家庭教師ヒットマンREBORN! ”黒薔薇の紅来る!” 作:紅葉
意味が分からなかったら申し訳ないです。いつもの通り後書きでも説明します!!
次回から未来編かもしれません…多分。
それで、日常編から徐々に書き直しています。
理由は改行も多いし、皆の性格がちょっとアレなんで←
ノコが過去のことを話したいというので、カイが帰って来るまで芽生は今のうちに呪いのことを話そうとアーデルにメールしてみた。が
「今日は委員会があって、時間がないから会えないか…。メールでアーデルに内容送って他のシモンに皆に伝えてもらうようにしてもらおう」
芽生はそう思うと、アーデルに月の呪いのこと、月の宝、そのことを包み隠さずにメールで簡潔に文章にし、他のシモンの皆、炎真やしとぴっちゃんらに伝えてもらえるように頼むとスマホを収納ケースの中に入れた。未来編はもうすぐ始まる。いつ未来に呼ばれるか分からないけど、それまでの間にせめてシモンの皆に呪いのことを伝えておかなければならない。未来から帰って来たら次はシモンだ。その間に伝えれるのは難しいし、何しろジュリーがDスペードに憑依されている。と、なれば今だ。
「よし、暇な間にこの前に作ったノートでチェッカーフェイスから話してもらった8³について書いておこう」
芽生は自室に戻り、そして今分かっている8³のことについてまとめた。
「…まとめてるのはいいけど、これ誰が読むんだ?」
ふと頭によぎったので何となく言ってみた。
「キュ―――――?(自分が混乱しないようにとか、状況が分かりやすいように作ったとかじゃないの?)」
ノコは芽生がまとめたノートを覗き込み、それを目で追って読んでいく。
「まあ、それもあるんだけどさ。「たっだいまーーー!!」…帰って来たな」
芽生はこの際8³について書き込んだノートを、カイに見てもらおうと思い、ノートを持ったままノコを肩に乗せてリビングに行った。
「おかえり。うるせーよ、カイ」
「おう、ただいま。まあまあ!!ってそのノート何だ?」
芽生は無言でカイにノートを渡す。すると、カイは受け取ったノートをパラパラとめくり、文字を目で追っていた。
「…ふむ、なるほどな。で、呪いはノートに書いてあった通りってわけだな?」
カイはノートをリビングにある机の上に置き、ソファに座る。「あぁ」と芽生は返すとカイが座った向かい側のソファに腰を下ろす。芽生はチェッカーフェイスに教えてもらったことや、自分の体に起きた異変など今までに起きた経緯を言った
「そんで、ノコが自分の過去について話すと」
カイは芽生の肩に止まっているノコをじっと見た。ノコは視線に気づくと芽生の肩からノートの置いてある机にふわふわと移動した。
「キュ―――――――――!!(うん、そうなんだ!!芽生の秘密を知っておきながら自分が何も話さないのはズルいと思うし!!)」
「オレもいいのか?」
カイは少し気になったのか、ノコに自分も聞いていいのかを問う。
「キュ――――――!(うん、アタイが特に信頼している2人には聞いて欲しいんだ!)」
「そうか…」
「キュ―――――!!(とりあえず、ハッキリ言うね!!)」
ノコはそれを言うと、少し戸惑いながらも次の言葉を言った。
「キュ――――――――(実はアタイは、人間だったんだ。骸と千種、犬と同じようにエストラーネオファミリーの人体実験の被験体だよ)」
そのことを聞いた芽生とカイは驚き、ノコをじっと見た。
――――――――――――――――――――
ただ楽しかったんだ、毎日が。言うならばそれは幸せな日々。生まれて暮らていた場所は、両親にも、自然に恵まれていた。近所の家も私の家も森の中にあって、よく物語の中で出てきそうな感じの家。自然や両親だけではなく、友達にも恵まれた。学校は森の中から通っていたから少し大変だったけど、同級生がそういう子しかいなかったから、登下校は楽しかった。勉強は苦手だったけど、運動は大好きだった。よく近所の家の男女問わず友達と森を駆けまわったり、森の中に生息する動物たちと遊んだり、女友達とはお花畑に行って冠を作ったりした。友達とも両親ともよく話した。
「ずっと、こんな日々が続くといいね!」
「だね!」
「おーい、誰が学校まで早く着くか競争しようぜ!」
「最後の奴は、教室の鍵取りに行けよ!」
「よーし、負けないよ!!」
「私昨日それやったもん!!」
「私はやったことないけどね」
「あ、せこいぞ!フライングだ、お前ら!」
「ねえ、お母さん、お父さん」
「何どうしたの?」
「アタイね、ここに生まれてよかった!!それでね、お母さんとお父さんの子供に生まれてきてよかった!」
「お、嬉しい事言ってくれるな!」
「あら、急にどうしたのよ?ふふっ、じゃあ今日はお母さん張り切って晩御飯ごちそう作っちゃお!」
「ホント!?やったー!じゃあ、アタイ畑に行って野菜採って来るね!!」
「転ばないように、落ち着いて行けよ?」
「分かってるよ、お父さん!!」
間違いなく皆笑ってた。幸せをかみしめていた。アタイもそうだった。ずっと、ずっとこの幸せは続く。そう信じていた。なのに、どうしてだろう。どうして…。
森の中の小さな村、アタイが住んでいた村が襲われた。エストラーネオファミリーによって、子供は全員誘拐された。お母さんが泣き叫びながらアタイの名前を呼んでくれる。お父さんが必死に村の男全員でエストラーネオファミリーに対抗している。ああ、幸せが…崩れていく。友達全員笑って暮らしていたのに横にいるいつも冷静な友達は表情は崩していないけど震えている、いつも温厚で優しくておどおどしている友達は泣き叫んでいる。その様子がアタイの目に、耳に入ってくる。友達じゃない、アタイも顔面蒼白で震えていた。悲鳴は出せなかった。恐怖で。これからがどうなるのかが分からなくて。
そんなアタイ達をエストラーネオファミリーはとある場所に連れて行く。中に入ってみると、薬品のにおいと鉄のようなにおいが充満していた。大人たちが白衣を着ているからここはそれらしい場所っていうことは分かった。ただ、同じ年ぐらいの震えている、絶望的な表情をしている子供たちを見るまでは。すぐに分かった、鉄のようなにおいは血のにおいだったんだ。だってそんな子供たちの視線は白衣の来ている大人と、地面に蹲るようにして頭から血が出て、倒れている小さな少年。動物たちの死に何度も立ち会ったアタイは分かった。死んでいると。つまりここは子供を誘拐し、その子供を実験体として扱っているのではないかと。頭に浮かぶ嫌な予想、だけどそれがこの場で一番しっくりくる予想だった。
毎日毎日友達が、いなくなっていった。友達と、アタイ達と同じ誘拐された子供の、泣き叫ぶ声と動かなくなった体。親友だった二人も死んでいった。いつも温厚で優しくてびくびくしていたけど、手先はすごく器用で笑顔が素敵なアリス。お花の冠が作れないアタイに話しかけてくれた。「ね、ねぇ…茎を丸くして、そこにお花を通すとできるよ…」「え、本当に!?」「う…うん」「ホントだ!!ありがとう!!すごいね、アリスちゃん!」「わ、私の名前…何で知ってるの……?」「え?だって同じ学校のクラスメイトだよ?覚えてるに決まってるじゃん!」「……ありがとう…ノコちゃん…」一番最初に友達になってくれたよね。お花の冠いっぱい作ったよね、動物といっぱい遊んだよね。そんなあなたは最後に、実験室へ行くときにアタイたちに目で訴えてた。”さようなら、先に逝って待ってるね”恐怖で震えていたけれど、可愛くて素敵な笑顔だった。
いつも冷静で表情をあまり出さないサラ。だけど頭がすごくいいし、運動も出来てアタイは憧れた。だけど性格はクールだけど友達思いなところもあった。そのギャップでいつも男子にモテモテだった。実はアリスもすごくモテてたんだけど、アリスの性格からして全然あの子は気づかなかっただろう。そんなサラは最初アタイのテストの点数を見て呆れてた。アタイは頭いい子はこんな点数何て見たことないだろうし、何でできないのって思ってるんだろうとサラのことをひどい印象を持ってた。けれど、テストを見て落ち込んでるアタイに「勉強はできないかもしれないけど、いつも友達を楽しませているじゃない」「だけど…やっぱり勉強できないと色々困るよ」「勉強はやれば誰だってできる。アンタはつめが甘いからそうなってるだけ。だけど友達を楽しませることができているのは、アンタにしかできないんじゃないの?」「そんなの…社会には何の役にもたたないよ…」「立つわよ、世の中勉強が全てじゃないのよ。人を楽しませることのできるアンタなら店の定員とかに向いているんじゃないの?」そう言って励ましてくれた。勉強もアリスとアタイによく教えてくれたよね。何回も何回も物わかりが悪いアタイがちゃんと分かるまで。呆れもしないで、ちゃんと真剣に。サラも最後、実験室に行くときに目で訴えていた。”こんな状況で言うのもなんだけども、生きることを諦めたらダメよ”今から死ぬってわかってたはずなのに、いつもの通り表情を崩さずにいた。だけど、目がいつもより少し揺れているように見えた。
ごめんね、本当にごめんね。弔ってあげたいけれど外に出れないし、死体は勝手に白衣の大人が持っていっちゃうんだ。親友が死んだ日は泣いた。白衣の大人に気づかれないように、夜声に出さないで。…そして次々と人数は減っていった。もう、アタイを入れて4人の子供だけ。アタイは毎回変な注射を打たれて終わりなんだ…だけどそれが怖い。4人だけの子供なのに一度も会話をしたことがない。アタイの友達もここに来てから一度も話さなかった。視線で大体会話をしていた、他の3人とも視線で会話すること以外したことがない。話して殺されたりしたら嫌だから。髪の毛が耳の下でパッツンに切りそられている少年と、髪の毛がとげとげしている少年は実験室に連れていかれ悲鳴をあげている。ああ…次はアタイの番だ……。最後はセンターわけの変わった髪型のした少年が残った。別れ際視線で「ばいばい」と伝えた。伝わっているかは分からないけど。
実験室にいつもの通り拘束器具をつけられ、注射を打たれた。ただいつもと違うのは腕だけではなく。顔やお腹、足と体のいたるところに注射され、そして右腕から変な管を付けられた。
何、怖い…。そして白衣の大人が管の繋がっている装置のスイッチを押すと体中に激しいしびれが走った。口からただ叫び声が漏れている。痛い痛い腕がしびれる、いたいいたいいたい、何するのアレ腕が…腕が小さくなってるどうして何で体がしびれて動かない足も小さくなってる顔も痛い声が潰れてきたお腹がしぼんでいく骨がきしんでいる何でどうして白衣の来ている大人は嬉しそうなの?アタイは何で死んでないの?こんな痛い思いをするくらいなら長く続くなら白衣の奴らが喜ぶ顔を見るくらいなら死んだ方が良かった失敗作の方が良かった死んだら先に逝ってしまった友達にも会えたかもしれないのにサラにアリスにまた会ってあの世でたくさん話してたくさん遊びたかったのにねえもう考えることすらできなくなっていくのかな頭がすごく痛いんだだって体見えないよアタイの手はどこ足はどこ髪の毛はどこ……アリス……サラ……お母さん…お父さん…どこにいるの会いたいよ会いたいよねえどこにいるの?もう……一……度…友…だ……ちに………サ……ラ…に……ア……リ…ス……に……おかあ………sんにお…と…s…n…に…あ…………い……t……………い……………よ…
…アレ…痛みがない…アレ??なんかすごく血の匂いがする、隣の部屋で大人の悲鳴がする。なんだろう耳が、匂いがいつもより敏感に感じる。あ…アレ?歩いているのに全然進まない何で?近くに鏡があったから見てみる。どうなったんだろう…あ…れ?あれあれあれあれあれあれあれあれあれあれあれあれあれ?目の前に映っているのは白いみすぼらしいワンピースではなく、茶髪のくせ毛のショートカットのアタイではなく動物のモモンガだった。
「キュ、キュ――――――!?(え、何で!?あ、アレどうして話せないの!?)」
意味が分からない。とはこういうことであろう。先ほど人間だった少女はモモンガに、動物になっているのだから。
「キュ――――――――!!?(どうして!?どうしてなの!??)」
自分が動物になっているという事実に混乱しているモモンガの目の前にある人物が現れた。
「…ここでしょうか…」
丁寧な言葉を使う少年、そうセンターわけの変わった髪型の少年である。その後ろのは髪の毛がパッツンの少年ととげとげしている少年がついていた。
「…いないれすよ?」
「…もしかしたら実験が成功したのかも…」
「キュ―――――!(こ、ここにいるよ!!手術台の上!)」
アタイはそう伝えたけど鳴き声しか実験室に響かなかった。
「手術台の上…モモンガしかいないびょん?」
「しかし、この動物から手術台の上と教えてもらった…まさかあの少女は!」
少年3人組は驚いた様子で手術台の上にいるモモンガを見た。生き残ったのは自分たち3人ともう一人の少女だけだったのだが、その少女も実験は成功し動物になっていたのだから。
「キュ―――――――…(そうなんだ…何か気が付くとアタイはこうなってた…)」
モモンガは手術台の上で悲しそうに鳴いた。少年たちはその姿を見て同情した。
「キュ――――――?(ねえ、そういや大人たちは?さっきから血の匂いしかしないんだけど?)」
モモンガはそう言うと、センターわけの変わった髪型の少年が説明をした。
自分の、骸の右目が能力のある目に変えられたので、ためしに使って大人たち全員を殺したこと。そして生き残った二人の少年。千種と犬、を連れてここから脱出しようと思ったのだが、その時にもう一人少女がいたことを思い出したので探して今に至ると。モモンガは自分の名前を聞かれた。そして答えようとしたのだが…
「キュ――――――――――…(アタイの名前は……あれ?ゴメン…思い出せない…)」
名前を聞かれたモモンガは必死に家族から名づけられ、呼ばれた名前を思い出そうとするが出てこない。
「そうですか…こんな状況ですし、突然動物に変えられたのでは記憶も混乱して仕方ありません。それは置いておき、まずここから脱出しましょう」
骸の提案に、犬と千種、そしてモモンガは頷いて研究所から脱出した。脱出した後、骸と犬、千種は一緒に行動することになり、モモンガは自分の住んでいた村へ帰ると言い別行動になった。
「キュ――――――――(でも…ここがどこかも分からないし、どうやって行こう)」
モモンガは自分の住んでいた森に帰れなくなった。しかも、森の中とその近くの町で暮らしていたので都会には出たことがない。バスも電車もあることは知っていても乗り方は知らないし、第一今自分は動物だ。自分の名前も思い出せない。手段はあったとしても、ただ一つ。モモンガ特有の前脚から後脚にかけて張られた飛膜を広げて滑空するか、歩いて行くかである。そうしてモモンガはとにかく滑空して、歩いた。お腹は減ったが、どんぐりを食べたり食べられる木の実を探して食べた。そしてある日、モモンガはトラックの中の荷物置き場を寝床にしたのだが、気付いた時にはそのトラックが動いていた。しかも、自分が乗っていたのはサーカスの動物小屋だった。そのトラックは空港に着くと、動物小屋を飛行機の中に積み上げられていた。そして着いたのは、ItaliaからJapanだった。
「キュ―――――――?(ジャパン…って日本のこと?)」
モモンガは動物が下ろされるのを機に、動物小屋から離れた。このままでは、自分はサーカスの一員になってしまう。サーカスの一員となって、世界を回るのも悪くはないが、今は知識を身に着けることだ。幸い、サラに教えてもらったので一応生まれ育ったイタリア語、英語、日本語は読み書きできる。サラは英語と日本語は覚えていて損はないということで、モモンガとアリスに教えたのだ。ありがとう、サラ。別れ際に骸に自分たちを捕まえたのはエストラーネオファミリーというマフィアだと教えてもらった。復讐をしようとは思わない、けれど何故自分たちがこうなったのかは知りたい。そういう思いでモモンガは歩いたりして、情報を探していた。しかし、ある中学校にたどり着いて寝床を探そうとしていた時に見てしまったのだ。
「キュ!?(アリス!?)」
モモンガが見たのはピンク髪のウェーブのかかった長髪の可愛らしい少女だった。アリスと容姿がよく似ていた。アリスも栗色のウェーブのかかった長髪の可愛い少女であった。
「キュ――――――――…(でも、違う…容姿はそっくりだけど性格は少し違う…)」
ピンクのウェーブのかかった可愛い少女は高橋紗瑛と言うらしい。よく短髪がはねて笑顔が和む笹川京子と、黒髪がウェーブのかかっているしっかりした黒川花といる。どうやら彼女らは仲のいい友達みたいだ。その様子を見ていた時だった。廊下を歩いていた少女と言うよりも女性が似合う女の人を見たモモンガはまた驚いた。
「キュ!?(サラ!?)」
黒に近い紫紺色の髪色でストレートなセミロング。どこかミステリアスなクールな様子はサラによく似ていた。アリスだけでなく、サラと似ている人物と出会ったのだ。もちろん気になり様子を追う。すると彼女はよく応接室に行き、風紀委員長と話したり、仕事をしたりしていた。口調は荒いし、サラと違うけども性格は似ていた。そんな彼女の名前は朝倉芽生。良く合う風紀委員長は雲雀恭弥というらしい。そしてモモンガがたどり着いた学校は並盛中学校。気が付けばモモンガは寝床としているつもりだった場所に、1ヶ月以上いた。そんな時モモンガは知った。ダメツナと呼ばれている少年はボンゴレ次期ボスということを。スーツを着た赤ん坊が言っていたことを偶然聞いてしまったのだ。しかも朝倉芽生はそのファミリーの一員として勧誘を受けている。チャンスだと思った。朝倉芽生に近づけば、何かエストラーネオファミリーのことを知れると思ったのだから。最初はダメツナこと、沢田綱吉に近づこうと思ったのだが、あのスーツの赤ん坊が目を光らして見張っていた。それで親友に似ていて気になっていたこともあり、朝倉芽生に近づこうとしていた時だった。そんなある日、モモンガに転機は訪れる。木から朝倉芽生と雲雀恭弥のやり取りを見て、朝倉芽生を追っているときに木から転落してしまった。気が付くとモモンガは朝倉芽生の手の中にすっぽりと収まっていた。彼女と直接接点した時だった。朝倉芽生は木の所に置いてくれたが、モモンガとしては朝倉芽生と接点ができたので何度も鳴いた。
「キュ―――――――!!(待って!!少し話したいんだ!!)
だけども、モモンガの鳴き声は聞こえるみたいだが言葉は通じていないみたいだった。最終的に朝倉芽生は自分を飼ってくれることになった。少し思っていたのとは違うが、それでも彼女と接する機会が多くなるのは嬉しかった。ノコという名前を付けてもらい嬉しかった。サラに似ていたから、彼女がボンゴレファミリーの一員だから。最初はそう思っていたが、朝倉芽生と過ごすうちにその思いは変わっていった。実は彼女が本来この世界の人間でないことも、カイから聞いた。最初の思いのままだったら、ここから去っていた。けれど、それを聞いてもノコはここにいた。離れようとは思わなかった。次第にカイと芽生にも、その周りの人間にも動物の鳴き声ではなく、ノコの言葉が伝わっていくようになった。それが嬉しかった。だが、ノコが芽生の元へ訪れて約一年たとうとしていた時だった。黒曜ランドにて成長した骸と犬、千種と会い忘れかけていた故郷のこと、そしてエストラーネオファミリーのことを思い出した。彼らは彼らなりに調べて、ボンゴレを知りそしてその次期ボスである沢田綱吉を乗っ取ろうと思った。きっと、彼らはマフィアが憎いのだろう。自分たちを苦しめ、仲間を次々とあやまていったエストラーネオファミリーを。ノコはエストラーネオファミリーのことは憎い。しかし、マフィアを憎むと芽生やクロームの所属しているボンゴレを憎いことになってしまう。関係のないマフィアは憎くはない。だけど…ノコはもし、このまま一生モモンガのままだったらどうなるのだろうと不安に思った。モモンガ、動物としての歳月を迎えるのか、それともモモンガの形をした人間で歳月を迎えるのか。そして、芽生の過去を知った時に、これ以上自分のことを話さないでいいのかも悩んだ。だけど、芽生がアルコバレーノの呪いにかかり、その秘密も教えてもらった時に決めた。もう自分のことを話そうと。カイと芽生には話そうと。怖かったのだ。元々人間だと知ったら、彼らはノコのことをどう思うのかが。今まで通り接してくれるのかが。その話を本当のことだと信じてくれるかも。
――――――――――――――――――――――――
「キュ―――――(でも、その心配はいらなかったみたいだね)」
ノコは芽生とカイの表情を見て言った。彼らの表情は真剣で、馬鹿にしている様子は全くなかった。
「そっか、ありがとな。ノコ、教えてくれて」
芽生がそう言うとノコは「キュ――――――(こっちも聞いてくれてありがとう)」と言った。
「で、ノコ。お前は元に戻る方法を探しているのか?」
カイが言うと、ノコは「キュ――――(うん、分単位でも人間の姿に戻れたらそれでいいんだ)」と言った。
「分かった、オレも調べれる限り調べてみる」
とカイは頷いて、自分の知っていることを頭の中で振り返っていた。
「これからは、ノコが元に戻る方法も探してみようぜ」
「あと、ノコの故郷もだな」
カイと芽生ははそう話し合っていた。
ねえ、サラ、アリス。アタイね、日本でも自分のことを信用してくれる人を見つけたよ。お父さん、お母さんいつか、この姿のままかもしれないけど、二人にカイと芽生を連れて故郷に帰るね。
まあ、薄々勘付いていた方もいるかもしれませんでしたね。
そうノコは元々人間で骸たちと同じエストラーネオファミリーに人体実験され、それが成功してモモンガになってしまったのでした。
イタリアの森の中にある村で暮らしていたんですが、自然にも両親にも友達にも恵まれていると言うノコは幸せ者だったんです。が、エストラーネオファミリーが子供を誘拐して実験場に連れて行ったです。親たちはどうなったかというのはまたお楽しみに。それで親友のサラやアリスも殺されていったと。ちなみにサラとアリスは芽生と紗瑛に若干似ているような容姿や性格にしました。それで骸たちと実験場を脱出して、別行動になって、しばらくした後にサーカスのところに紛れ込んでしまって、そのままトラックから飛行機に動物たちと一緒に移動され日本に着いたと。飛行機が動物を乗っけて移動していいのかは分からないですが、もし無理だとしてもこの話は二次元ですので。ということじゃ無理かな?うん、でもそうすると思うな←。で並盛について、その中学校で紗瑛を見つけてアリスに似ているなーとノコは思い学校生活を覗いていました。そして芽生を見つけてさらに覗くように。ゴメン。途中からノコ明らかにストーカーぽかったよね、ホントゴメン。それでツナがボンゴレの次期ボスだと知ってチャンスだぜ!と思い、ツナに近づこうとしたもののリボーンが居て近づけないので、芽生に変更。だけど一緒にいるうちにその思いが変わっていったというお話でした。
次は未来編かな?分からぬ、そして未来編どうするか全く考えてないですしおすし。