家庭教師ヒットマンREBORN! ”黒薔薇の紅来る!” 作:紅葉
(イタリア語 エキサイト翻訳より)
ちなみに、2でそろえてみました(てへぺろ
結局は人生なんてたいして変わらないのね。
何度転生しようがあたしが巡りあう運命は変わらないのね。
あたしもお母さんを殺した親父を殺して、自分の思い通りにならない紗瑛を殺して、あの綺麗な女の子も殺して。
なーんだ。あたしも人のこと言えないわね。
「うふふ…うふふふっ!!!!でもっ!!!この快感だけはやっぱり止められないですわ!!!」
自嘲気味に笑い、頬を赤く染める幼い少女。
端から見れば少女が頬を赤く染めている微笑ましいもの。
だが、彼女の手にはタロットカードと分厚い本、十字架のネックレス。
血まみれのワンピースを見に包んでいた。髪の毛も顔には体のいたるところに血痕が付着している。
そして地面には自分の母親だった人と父親だった人、友達などが倒れている。
血まみれで。
彼女は目覚めた。
人を殺すことに。
そして口調もまるきり変わり、彼女は全て狂ってしまった。
それは彼女の性格のせいか、周りの影響からなのか、それとも世間を見てなのか。
彼女自身も分かっていない。
********************************
おぎゃあおぎゃあ
「ほら、可愛い女の子ですよ」
看護師さんにあたしは抱かれて、一人の女性の前へ見せるように抱かれている。
女性は汗まみれで、息も荒れているけどあたしの顔を見た瞬間すごく幸せそうな笑顔だった。
ああ、あたし死んだんだっけ。
ていうか自殺だったけど。
後悔はある。
だって自分が気に入らないという理由でせっかくできた初めての友達と、まったく知らない綺麗な女の子をあたしは殺したんだから。
自分が悪いとは思う。けどお母さんを殺した親父だけは許せない。
殺して未練はない。けど悲しかった。
最後まで信じていたかった。
母さんは強盗に会い、殺されたと。
愛人ができたという理由で母さんを殺したはずがないと。
けど涙でしわくちゃになりながら言い訳した瞬間。
あたしの中の何かが切れた。
ふざけないでよ。
母さんはどんな思いでアンタをずっと待ってたと思ってるの?
何であんないい人を裏切って、新しい人を見つけれるわけ?
アンタを最後まで信じてたあたしが馬鹿みたいじゃないっ!!!
親父を殺す時一番思ったこと、”裏切られた””あたしたち家族じゃなかったっけ?””母さんを返してよっ!!”
あたしは自分が嫌いになった。
信じていた自分が馬鹿みたい。
人を殺した自分が嫌い。
嫌いな性格になりきって自ら嫌われようと努力してるのも嫌い。
化粧もめんどくさい。
髪の毛も早く切りたい。
あれ…何やってんだろあたし。
結局…自分のこと何もわかってないわね。
*******************************
どうやらここはヨーロッパの国らしい。
場所はフランスだったかしら?
生まれたあたしは、貴族の家の次女だった。
前世なんか一人っ子だったから、不思議な気分。
そして貴族、お嬢様だからお嬢様みたいな言葉と雰囲気、遊戯、勉学。
色々しなくちゃいけない。
髪の毛も結局今までと同じオレンジ髪を高い位置でリボンに結んでツインテールに結っている。
服もふりふり。
可愛いけど気持ち悪い。
けど、生まれた家は腐っていた。
姉と母はとてもいい人。
けど父親は腐ってる。
母に毎日虐待してる。
姉に手を出そうとまでしている。
あたしは知ってる。昨日姉は泣いていた。
母も泣いていた。
あたしは6つになった。
姉は年が離れていて15。
母も姉も綺麗な人。
「ねぇ、ミッシェル。英語訳すのすごいねぇ!」
ミッシェル。今のあたしの名前。
「そんなことないですわ。でもありがとう、カナレア。」
お嬢様言葉で話すあたし。カナレアは金髪を三つ編みしている。
どことなく雰囲気が紗瑛に似ている。
いじめられていたのを助けたのがきっかけで仲良くなった。
紗瑛の罪滅ぼしのつもりかしら?
あたしったら最低ね。
「ミッシェル、今日も算数教えようか?」
「いつもごめんなさいね…教えてもらっていいかしら?」
「うん、いいよ!その代りミッシェルのお話聞かせてよ!?」
あたしがいつも話しているお話。
あたしと紗瑛の話や、お母さんとの話。
たまに童話を言う。
貴族しか知らない絵本もあたしが読んでカナレアにいつも聞かせている。
上から目線のあたし。何様なんだろう。
**************************************
やだ、今日はカナレアと長くお話しすぎたわ。
もう夜じゃない…母と姉が心配しているわ。
早く帰らないといけないわね。
「遅くなってごめんなさい。お母様、お姉様。ただいま、ミッシェル戻りました」
大声でそう言う。たいていこういうと母と姉は飛んできて帰りが遅いあたしを怒る。
けど今日は違った。
「ミッシェル!!こっちへ来たらダメよっ!!!早くここから!がっ!に…げぇ…て…」
母様の叫び声が聞こえたと思うと途中で途切れる。
…え、何なの…
今の声の途切れ方…親父を殺したときと全く同じ途切れ方じゃない…
「か、母様…?」
…あれ…リビングの方から血の匂いがするじゃない…
思わずあたしは持っていた本を落としてしまう。
「ミッシェル、帰って来たか」
リビングの扉が開いた。
そこには父様がいた。
けど、父様の顔は血痕が付着していている。
手にも、服にも。
「…父様…何をしてますの?」
思わず声が震えた。
そして落としてしまった本を一冊だけ拾って、ポケットにしまっているタロットカードと十字架のネックレスを父様に見つからないように手に取る。
「ああ、そんな怖がらなくていい。なあに、すぐお前も大好きな母と姉に会えるさ」
そう言い父様はあたしの首を掴んだ。
「がっ!!!」
父様が邪魔で見えなかった扉の隙間から見えたもの。
血まみれで倒れている姉と首に痕がある母。
…なーんだ、そういうこと…
「父さんは会社を失敗したんだ。臓器を売れば結構な額になるんだよ。お前は姉とは違い、物わかりもいい。分かるよな?」
何それ。
意味分からない。
いつもあたしや姉様、母様に暴力振るっていたくせに。
会社倒産したらお金のために家族を殺すの?
自己中もいいとこじゃない。
どうしていつもあたしの家族はこうなるの?
どうして…いつもこんな時に限って帰って来るのが遅いのよ!!!あたしは!!
「泣かなくてもいい。すぐあの世だ」
父様…馬鹿な父親はあたしの首に力を込める。
ふざけないでよっ!!!!!
あたしは、涙を流しながら手に取ってあったタロットカードを父親の頸動脈に刺した。
血はすごく噴き出て父親は驚いた顔をすると何も言わずに死んだ。
その様子を見てあたしは、すごく嬉しかった。
何だろう、この気持ち!!!
すごくわくわくしている。
心臓がバクバク鳴っている。
ああ、もっと。もっと殺したい!!傷つけたい!!
あたしは死んでいるのにも関わらず父親の体にタロットカードを刺しまくった。
そして血が出てくる。
ああ、たまらないっ!!!
でも父親の体がタロットカードの針山になったところで、血は流れなくなった。
つまらないわね。
…こんなことしても母と姉は帰ってこないのに。
「お母様、お姉様…」
父親をその場に落として、リビングにいる母と姉の元へと駆け寄った。
脈を測ってみるが、もちろん死んでいた。
また涙があふれてきた。
これは悔しい、ムカつくの感情からじゃない。
寂しい、悲しいの涙だ。
「仇は打ちましたわ…お母様、お姉様。どうか、天国で
お母様の開いていた目を閉じさせた。
お姉様の包丁も抜き取らないと。
お姉様痛いって泣いているわ。
いつも暴力を振われていたあたしたち。
大丈夫よ、お母様、お姉様。
もうつらいことは何もないわ。
今度こそ来世でも、天国でもいいから幸せに暮らして。
「あのクソ親父…どうやら使用人も殺したようですわね…」
側にお姉様を守るように倒れている、執事とメイド。
鉄砲で撃たれた後、ナイフで刺された跡などでリビングは血の海になっていた。
あたしはナイフや包丁を全て抜き取った。
そして使用人やお姉様、お母様を横一列に並べ、その横に凶器を置いておく。
何気なく鏡を見ると、血まみれのあたしが写っていた。
ナイフを抜き取った際や親父を殺したときに血が飛んで服や体についたのだろう。
「…ここから出ましょうか。」
どうせここにいたってあたしが疑わるだろうし。
そうだ、ここ暗殺部隊がイタリアにあったはずだ。
そこに行こう。
「…ミッシェル?」
あたしがナイフを抜き取っている間に来て、扉から覗き込んでいたカナレアがあたしの本を持って現れた。
「あら、本忘れていたのね…ありがとう。カナレア。」
微笑んでカナレアに近づくあたし。
「ひっ!!!近づかないでよっ!!!この人殺しっ!!」
本を大切に抱きかかえて、あたしを顔を青白くさせながら睨むカナレア。
怯えた顔で、あたしを。
なーんだ、こいつ紗瑛とそっくりと思ったけど違う。
紗瑛は、あたしが非行に走った時殴った。
あたしを怒った。
友達として大切なことをしてくれた。
こいつは違うわね。
つまらない。
「…穏便に済まそうと思っていましたのに…まあ、現場を見られたからには生かして帰すわけにはいかないですわ。どうせ貴方私が理由を説明しても、聞いてくれないでしょう?ねぇ、自己中」
にっこりと微笑んで、私はタロットカードを持つ。
どこかで気付いていましたわ。
貴方が私と仲良くしているのは貴族だから。
金持ちだから。
仲良くしていたら得だから。
でも信じたくなかったのはやっぱり紗瑛と面影が似ているからでしょうか?
「や、やめてぇえええ!!殺さないでよっ!!!あんなに仲良くしてたのにぃ!!あ、謝るからぁ、謝るから殺さないでよっ!!あたしをそんな目で見ないでよっ!!誰にも言わないわよぉ!!!信じてよぉお!!」
泣き叫びながら私の本を強く抱きしめるカナレア。
「そんな嘘私に通用すると思っていますの?それに貴方、いじめられていたのは他の子の家の物を盗んだりしていたからでしょう?現に私のリボンと本何冊か盗んでますわね?」
私は笑顔を崩さすにカナレアに近づく。
カナレアは図星なのか余計顔は青ざめて、三つ編みを振り回しながら扉から出ようとする。
「あら、綺麗な髪の毛が台無しですわよ?でも、もう関係ありませんね。大丈夫ですわ、頸動脈を狙いますから。それでは、カナレア。ごきげんよう」
いやあああああと叫ぶカナレアを無視して私はタロットカードをカナレアの首に刺した。
ぶしゃああああと血が出るとカナレアはそのまま倒れた。
綺麗な金髪は赤い色に染まっていく。
どうしてかしら…友達だった人を殺したのに…
「お母様とお姉様みたいに全く悲しくありませんわっ!!」
あるのはさっき父親を殺したときの興奮。
ああ、まだ心臓が鳴っている。
「うふふふ、うふふふふふっ!!!!!!!!」
胸が苦しい…
早く、もっと誰か殺したい。殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい
「うふふふふふ…もっともっともっと!!!人を殺したい!!人を痛めつけたい!!あの死ぬ瞬間の顔を見たい!!!」
そう叫んだが、何故か頬には涙が伝わっていた。
何なの、この気持ちは…
人を殺してとても楽しいはずなのに…興奮しているのに…
どうして胸が苦しいの?
この感情は、苦しい、悔やみ…?
「…もしかして、私は…カナレアをどこかで信じていたのかもしれませんわね…」
その真実を知っても、私はカナレアを避けようとしなかった。
心のどこかで嘘だと信じていた。
私と過ごすうちにそんなことはなくなっていると信じていたの?
だとしたら…
「バカバカしいですわ…。結局前回も今回もこうなったのがいい証拠ですわね…」
自分をあざ笑うかのように言ったが、うまく笑えない。
言葉が掠れて自分でも聞けない。
涙で視界が見えない。
目の奥が熱い…
外がざわざわとしてきた。
それは人がここに集まってきているからであろう。
もう、この屋敷に近づいている。
今更逃げようとも、この死体を隠すこともできない。
ならどうする?
この村を地図上から消しましょうか…。
それがいい。どうせ言い逃れはできないのですから。
村人を一人残さず殺して、焼き払って差し上げましょう。
死体も家も何もかも燃えて無くなってしまえばいい。
ただ、その前に私の荷物やお姉様やお母様の遺品、書庫の本は少し持っていきましょう。
「ごめんください、こちらにカナレアはいらっしゃいませんか?」
ああ、この声はカナレアの母親の声ですわね。
もうカナレアを殺して30分も経っている。
本を届けに行くにはそんなに時間はかかりませんものね。
この狭い村では。
「あら、カナレアのお母様ですわね。少しお待ちになって下さい。少し話していたらこんな時間に…申し訳ないですわ。今からカナレアを呼んできますわ。」
「おや、ミッシェルちゃんかい。すまないね、いつも仲良くしてもらって」
カナレアの母親が安堵した声を出す。
うふふ、どうやら血の匂いには気づいていませんのね。
それもどうですわね。
だって遺体は全てリビングに運び込んでいますもの。
だから…もうやりましょう。
全てすべてこの村の人を村を。
******************
ぴちゃん。
「あら、お洋服が汚れてしまいましたわ…」
自分の白かったブラウスは返り血で真っ赤になっていた。
フリルの黒のスカートも変な色になっていた。
手も顔も髪の毛も返り血だらけですわ…
「でも。やっと終わりましたわ」
彼女は今殺し終えた村長を見る。
うふふ、とても素敵な顔ですわ。
絶望に染まった、青白く、目はうつろな。
何日たったのでしょうか…結構ここの村人は多かったですわね。
狭いくせに。
お腹も減っていますわ…
その時見計らったように雨はぽつぽつと降りだした。
まるで彼女の血を洗い流すかのように。
「あら、雨ですわね…でもちょうどいいですわ…これで血を洗い流しましょう」
ざざっと後ろから物音がした。
…まだ、いたかしら?
まあ、いいですわ。
殺せば問題ないですし。
ミッシェルはそう思い、物音のした方にタロットカードを投げた。
しかし頸動脈をいつものように狙ったがタロットカードの刺さる音ではなく、金属で跳ね返さり、地面にぼとっと落ちた音を聞いた。
何者かしら?殺気からしてまがまがしいですわね…
「どなた様で?」
私は何枚かタロットカードを持ち、殺気のする方を笑顔で振りむく。
「う゛おい!!お前か!!この村人全員殺したのは!!」
白髪で声が大きく、右手には剣を持っている少年がいた。
「ええ、そうですわ。ですが質問を先にしたのはこちらですわよ?」
「生き残ってるのからしてやっぱテメェみたいだな…。オレはVARIAに所属してるもんだ。」
「そうですか…それで、何用ですの?村人全員殺した私を殺しますか?」
私はタロットカードを白髪の男に向け、笑顔で聞く。
「う゛おおおおい!!勘違いするんじゃねぇぞ!オレはお前をVARIAに勧誘しに来たんだあ゛!」
「…私をVARIAにですか?こんな子供でも大丈夫ですの?」
「構わねぇ!テメェと同じぐらいの餓鬼もいるしなあ゛!」
「では、ご厚意に甘えてさせて頂きますわ。行くあてもないですし。荷物は取ってきてもよろしくて?」
「さっさとしろお゛!」
ミッシェルはそれを聞くと後ろの警戒を続けながらも自宅へ行き、リュックに自分の洋服と母と姉が大事にしていたアクセサリーや小物、そして書庫の本を何冊か入れた。
「…お前、ダニエル・マーフィーの娘か」
白髪の男が、玄関付近で私に聞いた。
「ええ、そうですわ。ミッシェル・マーフィーそれが私の名前。ですが…父親が最低だと分かったのでこの名前は捨てますわ。」
ミッシェルも父が付けた名前だそうですし…それに、お母様とお姉様、使用人たちがこの名前を誇りに思っていたのなら、私はそれを曲げてしまいましたわ。ここの村人を全員殺してしまったのですから。
「…だったら、お前の名前は何だ?オレは
「そうですわね…寺永由美とこれからは名乗りましょうか」
これが本来の私の名前ですもの。性格はかなり変わりましたが、それでも私に違いありませんわ。
彼女は狂ってしまった。
信じていた故に裏切られた家族、友達のせいで。
そう言えば誰かが同情は引いてくれるかもしれない。
しかし彼女はそれを、言わないであろう。
彼女が狂ってしまった理由は父親が母親と姉を殺したことから始まり
父親を殺し友を殺した時点で彼女は狂ってしまった。
殺すことに目覚めてしまった。
こういうだろう。
狂った少女、寺永由美は声の大きい白髪の少年と共にVARIAのアジトへと歩を進めるのであった。
話の内容がFAって方。
すいません、私もよくわからないです(おい
急いで作ったので受験終わったらまた訂正するところあればしますので、大目に見てください。
ちなみに何回も言いますが急いで作ったものです。
なので投稿は、ナノではまだしていません。
時間の余裕のある時にまたします!!
つまり、オマケの投稿はここだけですね、現時点では(多分)