの神機みたいだね。さっきのは偶然結合の脆い場所に当たったから抵抗なくスパッといっちゃったけど実際はもう少し抵抗があると思うよ?」

「そうなんですか」

 

要は今の攻撃はクリティカルヒットだったってことか。びっくりした。

 

「じゃあ、次いこっか。大丈夫、今度こそ普通のオウガテイル型のダミーアラガミ出すから」

 

すると出てきた、オウガテイル型のダミーアラガミが。

通常の10倍くらいの大きさで。

 

「あ、またやっちゃった」

「わざとですよねぇ⁉︎ ってかデカっ‼︎ オウガテイルデカっ‼︎」

 

大型種並みの大きさのオウガテイルとか目の前にいきなり現れたらビビるわ!

 

「ここをこうしてっと、よし。これで普通の大きさになるはず。マニュアル見たし」

「説明書見ないタイプかよ⁉︎ そもそもマニュアルあるんなら最初から見ろよ‼︎」

「めんご〜」

「軽っ!」

 

デカかったオウガテイル型ダミーアラガミが見る見るうちに小さくなり、普通の大きさになった。

改めて神機を構え直すとふと、手元の柄にボタンがあるのに気づいた。

 

「今度のこれは切断しづらくなってるからね。これで少しは……」

 

ズドン‼︎

あ、やべ。押しちゃった。

このボタンを押すと銃の方が起動するっぽい。

ダミーアラガミの胴体が丸くくり抜かれ、焦げたような煙がのぼる。

 

「はぁ、話してる途中だったのに。ま、いっか。

それはインパルスエッジ。剣モードの状態でオラクルを消費して使うロングブレードの特殊技だよ。

まぁ、実戦で使うには多少コツがいるけど当たれば凄い高威力だから」

「あ、高威力ってのは分かりました。だって」

 

俺はだらん、とした右腕を見せた。

 

「うっかり片手で持ってたせいで肩外れちゃいましたから」

「うわあぁぁぁ⁉︎ ざ、斬騎君大丈夫⁉︎」

「無理です駄目ですこれ以上続けられません。超痛い」

「汗すっごい! もう今日は終わりにして医務室行こう⁉︎」

 

本日の訓練、脱臼のため終了。

 




次回、四話 その神機、ピーキー也
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。