家庭教師ヒットマンREBORN! ”黒薔薇の紅来る!” 作:紅葉
ちゃーす、芽生だ。
今夜は霧の戦いの日だ、つーことでオレは並盛中学校に向かっている
ノコとカイで。
「…何でついて来る?カイ」
芽生は不機嫌そうにカイに言う
「え?何でってオレは毎日見に行ってるからな!
暇つぶしにもなるし」
と失礼なことを言ってると思っていないようで笑顔で言う
まさに天然とはこういうバカのことである。
「あっそ…」
と芽生はコイツ馬鹿だな…と思ったが口にはしなかった
「あ、そーだ!
芽生、ツナたちがお前のこと心配してたぞ?
一回も顔出さないから何かあったのか、それとも修行がうまくいってないのかな?って」
カイは思い出したように言う
「大げさな奴らだな…
めんどくさいのと呪いの準備をしてただけだっつーのに…」
芽生は溜息を吐くように言う
「いや、でも普通そうなるんじゃないか?
芽生がずれてるだけだって!」
とまたしても笑いながら言うカイ
全然馬鹿にしている様子はない。
「…お前、普通の女にはそんなひでーこと言うんじゃねェぞ。
オレはあんま気にしねーけど最近の女は気にする奴がいるんだから」
と芽生はベルトについている収納ケースからchupa chupsのコーラ味を取り出して食べる
「ん?なんかよく分かんねーけど分かった!
つーか、並盛中見えてきたぞ」
とカイが言ったと同時に並盛中学校は見えてきた
「今夜は体育館でするんだってさ」
「へー、そうなのか…
…なんかめんどくせー…」
と芽生はchupa chupsを舐めながら言う
「何がだ?」
とカイは言う
「骸とリボーンは勘がいいからな…
ツナも超直感で見破られそうだし…
まぁ、リボーンや他のアルコバレーノには今日言うつもりだけど…
あ、ユニとアリアさんにはメールしておこう」
「あ、そういうことか。
じゃあそろそろ入るぞ」
とカイが体育館のドアを開けた瞬間だった
芽生に向かってタロットカードが何枚かすごいスピードで向かってきた
が、芽生はchupa chupsを口に入れてそのカードすべてを手で受け止めた
無論、芽生は無傷である。
「あーらぁ?
受け止めることができるのねぇ?
まぁ、私はこの力で5割しか力を使ってないけど♡」
とプチ自慢をしてきたのは芽生にしたら…
なんかやたらと口調が気持ち悪い金髪の化粧女で
占いのタロットカードを投げてきた馬鹿で
この程度で3割を自慢する自分を買い被ってる奴だった。
「あっそ、でアンタ誰か知らねーけど…
この程度で5割とは大したことねェな…
まっ、返すわこれ。
オレ占いとか信じねータイプだから。」
と芽生は投げて来た女に向かってタロットカードを投げた
が、速さは目に見えなくて芽生が投げた時にはもう女の後ろにある
壁に突き刺さっていた。
しかも突き刺さっていた部分の壁が割れていた。
「あ、ちなみにオレも5割だぜ」
とめんどくさそうに言った
そして周りの人はあんぐり。
ただしアルコバレーノたち、XANXUSとカイは別に普通だった
「ええええええええええええええ!?
今ので5割ぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」
とツナがツッコム
「っち、化けもんだぜ…」
と獄寺
「ははは!相変わらずだな!」
と山本
「すごい…」
とT
「…そう、今ので5割ね…
ふふふ戦いが楽しみだわ。
ちなみに言っておくけどぉ、あんたの相手は私だから♪
私はVARIAの幹部の一人、寺永由美よ!!!」
「あー、わざわざどーも。
朝倉芽生だ」
この女が由美か…と芽生は思った
けどもう復讐とかバカバカしいことは芽生は考えてなかった
よく考えたら、復讐したとして何だ?
つーかオレそういうのガラじゃねーし。
が理由である。
それだけ!?と言ったらそれだけだし、何もそれが芽生なのだ。
「あー、そうだ★
今のうちに言っておくけどぉ、アナタが私に負けたら
そこにいる高橋紗瑛って子とアナタは死んでもらうわ♪
確実に私がこのタロットカードで息の根を止めまーす(^m^)
そして絶対ないと思うけどアナタが私に勝ったら
私を殺すなり、なんなりすればいいわぁ★
ちなみにそこの高橋紗瑛もどうするかをアナタが決・め・て♡」
由美が言ったルールを聞いたツナたち、高橋紗瑛はビックリしていた。
「な…なんで紗瑛ちゃんまで!
それに殺すことなんて!」
ツナは由美に向かって言う
「楽しいから♪」
「へ?」
「だってその方がやりがいがあるっていうかぁ…
楽しいじゃない!」
とニッコリと微笑んで言う
それに対して次は血相を変えて言う
「それに…私は高橋紗瑛を絶対許さない!!!!
私を裏切ったんだもの!
それ相応の罰は受けてもらうわ!
朝倉芽生は…私と同じ月の属性を持つ者。
生かしておいたら何をするか分からないわ…
だって、すでに月のアルコバレーノになっているし。」
と由美は芽生の首から下げているおしゃぶりを指さす
「あ――――、オレもそれに関してはなりたくてなったんじゃないし…
変わってほしけりゃ変わってやるよ。
ただアイツが許すかは知らないが…」
と芽生は川平さんをここで思い出す
カイに聞いたのだ。
正体は誰かと。
「ふんっ、本当かしらぁ?
まぁいいわ!で朝倉芽生!!!
このルール…受けてくれるわよね?」
「別にオレはいいけど…高橋はどうなんだ?(ッチ、何で来てるんだよ」
「…私もいいわ!だって朝倉さんが絶対勝つに決まってるもの!
それに…由美!私もアンタを許さない!!!
勝手な理由で私と朝倉さんをあんな目に合わせたんだから!!!」
正直芽生は結構驚いた
目を見ると本心だったから。
意外とコイツ、反省してるっぽいなと。
だからオレを信じるなんて言ってるんだ…まいいや。
ツナは紗瑛と芽生に何があったか知りたいっぽいけど
芽生は無視して言った
「おう、いいぞ。」
と芽生が口にした所でチェルベッロが言う
「…あのー、もう今戦闘中なんですけど…」
と空気を読んだのかクロームとマーモンは休戦中だ。
「あら、ごめんなさい。
私としたことがつい…
続けてくれてよろしくてよ」
と先ほどの口調は見当たらないほどにこにこしている
「あ、何かすいません
じゃあクローム頑張れよ」
と芽生はクロームに手を振りながら観覧席に向かう
「うん、応援に来てくれてありがと…
芽生、私頑張るよ…」
とクロームは照れながら言った
そしてやっと、霧の対戦の幕が開けようしていた…