家庭教師ヒットマンREBORN! ”黒薔薇の紅来る!” 作:紅葉
お久しぶりです。
話があれですが、お付き合いください。
最後に恋愛描写があります。苦手な方はご注意を。
SIDEツナ
オレが10年後に来て、色々あった。ラル・ミルチについてアジトへ到着しリボーンと再会。したと思いきや、7人の守護者を探すために地上へ出てボンゴレ最強の守護者である雲雀と芽生を探していると、ミルフィオーレファミリーのブラックスペルに襲われているランボ、イーピン、ハル、京子と遭遇。そして嬉しくない太猿、野猿とのご対面。もちろん戦うことになり、こちらには10年後の山本がいると安心していれば、戦いの最中に10年前の山本達と入れ替わってしまった。戦えるのは自分と獄寺君のみ。山本が言っていたリングに炎を灯し何とか撃退。アジトの医務室で目を覚まし、オレが錯乱しているとリボーンや獄寺君に落ち着かされ、京子ちゃんたちも立ち直っていた。女子ってすごいな。と思ってると廊下のほうからキューというよく知っている鳴き声と芽生、大丈夫!?という声が聞こえた。慌てて飛び出してみると顔が真っ青な芽生がいた。
自分で歩こうとする芽生に山本と紗瑛ちゃんが一緒に医務室について行った。んだけどいつの間にあの二人は出来てたの!?
「あ、山本、紗瑛ちゃん!!」
噂をしていれば、医務室のほうから歩いてきた山本と紗瑛ちゃん。
「二人とも、ありがとう」
「いいってことよ、ツナ。」
「具合かなり悪そうだった…朝倉さん大丈夫かな…」
「さあな…多分寝たら多少マシにはなるな。紗瑛、京子、ハル。またあいつの様子見に行ってくれねぇか?」
「うん、もちろんだよ!」
「私たちも家事が終わり次第看病するね」
「そうです!朝倉さんもやっぱりこの世界に来ていっぱい辛いことがあったんですよ!!ハルたちは全力でサポートしますよ!」
「ま、そういうことだな。でリボーンさん、十代目。これからどうしますか?」
「とりあえず、この時代の戦い方を学ばねぇといけねぇな。」
「あ、ツナ君。私たちはもう行くね。ハルちゃん、京子ちゃん。私朝倉さんのところ行ってきて大丈夫?」
「うん、平気だよ!」
「任せてください!また交代の時に行きますね!」
「ごめんね、紗瑛ちゃん、京子ちゃん、ハル。よろしくね」
「ツナ、獄寺、山本。ちょっとついてこい」
こうしてツナたちはラル・ミルチのところへ。紗瑛たちは家事や芽生の看病に移った。
SIDE芽生
痛い痛い痛い痛い本当にいつまで耐え痛いられるのか痛い痛いな?知らねーよ痛い新記録となるのか楽し痛いみだわ芽生ちゃん痛いは先代を超すか痛いな?うわあんた本痛い当に名前覚え痛いてたのねだか痛いらてめぇ痛いが覚えてないだけ痛いだうるっさ痛いいわね大痛い体あん痛いたも覚えるの結痛い構時間かかった痛いでしょうが痛い痛い痛い
頭の中で痛いという声がずっとやまない。月の宝とやらの声もやまない。今も痛いという声の合唱のなかで会話は続いている。こいつら本当に人の頭の中で何してやがる。少し遠巻きでそれらを眺めていると、頭の中でまた新しい声がした。
”――やかましい奴らだろう。私の時はもっとやかましかった。―――”
”…誰だ、月の宝以外に話しているのは”
自分が心の中で思うと、目は閉じているはずなのに目の前に星と月がよく見える。月と星の明かりで周りが見え、周りが花畑の木の下にいた。自分と少し距離がある声の主であろうものが後ろ姿で見えた。髪はサラサラの自分の髪の色である紫紺の深みのあるロング。
”――だが話をすれば通じる。怖がる必要なんてない。お前には不運というべきか素質がある。きっと私以上にこいつらと――――”
女性が振り返る。顔は…見えない。
はっと目を覚ます。先ほどのあの景色と女性の声はない。今も頭の中で響いているのはいつもの月の宝たちの声。
「…夢…だったのか…?」
それにしては妙にリアルだった。
頭をくしゃくしゃと触ると自分の額にタオルがあることに気付く。
「あ、朝倉さん!」
「キュ――――!(芽生、よかった!」
「高橋とノコか…」
高橋の肩の上にのっているノコ。高橋の手には水の入った洗面器があった。
「…悪いな、高橋、ノコ。迷惑かけた。」
「ううん、私家事できないから…。治療するのは得意なの。よく由美が怪我してたから…。」
高橋の頭の中で浮かぶ、懐かしい光景。よく女子に呼び出されては喧嘩だのなんだのと由美がぼこぼこに叩きのめしていた。精神的にも。そんな怪我をした由美を手当てしていたのは自分だった。
「っと!ごめんね。具合悪いとかない?食欲はどう?」
「動ける、少し頭痛がするだけだ。食欲は今のところないな」
芽生は額にあるタオルを紗瑛に渡す。紗瑛はそれを受け取り、洗面器に入れた。
「そっか。顔色もかなりマシになったよ。一応リボーン君を連れてくるからそれまで、ここで待ってもらえる?」
「いや、自分で歩いていく。いつまでも寝てたら体が鈍る。ところで、オレはどのぐらい寝ていた?」
「うーん、3日間くらいかな?その間に色々あったの。こっちだよ」
洗面器を持ち、医務室から出てすぐ隣の医務室で紗瑛は止まった。
「ここよ、中にはきっとツナ君とリボーン君がいる。獄寺君が今治療中なの。」
「…なるほど。結構いろいろあったみたいだな。山本も怪我してんだろ?いいぞ、行って」
「…!あ、ありがとう!!」
紗瑛は山本がいるのだろう、医務室に目を向けて少し頬を赤く染めた。マジでこいつらいつの間にどんな関係になったんだよ。と少し呆けていると紗瑛は何か言いたげだった。…まあ、もういいかな。うん。
「看病してくれてありがとな、紗瑛」
と少し笑って言うと紗瑛はパァと顔を明るくした。おお、よかった。合ってたみたいだ。ノコも嬉しそうに鳴いて紗瑛からオレの肩に移った。
「ううん!!じゃあね、芽生!」
紗瑛も笑って山本の医務室に入っていった。おーおー、存分にイチャついてろ。バカップル。さて、オレもそろそろ入るか。とノックし、ドアに手をかけた。
「入るぞ」
中へ入るとぼろぼろの獄寺とリボーン、ツナがいた。
「芽生!大丈夫なの!?」
「平気だ、迷惑かけたな。」
「だいぶマシになったようだな、悪いが話はあとだ。」
「ああ、分かった」
ここでは言えない内容…つまり話ってのはアルコバレーノ関係か。
「獄寺と山本は誰にやられたんだ?」
原作通りだと多分γだったはずだ。
「ミルフィオーレファミリーのブラックスペルっていうγの野郎だ。っち、あいつかなりやるぜ…」
獄寺は手を固く握りしめ唇を噛みしめながら言う。…やはりか。γは強いな、以前遊びに行ったとき手合わせをしたが、相当なものだった。
「いいかな、話」
後ろから声がしたので、振り返ってみると10年後の恭弥だった。うお、男上げてるな。とか思っているとジャンニーニが入室。そしてビアンキ、フゥ太、そしてカイが帰ってきたという話だった。何か大変な時に寝ていて、ひと段落したときに目を覚ましたみたいだな。オレは。
「キュ――――(まあ、いいんじゃない?元気になってよかったよ」
そう話しているとビアンキ、フゥ太、カイが出てきた。ビアンキは泣きながらリボーンに抱きついた。カイは10年後の姿のままだ。うわ、こいつも男上げてやがる。カイはオレの姿を見つけると、目を見開いたかと思うとオレに近づいた。そして心から嬉しそうに笑い、芽生の頭を優しく撫でた。
「久しぶりだな…芽生」
「いや、オレにしては初めましてだよ。」
「…そうだな、ああ。」
「何半泣きになってやがるアホカイ」
「へへ、いや悪いな。ノコも久しぶりだな」
オレとノコの頭を優しく撫でて半泣きになっているカイ。…ああ、そうだった。ここではオレは。
「無理もないよツナ兄、芽生姉。リボーンもツナ兄も芽生姉も死んじゃったんだ。」
「もっもしかしてフゥ太ぁ!?」
「でかくなるもんだなぁ」
ツナと並んでフゥ太を見る。こいつも男上がって…。なんだこの顔面偏差値の高さ。フゥ太はツナより高いと喜んでいた。つまり
「ここではツナ、お前背高くなってんじゃねぇのか?」
「え、え!?そうなの!?」
「うん!ツナ兄背高くなって、顔もキリッとなったよ!!!」
「え、お、オレが!???」
「キュ―――――!!!(見てみたい!!!」
「いやいやいや!!!こ、ここでの世界だし!?」
「芽生」
「何だカイ」
「先もフゥ太が言ってたがこの世界でのお前は…もう」
「知ってる。この世界に来たときオレは棺桶に入っていた。」
「…そうか。とにかく詳しい話をまたする。リボーンとは話したか?」
「いや、まだだ。」
「分かった。リボーンとはまたオレも話しておく。」
そしてカイは小声で言い始めた。
「…ブラックスペル…γやユニ、太猿、野猿についてもだ。あと、この世界でお前がやろうとしていたこと…どうして死んだのかもまた話す。それはリボーンとは別件だ。」
「分かった、ありがとな」
と言い終わるとすごい音がした。カイとオレはそちらを振り向くと恭弥がツナを咬み殺していた。未だに健在か…。と呆れていると恭弥がこちらに来てオレの腕を掴んだ。
「カイ、ノコ。芽生をちょっと借りてくよ。」
「おー、いいぞ!オレ今話したいことは言ったからな!」
「キュ―――――――――!(どうぞーーー!!!」
「は!?ちょ、なんだよ!!」
恭弥に引っ張られていく芽生を見ながらノコとカイはクスッと笑った。まるで10年前、芽生を引きずって風紀委員の仕事をしろと応接室に連れて行く姿みたいだ。
「キュ―――――――――(ねぇ、カイ。ちょっと気になったんだけど」
「ん?」
「ちょ、なんだよ!恭弥!」
手を引っ張っている雲雀。先ほどの医務室から結構離れた廊下の角の隅で恭弥は止まった。カイみたいに話があんのか?と思っていると、予想とはかけ離れた行動が起こった。雲雀が振り返ったと思うと芽生の手をまた引っ張って空いている方の手を芽生の首の後ろに置いた。一瞬何が起きたか分からなかったが、芽生はそれを理解した瞬間頬を赤く染めた。雲雀の手は自分の項と背中にある。芽生は雲雀の腕の中に収まっているのだ。
「な…ちょ、恭弥?」
うおおおおおい!!ちょい待て!!!なぜどうしてこうなった!?と慌てている自分もいるが、とりあえず冷静に装って聞いてみた。おかしい、恭弥がいきなりこんなことするなんて。そんなにここでの自分はみんなに心配をかけてしまっていたのだろうか。
「…君、やっぱり変わらないね」
「は?」
どういう意味だかまったく分からない。
「と、とりあえず離せ。」
「…」
「無視すんな!おい!!!!」
「キュ―――――――――――――?(恭弥の薬指にあった指輪ってもしかして結婚指輪?」
少しノコはウキウキしながら聞いた。カイはクスッと笑いながら答えた。
「ああ、そうだ。ま、ノコ。お前の想像していることだな」
「キュ――――――!!!(やっぱりーーーー!!!」
二人は顔を見合わせニヤリと笑った。
「キュ―――――!(恭弥頑張ったんだ!」
ノコの嬉しそうな鳴き声は医務室に響いた。
恋愛描写難しい。
あと書いててこっちが恥ずかしかった。
何だよもう。
お前らもバカップルげっふんげっふん!!!
とりあえず、原作にはなかった恋愛系がこれから絡んでくる可能性が大いにあります!
もっとべたべたしたのは、ナノのほうに書きますが…。
私糖分大量摂取になりそうだな…うん。
ま。とりあえず恋愛絡み(山本と紗瑛のくっついた感じ)とかはナノに書きます。
とりあえずURLはっときます。
はい、宣伝です。はい、宣伝です。(大事なことなので二回言いました。
あと7月7日は主人公芽生のお誕生日でした!
おめでとう芽生!!!!